いよいよ終盤戦に突入です。
ベルニナ線ハイキング後は、サンモリッツ経由でレーテッシュ鉄道とマッターホルンゴルナグラード鉄道の接続駅のディセンティス駅まで一気に移動しました。
このルートは正に世界遺産登録路線をトレースする感じです。
15.7.23 Bergun |
途中では車内から以前訪問したことのあるベルギュンの村を眺めたり・・・
以前のベルギュン➡ベルギュンで見たミニクロコダイル
15.7.23 Filisur-Tiefencastel |
超有名なラントヴァッサー橋はしっかり観光客モードで撮影。
橋は100Rのカーブを描き、トンネルに突っ込みます。
高さは65mで、良くこんなものを作ったものだと感心します。
629 15.7.23 Reichenau-Tamins |
その後、ライヒェナウでオーバーランド線に乗り換え。
15.7.24 Disentis |
ディセンティスに到着しました。
ディセンティス駅は単なる中間駅に見えますが、ここで鉄道会社が変わります。
この駅は卒業旅行の時にも来たことのある駅で、32年ぶりの訪問です。
その時は雪崩で途中でバス乗換をして、良くわからないままにやって来た駅ということで、印象に残った駅でした。
ここからはフルカオーバーアルプ鉄道に乗り換えたのですが、今は合併で会社名も変わってマッターホルン・ゴルナグラード鉄道となっています。
34 84.3.1 Disentis |
こちらがその時のディセンティス駅です。
駅の風景も車両もすっかり様変わりしていて、これを撮ったのがどこが元の場所かよくわかりませんが、恐らく右手の赤い機関車のいるあたりで撮ったものでしょう。
その時の様子はこちらをどうぞ➡30年ぶりの再会~FOの機関車
15.7.23 Disentis |
今回は、思い出のあるこちらの街で二泊することにしました。
宿泊したのはこちらの右奥の黄色いホテル。
手前のオシャレなパスタ屋さんもホテルの経営のようでした。
スイスらしい快適で清潔なホテルでした。
15.7.24 Disentis |
翌朝はマッターホルン・ゴルナグラード鉄道の区間をまわりました。
この列車でアンデルマットを目指します。
行先表示はスイスでも液晶式に変更されているのが大半で、このように昔ながらのパタパタ式の行先サボは貴重品になって来ています。
駅にある案内地図 |
途中、立派な石橋があるブグネイ駅で下車(地図の赤丸のところ)。
以前車窓から撮った橋を今回はしっかり撮ろうというわけです。
橋の説明看板 |
橋の袂にはこんな石橋の由来の解説と図面表示の案内看板がちゃんとあります。
15.7.24 BugneiーSedrun |
これで、一応目的は果たせました。
その後、沿線のハイキングコースを3駅先まで歩きながら列車を撮りました。
地図は持参しませんでしたが、携帯で撮った駅の地図と案内標識、更にグーグルマップもあるので事前に地図を購入せずとも十分歩けます。
便利な時代になったものです。
15.7.24 Sedrun-Rueras |
途中の牧草地で列車を待ちます。
牛さんの落し物が大変多いのが要注意ですが、見た目は綺麗です。
15.7.24 Sedrun-Rueras |
反対側からもやって来ました。
15.7.24 Dieni-Rueras |
こちらは三駅先の手前にあった石橋。
こちらまで歩いたらヘトヘトになってしまいました。
15.7.24 Nätschen |
次はネッチェン駅で下車します。
こちらも卒業旅行で下車した駅です。
15.7.24 Nätschen |
当時と機関車も客車も様変わりしましたが、その当時乗ったタイプの車両が最後尾に特別車輛としてくっついていました。
15.7.24 NätschenーAndermatt |
先ほど降りた列車が眼下をのんびりと下ってゆきました。
33 84.3.1 NätschenーAndermatt |
こちらは卒業旅行時の同じ場所です。
時は3月の1日。
まだ、沿線は全くの冬景色でした。
道路も雪に埋もれ一面スキー場と化していました。
ヒトリカンパイ |
列車を見送った後は駅隣接のレストランで休憩します。
一人で乾杯イエイ!
15.7.24 Nätschen |
休憩後は駅付近で列車を撮ります。
やって来たのはご存知、氷河急行。
15.7.24 NätschenーAndermatt |
反対側からやって来たのはディセンティスゆきの普通列車。
15.7.24 Nätschen |
先ほどの氷河急行が発車しました。
それぞれの列車間合いがあるので、駅のあたりをウロチョロするだけで色々撮れちゃいます。
15.7.24 Nätschen |
ちょうど上の写真のあたりからラック区間が始まります。
当線のラック区間は最急勾配110パーミルあり、方式はラックレール2条のアプト式になっています。
ちゃんと導入部分を見たことが無かったので、じっくり拝見します。
15.7.24 Nätschen |
こちらがアプトの導入部分です。
結構複雑な構造になっています。
いきなり2条のラックが噛むのではなく、まず片側が噛んでから2条目が噛むようになっていますね。
15.7.25 NätschenーAndermatt |
初日はネッチェンでホテルへ折り返して、アンデルマットへは翌日向かいました。
こちらはネッチェンからアンデルマットへ下ってゆくところです。
15.7.25 Andermatt |
アンデルマット駅に到着しました。
ここからはゲシェネンへ下って、ゴッタルドトンネルを出てきた列車で今回の旅の最終目的地・チューリヒへと向かいます。
30年前のディセンティス駅で撮られた機関車がED41っぽくていいですね。
返信削除風景もどこか飯田線に似ていますね。
いきなり、水色の部分低床車に目が行ってしましましたが、何でしょう?
返信削除アンデルマットは、駅の東側で上って行くのと下って行く線路がどちらも90度向きを変えていくのがとてもたまらないですね。、
夏のスイスってとても美しいですね、
返信削除って座椅子に座りながら羨ましがっています。
しかし永河急行も車輌が代替わりしているんですね。
私が乗った1996年でも流石にオープンデッキ車は走っていませんでしたが、2等車は今よりレトロでした。
宵闇さん
返信削除FOのデッキ付き電気機関車、中々格好良かったです。
牽引している客車もオープンデッキ主体でその当時でもタイムスリップ感がありました。
Pleidaisさん
返信削除私も色もスタイルも違う低床客車にビックリしました。
バリアフリーについてはかなり徹底しているようですね。
でも、色ぐらいは・・。
品じぃさん
返信削除本当に夏のスイスは美しいです。
右見ても左見ても絵品のようです!
でも、車両は随分代変わりして詰まらなくなっちゃいました。
拝見しているとスイスの空気を吸っている気分になります。私はネッチェンの先で雪崩のため、ネッチェンで開通を待ったことがありますが、季節以外になにか違うなとおもったら、当然ながら駅のロゴマークがFOからMGBに変わっているのですね(FOロゴの方が好みです)。そういえばBEMOの模型ですが、動力車なら両絶車輪をじわっと左右に押し広げるだけで、大半のものは簡単に12mmに改軌できます。
返信削除親狸さん
返信削除ネッチェンで雪崩で足止めとは大変ですね。
スキー場の中で立ち往生と同じようなものですね。
私もロゴマークや、塗装など今のMGBよりFO時代が好きです。