2022年1月5日水曜日

鬼怒川温泉と東武電車

鬼怒川温泉と言えば熱海や伊香保と並ぶ関東の有名温泉地ですね。

以前の社内旅行全盛の時代は大抵この3つから選ぶぐらい鬼怒川温泉はメジャーな観光地でした。

しかしながら団体旅行の衰退に加えてコロナ禍がダメ押しをして状況は随分変わってきてしまっています。熱海は最近息を吹き返しているようですが、鬼怒川温泉は今や廃墟スポットで有名になってしまうという不名誉なことで脚光を浴びたりしているようです。

そこで、その噂のスポットも今回は見てみることに。

21.12.24 鬼怒川温泉

今や日本の九龍城とさえ言われてしまっている景観がこれです。
美しい渓谷に沿って建ち並ぶ4軒の旅館は全て廃業して廃墟になってしまっています。


この景観を眺める吊り橋は風光明媚なのですが。



皮肉なことに廃業した旅館街は東武線の線路沿いで、電車の車窓からもその廃れた温泉街がじっくり見れたりしてしまいます。
この旅館群、どれも足利銀行破綻がきっかけであったようで、今回のコロナ禍とは関係がありませんが既に20年前にさえ団体客目当ての旅館は厳しい状況にあったということですね。
因みに対岸のあさやホテルなどは盛業中ですが、部屋からこの九龍城が見えるというシュールな状況。。。



そんな旅館街の脇を6050系が会津田島に向かって走っていきました。

鬼怒川温泉~東武ワールドスクウェア

さて、気分転換して午後の部再開です。
6050系がやって来ました。

鬼怒川温泉~東武ワールドスクウェア

続けて汽車。
平日に運転されているとは知りませんでした。
東武も機関車3両体制としたり、これには力が入っていますね。

鬼怒川温泉

休憩中のC11形。

今日は二つ目機関車でした。

下小代~板荷


最後は板荷で。

日が沈む時間との争いでしたが、タッチの差で間に合いました。

板荷


結局、この日見れた6050系は2編成だけでした。

11 件のコメント:

  1. 香港の九龍城は人が住んでいたから
    得も言われぬ魅力がある「魔境」だったのですが、
    鬼怒川温泉はただの廃墟ですね。

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  2. にぶろくさん
    九龍城の人間臭い空間とは別次元ですが、インパクトありますね。

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  3. 同じように団体旅行に特化していた熱海や水上と比べても、鬼怒川温泉街の廃墟化は目に付きますね。首都圏の観光地なので、松尾鉱山の廃墟よりもインパクトがあるかも。

    6050系は、会津・日光・鬼怒川方面に行く時は、いつもお世話になった電車ですが、特別料金不要のクロスシート車の廃車は、観光利用としてはサービスダウンの気分になりますね(笑)。

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  4. 緑の猫さん
    おっしゃる通りですね。
    廃墟は解体したくても持ち主と連絡がつかなかったり、権利関係が複雑なことや自治体が10億以上の費用を捻出できない等難問山積のようですね。
    6050系から日比谷線電車ではずいぶんとサービスダウンですね。
    東武としては特急に乗ってほしいということですね。

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  5. 以前に母親つれて山中温泉から金沢までバスに乗ったとき通過した片山津温泉を思い出しました。海辺に廃墟になったホテルが並ぶ景色は鬼気迫るものがありましたが、それよりも迫力ある景色だなあ。

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  6. いま羽鳥さんのモーニングショーで
    鬼怒川の廃墟ホテル問題をやっています。
    日光市によると建物全てを解体撤去するのに
    30億~50億円かかるそうで
    市の財政では無理とのコメント。
    この記事、タイムリーでしたね(笑)。

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  7. 既に相当前から「温泉街の景観や風情がぶち壊し」「せっかくいい宿に泊まれたのに、客室から丸見えで薄気味悪い」と深刻になっている鬼怒川温泉の廃墟化ホテル問題ですが、私がひと昔ほど前に湯西川温泉に泊まった時も、電車から廃業ホテルが連続しているのが見えた時は愕然としたものでした。廃墟化ホテルがいまだ取り壊せないのは、(これは何も鬼怒川に限ったことではないのですが)他の方もおっしゃる通り、既に倒産・破産していたり持ち主不明になった建物でも所有権がまだその持ち主に残っていて、持ち主の了解がないと取り壊せず、行政により強制的に壊すことは可能でも巨額の税金の投入が必要になって、地元住民の理解を得られるのが困難、ということで、役所の方も「今市」妙案がなく頭を抱えたままずるずるここまで来ている、という状況のようです。
    鬼怒川温泉がここまで寂れたのは、色々あるのでしょうが、やはり多くのホテル・旅館がそれまで取ってきた「団体客と宴会中心」の「昭和の男の娯楽」路線を引きずり、少人数のファミリー客・女性客への対応が遅れて新しい時代のニーズに適応できず、いわば「自業自得」ということなのでしょう。
    日光・鬼怒川線系統の快速を中心に活躍してきた6050系もいよいよ「お役御免」が近づいてきたということですが、2ドアクロスシートの「国鉄急行仕様」が都市部やラッシュ時に使いづらくなったこと、足回りが旧6000系からのもので陳腐化か激しくなったことなどでしょうが、関西方面ではだいぶ少なくなってきたとはいえ、この手の「特別料金を取らない」車両がまだまだ結構残っていることを思うと、ここでも関東の鉄道各社の経営姿勢が、関西と比べて見劣りがまた大きくなってきたように思えます。

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  8. 先ほどの投稿は私のものです。

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  9. Cedarさん
    片山津温泉も結構廃墟化しているようですね。
    このような場所がこれからますます増えていきそうですね。

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  10. にぶろくさん
    そうでしたか、タイムリーでした。
    たしか数日前廃墟旅館に侵入した4人組が逮捕されたとの報道があったので、それを受けてのことでしょう。
    訪問時も警察が監視していました。
    解体したくても解体できないというのも悩みの種ですね。

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  11. 伊豆之国さん
    団体客目当ての大規模旅館は柔軟性が無い設備として設計されているので、時代の変化に取り残されてしまっていますね。再び団体客需要旺盛な時代にはなら無さそうなので、将来は厳しいものがありそうです。

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