このモジュールのイメージは、前々回製作した「昭和の駅」と、前回製作した市内電車乗り場を中心としたモジュールの製作時に既に構想していたもので、前回製作したモジュールの市内電車の線路配置も今回製作のモジュールへの展開を考慮した配置となっていました。
市内電車のイメージは静岡鉄道秋葉線を強く意識しており、市内電車乗り場周辺のイメージは同線の新袋井付近の狭い商店街を走るシーンをベースにしていましたが、今回は同じく秋葉線の中間地点にある山梨の車庫をイメージしています。
山梨の車庫は二線の電車庫だけながら、検修からちょっとした改造までこなす小規模な電車工場的な機能も兼ね備えた車庫で、駅周辺は路面電車と言うより小規模地方私鉄に印象に近く、この路面と鉄道線の双方の印象を併せ持った雰囲気を出せればと思っています。
今回製作のモジュールでは、車庫の周りは駅前の商店街の裏側のゴミゴミした場所にあり、車庫裏には場末の飲食街が寄り添っているような雑然とした雰囲気を出せればと考えています。
ベースに仮置き、イメージをつかみます |
モジュールのサイズは一連の「昭和の駅」関連モジュール統一規格の600mm×300mmです。
間口に対して奥行がありますので、様々な応用が利きます(反面、板を埋めるのも大変とも言えますが)。
まずは市販ベニヤ板に線路や車庫のベースを置いて全体の構成を検討します。
置いてみると車庫もポイントもこのまま使うと大きすぎるようです。
どちらも何かしらの加工が必要だとわかります。
電車庫ベースをカットしました。 |
エムズコレクション木造電車庫は国鉄型にも対応できる設計となっていますので、市内電車の車庫にはちょっと長さ方向に大きすぎます。そこで、後ろ2スパンをバッサリとカットします。
しかしながら、これでも全体の構成はちょっと辛そうです。
次はポイントにメスを入れます。
骨状態にした4番ポイント 先ずここから製作開始。 |
そこでポイントをどうするかをまず決めます。
ポイントは市販品で一番きつい分岐サイズの篠原の4番右分岐、コード70です。
但し、そのままではこれまたスペースを食ってしまいますので、全体を若干カーブポイント状に加工して使おうと思っています。路面電車規格ですので、かなりきつめにカーブを切っても良さそうです。
そこで先ず手を付けたのが、ハンドスパイクも私のポリシーですので、外すとめちゃめちゃになってしまう部分以外の枕木は全て剥いでしまい骨状態にしてしまいました。
これからポイントをじわじわ曲げてゆくことから製作開始です。
2 件のコメント:
あの素晴らしいポイントなどはこうして市販品を活用するのですか!
まさに目から鱗でした。
ポイントを自作する勇気も技量もないので市販品をひっぺがして見た目の向上を図っています。
枕木も両面テープでぺちゃぺちゃ貼ったりと、何かにつけ安易な方向に走りたがるのも私のポリシー(?)です(笑)。
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