2013年2月16日土曜日

電車区訪問 クモハ32をもとめて(3) 府中電車区

クモハ32は、同じ仲間の片運転台車クモハ31が早期に淘汰されてしまったのとは対照的に、仲間3両全車が旧型国電末期まで生き延びていました。
両運転台なのが幸いしたわけです。
地元大阪から離れたここ福塩線にもクモハ32がいました。

クモハ32000 77.12.20 府中電車区
こちらのクモハ32も営業用ではなく、事業用目的での使用のために配置されていました。
その為、クモハ32のみ福塩線オリジナルの青22号には塗られず、ぶどう色のままでした。
福塩線訪問は77年暮れのこの訪問が三回目でしたが、最初の二回はお出かけ中の様子で見ることができず、三度目の正直で見ることができました。
これでクモハ32全三両、制覇できました。

モハ70311 77.12.20 府中電車区
仮台車を履いて検修中のモハ70。
70系はこの年後半になって阪和線から大挙してやってきて、戦前型国電を淘汰しました。
これまでは2両から4両まで需要に応じてフレキシブルな運用を組んでいた福塩線でしたが、70系になってからは全て4連の列車に統一せざるを得なくなったのはやむを得ないのでしょうが、面白みは随分と減ってしまいました。

クハ76310 77.12.20 府中電車区
府中電車区はあっという間に阪和線で見た70系の天下となっていました。
やって来た70系電車は全金車中心に新し目のものが投入されました。

クハ76090 77.12.20 府中
半鋼製の70系もあり、以前同様混成編成で走っていました。
戦前型運用の時には使われなかった正面のサボですが、70系投入に合わせて阪和線時代同様のサボが付けられるようになりました。

クモハ51049 77.7.18 府中
この年は二回訪問しています。
こちらは青い戦前型国電が最後の活躍をしていた時の府中電車区です。
たった数ヶ月で総入れ替えになったことがわかります。

クモハ51055 77.7.18 府中
こちらは少し前まで宇野線で活躍していたクモハ51。
写真ではわかりにくいですが、ぶどう色のままで活躍していました。
恐らく検査の都合でのやり繰りであったのでしょう。


4 件のコメント:

  1. Chitetsu殿、こんばんは。
    ムチをさらけ出すコメントです。
    まず・・・
    クモハ32って3両しかなかったんですかっ!?
    ・・・・びっくりしました。
    片町線で何度も見てたのでもっといっぱいいるもんだと・・・

    つぎに・・・
    福塩線って最後は全金70形がっ!?
    1972年のピクトリアルで知識も脳波も停止しているわたしはブルーの半流で終わったのだとばかり思ってました・・・。
    70形も新幹線ブルーに塗ったれ(爆)!

    いろいろ勉強になるブログです・・・
    ありがとうございましたっ!

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  2. 犬殿
    こんにちは。
    恐らく犬殿が何度も見ていたのは同じスタイルで片運転台のクモハ31形ではないかと思います。こちらは結構な両数がいました。
    クモハ31形は出力も低く早めに淘汰されたので私は見ることができませんでした。
    福塩線の70系、青い電車から置き換えられたものの直ぐに119系に追われて活躍期間は短かったので、知らなくてもしょうがないぐらいのショートリリーフでした。
    てなことで、どちらも知らなくて当然かもな内容なのでご心配なく。
    でも真っ青な70系、考えただけでもおぞましいです・・・。

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  3. chitetsu殿ご教示ありがとうございました。
    たしかにぼくが見ていたのはガラベンのクモハ31のようです。
    ちなみに昨夜、ヤフオクで古いピノチオのクモハ31とクハ58改造79が出ていてがんばって入札してましたがぜんぜん手の届かないトコまで逝ってしまいました・・・

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  4. 片犬殿
    ガラベンのクモハ31は昔の省電のイメージを残していました。
    ピノチオのクモハ31は私も製品をあまり見たことがないので値段吊り上がったんでしょうね。

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