2021年10月26日火曜日

東急ハンズ池袋店閉店。

東急ハンズの池袋店が今月末で閉店ということで、日曜日に家族で夕食を兼ねて葬式鉄ならぬ葬式お買い物に行ってみました。



東急ハンズ池袋店のオープンは1984年だったそうです。
私がちょうど社会人になった年ですね。
今回17M級電車の本で大変お世話になった稲葉克彦さんは開店準備から6年ここで働かれていたというお話を聞いてびっくりしたのがついこの間。その直後に閉店の噂を聞きました。
それまでは渋谷のお店には良く出かけていましたが、池袋で買い物ができるようになったのは当時嬉しかったです。
今のようにホームセンターや通販がそれほど充実していない時代でしたので、東急ハンズの存在は大きく、ここでしか手に入れられない商品や工具、部材、加工サービスなどが目白押しで、どのフロアに行っても楽しいお店でした。


閉店は今月末の31日だそうです。
閉店一週間前の日曜日、店内はそれなりに混雑していました。


店内にはオープン当時の写真などが掲示されていました。
住友生命ビルとして作り掛けていたビルに急遽出店が決まって、店舗仕様に変更して開店したという話は初めて聞きました。
以前の会社でもこちらの開店に深くかかわった同僚から苦労話を聞いたのをふと思い出しました。


店内は以前のような商品ぎっしりモードから一転、もうスカスカで一応やってます状態にまで商品は削減され魅力的な商品ラインナップは消滅、すでに自分の知っている東急ハンズでは無くなっていました。閉店前あるあるですが、その様子を見るのは寂しいものでした。


商品を撤去して余ったスペースにはガチャが置かれていたり、何故か鉄道部品販売コーナーも。どの商品も見るだけで、とても買える価格ではありませんでした。



メモリアルコーナーもありました。



そこに掲示されていた開店当時=1984年の池袋周辺マップが懐かしい~。
銀行名はことごとく変わり、キンカ堂ほか今は無きお店がいっぱい書かれています。
電車のイラストも面白く、山手線は103系・湘南新宿ラインなんてありません。
西武は101系、東武は8000系、丸ノ内線は500形、有楽町線は7000系、そして都電は7500形です。
それぞれ、当時活躍中の代表車種ですね。


フロアガイド見ても、当時の姿が目に浮かびます。
ここで海外旅行用かばん買ったなあ~とか、工具売り場で買った糸鋸は今なお我が家の主力だなあ~などいろいろ思い出します。



家族で約二時間ウロウロ見てお別れとしました。
何か記念に買おうかと思いましたが、既に買いたいと思うような商品は姿を消していました。


はす向かいのSEGAも閉店していました。
社会人時代に親しんだ池袋の風景は記憶の中に去っていくようでした。



建築から37年、閉店理由は建物老朽化が理由と書かれていましたが、それよりも消費動向の激変が閉店を促したのかなあと感じました。

6 件のコメント:

  1. ラストカットが気になります。前々職の会社がサンシャインにもオフィスがあった時代には、そちらに打ち合わせに行くとハンズをひやかしたり、こんな路地で飲んだくれてました。あんなにメジャーになる前の大戸屋も近くにありました。

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  2. Cedarさん
    最後のカットの場所も随分と綺麗になりましたね。自分もサンシャインに顧客がいた頃、良くこの辺りに来ましたけど、最近はとんとご無沙汰です。

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  3. 閉店、寂しいですね。池袋東口といえば、西武百貨店、サンシャイン60と共に東急ハンズでしたから。
    当時は目的が無くても、館内歩き回るだけで楽しかったですね。
    周辺マップは、割と鉄道好きの方が描いたんですかね。映画館の名前も懐かしいです。

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  4. 閉店ですか、寂しいです。
    開店から何年かはよく行っていました。
    たしか文房具を買うとサービス券がもらえました。
    だんだん足が遠のいていき、最後に訪れたのがいつだったか思い出せません。

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  5. 石マロさん
    閉店は残念ですね。店内ぶらつくだけでも楽しかったですね。
    イラスト描いた人はきっと鉄道好きだった気がします。

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  6. 三等急電さん
    皆さんやはり近年は行っていないようですね。
    やはりその積み重ねが今回の閉店につながっていったのでしょうね。

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