ご存知の方も多いかもしれませんが、本日はその謎解き編です。
90.10.23 Frital-Hainsberg |
ヴァイセリッツタール鉄道はFreital-HainsbergからKurort-Kipsdorfの間を結ぶ軌間750mmの鉄道で今なお現役。
路線延長が26.3kmの路線ですが、2000年代に入って災害で大きなダメージを受けて現在は途中Dippoldiswaldeまで15.0kmの営業となっているそうです。
99-1789-9 90.10.23 Frital-Hainsberg |
ちょうどベルリンの壁が崩壊し、一年弱の速さで電撃的に東西ドイツが再統一されてから二週間ちょっとしか経っていない時です。
再統一されたとは言え、実態は共産圏の東ドイツそのものでした。
やはり西ドイツとはあらゆる面でここは違った世界でした。
今はどうなっているか知りませんが当時の列車本数は少なく、訪問した午後の時間帯もかなり間が空いていました。
こちらは夕方の下り列車がホームに入線するところです。
99-1789-9 90.10.23 Frital-Hainsberg |
99-1789-9 90.10.23 Frital-coßmannsdorf |
その姿を東西統一で近代化されてしまう前に一目見たかったためです。
ドレスデンでの滞在時間は夜にやって来てから24時間程度で、夜行で再び『西』に戻らねばなりません。
その中で2つのナローゲージの路線を訪れましたが、後回しにしたこの線の列車本数を考えると、どうしてもひと駅だけの乗車しかできませんでした。
一つ目の駅はキロ数こそ解かれど、後は何の情報もありません。
こちらの写真はそのひと駅の乗車後、前に走って乗った列車の発車シーンを撮ったところです。
99-1789-9 90.10.23 Frital-coßmannsdorf |
折しも近所の人が散歩中で良い添景になってくれました。
99-1789-9 90.10.23 Frital-coßmannsdorf |
99-1789-9 90.10.23 Frital-coßmannsdorf |
蒸気列車は去りゆく姿に味わいがありますね。
90.10.23 Frital-coßmannsdorf |
まだ、背後の山には煙が残っています。
90.10.23 Frital-coßmannsdorf |
下車した駅から、国鉄の駅までは徒歩で戻りました。
その途中で見かけたのがこの不思議な路面軌道です。
前回掲載した不思議な併用軌道は手前に引くとこんな感じでした。
どんな目的で作られた軌道なのかは良く解りませんでした。
2 件のコメント:
いい雰囲気ですね。
鉄道で海外ものはダメな私ですが、これには惹き込まれそうです。
欧州の軽便は機関車が立派でレールも太いですね。
PECOのナロー用フレキレールが日本の軽便ではバケモノみたいに見えてしまうのは
こんなところに原因するのでしょうね。
katsuさん
私もそんなに見ていないので、あまり大きなことは言えませんが、欧米の軽便は日本の軽便に比べると線路がしっかりしているところが多いようです。
特にドイツの軽便はレールが太く、機関車も大きいですね。
もうちょっと小さいほうが可愛いのですが(笑)。
PECOのレールも向こうのナローの感覚には合っているのかも知れません。
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