第８回軽便鉄道模型祭 報告

第８回軽便鉄道模型祭、無事終了してメンバーと反省会をして帰ってまいりました。

会場のＫＢＭＣブースにお越しいただいた皆様、お声を掛けていただいた皆様、ありがとうございました。
昨年よりかなり多い来場者が来られたとのことで、終日人々でごった返していましたことは何よりです。

Ｃｈｉｔｅｔｓｕ作品を展示しました。
以下全て１２．１０．８　目黒さつき会館

私はＫＢＭＣブースでメンバーのパイク競作に参加、展示をしました。
Ｂ４サイズの額縁をベースにした川を中心にした晩秋の味噌汁軽便がモチーフです。
右側のカーブがきつすぎて（調整不足とも言います）、道路に差し掛かる前に自動的に減速します！

ＫＢＭＣメンバーの車両展示

それと併せて、主に下電のナローの電車たちも出品してみました。
写真はメンバーの展示に混ざった私の電車たちです。
画像左側の棚のようなものはメンバーのもうひとつの新企画、「ケートラ」こと軽Trackの製作過程とその収納方法を展示したしまなみさんの作品です。

松村さんのトラムパイク

こちらは大変可愛いナロー電車の交換風景を作った松村さんのＡ３パイクです。
大変に小振りなスプリングポイントは自作です。
カツカツのクリアランスで交換してゆきます。

トラムパイクその２

下から見上げた風景は涙ものですね。
中央の林がトトロの森や前方後円墳を想起させます。

矢島さんの林鉄パイク

競作のパイク、こちらはＴＭＳの表紙を飾った矢島さんの森林鉄道パイク作品です。
注目を集めていました。ここだけＫＭＣ化していました。

もう一つの矢島さんパイク

矢島さんはもう一つ産業用軌道のパイクも出品しました。
加藤の機関車がスローで滑らかに走っていました。

鵜藤さんの鉱業所パイク

こちらは静岡から参加の鵜藤さんの作品です。
線路が鉱業所の建物の中を通過しています。

ケートラと下電モジュール

ＫＢＭＣブースでは新企画の「ケートラ」と恒例の下北南部電鉄のモジュールにも新作を含めて展示しました。

菅さんのダージリン

他のブースは皆さんがレポートをされているので、私的に気になった二作品のみご紹介します。

こちらは菅さんのダージリンの山登りをするすっごいレイアウトです。
毎回サプライズを巻き起こす菅さんですが、今回のも凄い！
二回のスイッチバックを含む線路は見方によって違うのでしょうが６段！
車体が線路から崖にはみ出しながら岩とのクリアランスはきっと１mm程度で実にスムーズにゆっくりと登ってゆきます。

機関車は杉山さんの６．５mm改軌、ギヤ比は１００：１に改造してあるそうです。
木工ボンドで接着して行く線路の作り方で、このスムーズさは驚愕ものです。
上の駅に着いた列車はトンネル内で一周して出てくるのかと思いきや、４段スパイラルで山の中を最下段まで降下すると聞いて見てまたもやビックリ！
恐るべし、菅さん！

手を添えてしまいそうなはみ出し方！

線路から完全にはみ出して走るダージリンの列車。
つい落っこちないかと手を出しそうになるシーンです。
菅さんによると列車が落っこちたことは無いそうです。

Ｏナローの複線機関庫

そして、もうひと作品、こちらも驚愕ものの機関庫です。
土工モジュールクラブ（ＤＭＣ）の方の手によるＯナローの作品です。
とにかく良く作りこまれており、建物入り口脇には長靴まであります。

痺れる内装

張り出した工作室には機械類満載で、ちゃんとプーリーで結ばれています。
これは相当の研究無くして出来ようはずもありません。
鹿島鉄道の石岡車庫を参考にされているそうです。
自分も電車庫内装を製作中なのでめちゃくちゃ刺激を受けました。

戦利品１：文化編

今回の戦利品報告１。
前日の講演会「軽便讃歌Ⅲ」会場で配布された冊子と、販売された図書類。
趣味の大先輩、高井さんと湯口さんのお話を聞けたのが大変有意義でありました。

戦利品２：物欲編

そして当日の戦利品報告２。
物欲にも歯止めがかからず、理性を失って散財をいたしました。
内容についてのコメントはするまでもないのかもです。

ということでＣｈｉｔｅｔｓｕ流軽便祭報告でした。
次回から展示したＢ４パイクの制作日記をアップしようと思っています。