2017年11月16日木曜日

上海で見た新しいトラム

先週、上海に出張で行って来ました。

上海には30年ぐらい前に二回行っていますが、今回はそれ以来の訪問です。

17.11.1 上海


今回は純粋に仕事での訪中でしたので鉄分ゼロ。
朝のお散歩ぐらいが唯一の自由時間でした。
ただ、唯一車の車内から変なトラムを見つけましたのでそちらを報告したいと思います。


17.11.1 上海

こちらがそのトラムです。線路は中央に1本だけ。
車輌はタイヤで走っており、ナンバープレートまでついていて鉄道なのかバスの延長なのかわからない中性的存在の交通機関です。

17.11.1 上海

こちらは車内から見た軌道です。
軌道の中央の案内軌条は鉄製で斜めに傾いており、底部にフランジがあって2個の車輪で案内軌条をV字型に挟み込むようになっているそうです。

もう少し帰国後調べてみました。
ウイキペディアによると、このトラムは張江有軌電車(ちょうこう-ゆうき-でんしゃ)と言い、シーメンスの技術を導入し2010年から運行を始めたそうです。
方式は、ロール・インダストリー方式で、2006年フランスと中国の天津で初導入。年その後イタリアのパドヴァ、フランスのパリでも導入されています。
日本でも三井物産が中心となって車両を輸入し、堺市の新日本製鐵堺製鐵所構内で実験線を設け、売り込みを行ったものの不発に終わっています。
 ゴムタイヤを使用しているため、坂道に強いほか、通常の路面電車よりも急なカーブを走行できる他、レールの建設コストが安く済むため、坂の多い道などでの活用が期待されるが、路面電車とのシステムの共用ができないため長期的に見て車両の他社への譲渡等が難しいことや、タイヤの磨耗などのコスト面の問題も指摘されている。

とのことです。

聞くところによると、当初システム全体をシーメンスに発注する約束だったのを、5編成位輸入した時点でキャンセルして、あとの増備は自国でパチモンを作っちゃったらしいです。

恐るべし、チャイナ。

4 件のコメント:

  1. 中国の最近の車輌、いかにもパチなものが多くって、イマイチ魅力ないです。
    中華思想を発揮してオリジナルな車輌作れや!っておもいます。

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  2. ゆうえん・こうじ2017年11月16日 11:49

    中国はパッチモン車両ばかり作っていると言われますが、日本も100年前は8700形とか8850形とか輸入機のパッチモン機関車作っているのでおおきなことはいえないと思います。技術的に油断して、コスト重視ばかりしていると100年後の日本の新幹線車両はメイドインチャイナばかりということになりかねないと思います。日本型の模型車両もメイドインチャイナ増えましたね。

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  3. Cedarさん
    あの国にかかるとなんでもそうなっちゃうんですよね。でも日本では無くなってしまったパワーは凄いです。

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  4. ゆうえんさん
    確かに日本も模倣から成長した国ではありますよね。
    最近のパチモンは良くできています。
    チャイナの模型も結構手元に増えていますし。

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