リトルジャパン名鉄電車キットは大変マニアックなラインナップがあり、こちらの編成のキットもそれに該当すると言えましょう。
モ3505+ク2561 |
モ3505とク2561 |
モ3505とク2561 |
実物を見た時は随分厚化粧な塗装と思いましたが、模型にするとそれなりに引き立ちますね。
それでは、実物編です。
3500系は戦前生まれの3扉ロングシートの電車で、昭和17年製造ということもあって電装もされずに就役、戦後になって晴れて電動車になっています。
所帯は少なく、モが4両、クが3両しかいません。
電動車のモ3500は全て戦後に2扉のクロスシート化改造を受けていますが、制御車のク2500は何故かどの車両も改造を受けずに3扉のままでした。
3550系は戦争末期から戦後にかけて3500系の増備車として製造されています。
スタイル的には3500系とほぼ同一で、電動車10両に対し制御車が何故か11両製造されています。
モ3505 80.3.7 東枇杷島 |
モデルになった編成です。
連結相手は3扉ロングシートで不釣合いな編成です。
モ3556 79.7.15 金山橋 |
こちらは2扉改造をされませんでした。
ステップのある客用扉と相まって、どこか安っぽさを感じさせます。
モ3560 83.3.1 東枇杷島 |
貫通扉の形状が異なるので、表情も若干異なって見えます。
ク2501 92.1.15 南知多ビーチランド |
3扉のまま生涯を終えています。
こちらは電車レストランの厨房と化したク2501です。
ここの保存電車のことはこちら(⇒知多半島の保存電車)。
ク2551 79.7.15 金山橋 |
こちらは3550系の制御車、ク2550形のク2551。
ク2557 80.3.7 東枇杷島 |
2 件のコメント:
一段窓の名鉄車両たちは結構お気に入りなのですが、形式や経緯が複雑でどうしても覚えきれません。
ところで、この2扉クロスシート+3扉ロングシートの組み合わせ、スカーレットになる前はどんな塗装だったのかな?
元・いきもの部長さん
名鉄の3500、3550、3600、3650の各系列はデザインを含めてわかりにくいですね。そのうえ、形式ごとにMTの数が合わないので連結相手も面倒です。
この2扉+3扉編成はスカーレットの前はグリーンだったと思います。
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