週末は関西へ その４～ＰＥミーティングにお邪魔しました

４回目で今回関西遠征の本命に到達です。

ＰＥミーティングとは、アメリカのインターアーバンの鉄道、Pacific Electric をメインとして、アメリカ型のインタアーバンをこよなく愛する人たちのための会合です。
ミーティングは所謂運転会ではなく、実物と模型についての歴史等についての研究成果を発表するプレゼンテーションがあるなど、実にコアなミーティングです。
いつもお付き合いしているCedarさん、Tadさん、ヌッキーナさんのお三方からお誘いを受けて、今回は思い切って大阪へ向かったのでありました。

でもその内容の濃さから、参加したら全く話についてゆけないのでは・・・と実は戦々恐々な気持ちで会場に入りました。

ＴＨＩＳ　ＩＳ　ＰＥ

ミーティング会場で拝見した往時のＰＥパンフレット。
いかにもアメリカンなデザインです。

路線図

こちらはＰＥの路線図。
ＰＥ初心者としては大変勉強になる路線図。
戦後の路線図なのですでに多くの路線で旅客営業を終えています。

関東バス！

これはＰＥの営業するバス。
塗り分けが関東バスのまんまです！

今の関東バス

というか、関東バスがそのままデザインを頂いたものです！

１９７９年当時の関東バス

↑最近はデフォルメされていますが、以前はもっとオリジナルに忠実なデザインでした。
学生時代から利用していた関東バス。
以前から好きなデザインでしたが、よもやこのデザインがＰＥのパクリとは思いませんでした。

ＨＯのレイアウト

さて、こちらが会場の様子です。
こちらはＨＯのレイアウト。

Ｏのレイアウト

こちらはＯスケールのレイアウト。
インタアーバン模型らしく、急曲線を持ったレイアウトで、スケールの大きさに比べてレイアウト全体はコンパクトです。
そして、そこを大型の電車が平気で走り回ります。
３分岐のハンドスパイクポイントもそれっぽいです。

架線集電のモジュールレイアウト

こちらは合運などでも拝見したことのある架線集電のモジュールレイアウト。

ローレリーフのビルは渋く、実感的な仕上がり。
照明も良い感じです。

Oスケールの迫力の電車たち。
どれをとっても魅力的です。
本物が大活躍した戦前のカリフォルニアに行ったら凄かったのでしょうね。

私の持参品

数少ない私のＰＥの電車はボックスモーター。
持参したら、早速に同車の実物図面のページを開けてくれました。
そのあたりの資料も充実しており、皆さん生き字引です。
折角なので、記念撮影です。

このボックスモーター、実は購入時には不動状態でそのまま持参してしまったのですが、ＰＥモデラーの匠の手で調整いただいたら息を吹き返して、会場のレイアウトをすっかり元気になって走り回ってくれました。

ミーティングの後は、こちらで懇親会。
会場はサウナと中華料理屋が同居するいかにも大阪な「大東洋」。

乾杯イエイ

早速に、乾杯イエイ～！
画面下にはヌッキーナさんのつぼみ製ＰＥ風機関車が。

ヌッキーナさんの新作

翌日はヌッキーナさんの新作、ALABAMA号です。
この電車はPEのオーナーの専用車両で、自宅の地下専用ホームからこの電車で通勤したり、何と１６０Kmで走ったという話がある凄い電車です。
昔のTMSで読んだことのある「社長専用車」の一つがまさにこれなわけですね。
この電車にまつわる逸話などについても様々な話が、資料と共に解説があり、ついうっとりしてしまいました。

こちらは翌日の昼食。
しっかりビールを頂いて良い気分に。
横にはモハモハコンペでもご一緒中のまぢにゃんさんもおりました・・・・。

大阪みやげ

メンバーの方から格安にてPEのモデルも譲っていただきました。
来年に向けての格好の大阪みやげとなりました。

来年は・・・

初参加の濃厚なミーティング。
その二日間の楽しいミーティングはあっという間に終了。

先にも書きましたように、このミーティングは単なる運転会ではなく、ＰＥについての歴史やルーツを辿るプレゼンテーションもあって、実に内容の濃い大人な集まりでした。
ＰＥ初心者の私にも色々なことを教えていただけて、楽しい二日間でした。

次回はちゃんと電車を赤く塗って参加しようと心に決めて会場を後にしたのでした。