2014年10月25日土曜日

レーテッシュ鉄道・プレダのループ線(上)

秋も深まってきましたね。
そろそろ紅葉も本格化する時期です。
この週末は天気も良さそうで、紅葉狩りに行く人も多いのではないでしょうか?

 90.10.25 Preda-Muot

本日は25年前のスイスの紅葉風景をお届けします。

これまでも弊ブログで登場しているスイス最大の私鉄、レーテッシェ鉄道(Rhb)はその急峻な地形を輸送力確保の観点からアブトなどの力を借りずに粘着式で乗り越える鉄道です。
そのメインラインのアルブラ線(Albulalinie)は1904年に全線が開通した総延長は89Kmのメーターゲージ路線です。
路線の標高差は約1300mと登山鉄道並みながら40以上のトンネルと50の橋でクリアをしています。
そのような地形なので、カーブしながら川を渡る高さ65メートルの石造橋「ランドヴァッサー橋」に代表される見所は多いのですが、私にとっての最大の見所はベルギュン(Bergün)からプレダ(Preda)までの間のアルブラ峠を越えるための複数回ループ線でした。

既に大学の先輩がそこを訪れ、その写真を見せびらかされていましたのでここは自分でも確認をしたいと思っていました。

90.10.25 ランドヴァッサー橋


有名なランドヴァッサー橋を渡って一路ベルギュンを目指します。

 90.10.25 Bergün

目的地のベルギュンの駅に到着しました。
どこか駅というよりは学校か事務所のような感じの駅舎なのはちょっと残念。

90.10.25 Bergün

先ずは二日間の宿探し。
これは全くの当てずっぽうで、この村にホテルがちゃんとあるかどうかさえ確認しないでの全くの行き当たりばったりの行動。
不安もありましたが、結構なんとかなるという気持ちの方がずっと上回っていました。
根拠は全くないんですけどね。
駅から徒歩数分のところに一階がレストランのホテルを発見。
早速突入して部屋を確認するとあっさりOK。
流石、観光国スイス。
そしてシーズンオフなのも幸いしているかもしれません。
ベルギュンの街風景はこちらをどうぞ(⇒スイスの小さな村)。


624 90.10.25 Bergün

チェックイン後は早速目的地へ向かいます。
ベルギュンの駅からプレダの駅まで列車で移動します。
駅に着くと乗る列車とすれ違う貨物列車が停車中でした。

706 90.10.25 Bergün

乗車する列車を駅前広場から撮ります。
やって来た列車はなんと客車は一両だけの混合列車!
可愛いじゃないですか、この列車!

こんなことをしても撮った列車に乗れちゃうあたりがラッチのない外国らしいところです。

706 90.10.25 Preda

上記の混合列車に乗って、プレダに到着しました。

90.10.25 Preda
こちらはプレダの駅舎。

これからハイキングコースを辿ってプレダのループ線に向かいます(続く)。


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