2017年7月29日土曜日

蒲原鉄道の保存車の今 その2 残念なモハ11とモハ51

五泉市内の蒲原鉄道の保存車に続いてモハ11,51の保存車の様子です。


モハ11 17.7.16 村松城址公園

モハ11およびモハ51は元は同じ形式で、小型車であったことから部分廃止時に廃車となり、村松城址公園と阿賀野市の安田民俗資料館保存されました。
最初に訪れたのは村松城址公園のモハ11です。
しっかりとした屋根の下に保存されているにも関わらず状態はかなり悪いです。

モハ11 17.7.16 村松城址公園

前照灯は割られ、木部を中心に腐食が進んで可哀相な状態となっています。

モハ11 17.7.16 村松城址公園


パンタグラフ側はもっと状態が悪いです。
雨樋は朽ちて失われつつあります。

モハ11 93.7.17 村松城址公園


こちらは保存当初の姿です。
その時からすでに四半世紀が経とうとしています。
当時は屋根もない状態でありましたが、保存して間もないせいもあってきれいな状態でした。


モハ11 93.7.17 村松城址公園


箱型の車輌は蒸気機関車と違ってむるみる状態が悪化するので、往時の姿を維持するのはかなりの労力が求められるものです。


モハ51 17.7.17  安田民俗資料館

次は阿賀野市の安田民俗資料館に保存されたモハ51です。


モハ51 17.7.17  安田民俗資料館

こちらの資料館は休館になっいるとのことで、ほとんど放置状態です。
これでは先行きが心配です。


モハ51 98.11.24  安田民俗資料館

これは1998年のモハ51です。
奇しくもほぼ同一設計の庄内交通のモハ1形も善宝寺で朽ち果てそうな状態であることを考えると、微妙な気持ちになります。


2 件のコメント:

  1. モハメイドペーパー2017年7月29日 17:33

     半永久的な保存は室内でないと無理ですね。25年間、よく持ちこたえたというべきでしようか。

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  2. モハメイドペーパーさん
    おっしゃる通りですね。
    鉄と木でできたものですから、所詮限界があるのかもしれませんね。
    旭川の電車みたいな建物内が理想ですね。
    写真は撮りにくいですが・・・。

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