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2015年7月15日水曜日

リューゲン島の『ローランド』

ドイツナロー汽車紀行第二弾は、北ドイツ最大かつ最北の島・リューゲン島に残る通称『ローランド』に向かいました。
リューゲン島はドイツ最北端の位置にあり、ベルリンからで複数回乗り換えで四時間強かかり、アプローチとしてはあまり良くありません。
しかしながら、折角同じ北ドイツのモーリー鉄道に行っておきながらこちらをパスするのはどうにも勿体ないので、一泊で向かいました。
こちらには、ここでしか見られないものがあるのも不便なローランドに行くのを決めた理由です。

15.7.11 Putbus

こちらが、車庫のあるプオブス駅です。
ここからリゾート地ゲーネンまで約26Kmのナローの路線が残っています。
以前は島内に100km余りの路線網があったそうですが1960年代に大半は廃止になっています。

15.7.11 Putbus

こちらが、その名残と思われる国鉄線を乗り越える橋の遺構です。

15.7.10 Putbus

Putbusの駅舎です。

15.7.11 Putbus

早朝の機関車庫の風景です。
東ドイツ時代の風景がそのまま残されていて、これまた感動。

15.7.11 Putbus

古いレンガの車庫に大きな樹木・・・・。
模型にしたくなるような光景が展開しています。

15.7.10 Gohren

訪問の初日に終点まで行ってみました。
所要時間1時間20分の旅でした。

15.7.10 Gohren

沿線はリゾート地とあって、バカンスシーズンに入った観光客で列車は満員。
この汽車も観光の一部として乗車しに各地からやって来るようです。

99 1784-0 15.7.10 
GohrenーPhilippshogen

折角なので、沿線を歩いて汽車を撮ります。
海が目と鼻の先なのに、全く海は見えずにこのような林の中を走り視界は広がらないのが残念です。

99 1782-4 15.7.10 
GohrenーPhilippshogen

平凡な写真ですが、まあ良いでしょう。

99 4011-5 
15.7.11 PutbusーBeuchow

こちらは翌日の走行写真です。
プオブスを出た列車はすぐに一面の麦畑の中を走ります。
できれば折角の雄大な風景をバックに撮りたかったのですが、あたりに高台は無く線路が一段低いので残念ながら線路端から撮らざるを得ず、残念。

15.7.11 Putbus

アクセスの悪いローランド。
こちらを訪問場所に入れた一番の理由がこちら。
現役の蒸気が走るデュアルゲージの線路があることでした。
それも、これは開業当初からのものではなく、かなり後になってから港までの観光アクセスのためにナローの線路が追加されているというのも特徴です。

99 1782-4 
15.7.11 Putbus

標準軌の本線に進入しようとするナローの列車。
決定的瞬間とちょっと身震いしました。
背景にはお誂え向きの古い気動車も(こちらは次回ご紹介します)。

99-1782-4
15.7.11 Putbus

デュアルゲージ区間に進入した蒸気列車。
左側に偏奇して走っているのが良くわかります。
こんな姿、写真以外では当然ながら初めて見ました。
これが見れたことだけでもアクセスに難のあるローランドまで来た甲斐があったというものです。


4 件のコメント:

宵闇 さんのコメント...

ローランドというと、第一次大戦のワールフィッシュ(クジラ)という名前の爆撃機を作っていた飛行機メーカーを思い出してしまいます。

それにしてもデュアルゲージの3線軌条面白いですね。
是非とも地鉄電車で再現して欲しいです。

Cedar さんのコメント...

デュアルゲージのポイントに萌えます。可動部が無いんですね。

chitetsu さんのコメント...

宵闇さん
ローランドというと、私は楽器を思い出しました〜。
デュアルゲージ、萌えますねー。
模型でやってみたいです!

chitetsu さんのコメント...

Cedarさん
そうなんです。
可動部がないポイントに私も目が釘付けになりました。
今日はプラハのトラムのダイヤモンドクロスに目が釘付けに・・・