2015年7月24日金曜日

プラハのトラム

肩透かしを食ったリベレツのトラムに続いては首都プラハのトラムです。
ここプラハは共産圏で猛威を振るうトラムを生産してきたタトラ社の本拠地で、トラムの路線網も充実しており、総延長は140㎞もあるらしいです。
ここプラハのトラムで見たいものは、数を減らしているものの今尚現役な共産圏の申し子・タトラT3の活躍とガントレットを実見することです。
見どころは旧市街エリアに集中していますので、24時間券というのを買って観光とトラム見学を同時にする事にしました。


15.7.14 Karlovy lazne

最初に向かったのは有名なカレル橋です。
このカレル橋の袂にもトラムが走っていて、その風景がこちらです。
古い都市故、建物や街路が先に出来ていたのに無理矢理トラムを走らせたような場所が結構存在しており、日本では考えられないような所をトラムが走っています。

15.7.14 Karlovy lazne


こちらも建物の下をくり抜いて走っているのが印象的です。
見るとクリアランスもギリギリ、パンタグラフもこれでもかとばかりに畳んで通過します。

15.7.15 Malostらnske nam

翌朝、早起きをして散歩をしました。

15.7.15 カレル橋

有名なカレル橋です。
昼間はお店が出て芋洗い状態のこの橋も早朝はこんな感じです。


15.7.15 Malostrnske nam

旧市街は既存の道路に合わせて軌道が敷設されているので、急カーブが連続します。
その分、見る側にとっては面白いと言えます。


15.7.15 Malostrnske nam

金太郎塗装の電車も居ます。
一見同じ車体に見えるこの電車、側面を見ると低床改造がなされており、車内も更新されておりまだまだこのタイプの電車も使っていこうということなのでしょう。


15.7.15 Malostrnske nam

クラッシックな車とタトラ。


15.7.15 
Malostrnske namーMalosnska

ガントレット部分の様子です。
既存の建物との取り合いは相当ぎりぎりになっています。


15.7.15 
Malostrnske namーMalosnska

ガントレットのアップです。
離れてみると線路が一本になっているように見えますが、近づいてみると二本の線路がぴったりと寄り添っていて交わってはいないのがわかります。


15.7.15 
Malostrnske namーMalosnska

ガントレットを通過するタトラ。
この風景を見たかったので、嬉しいショットとなりました。



15.7.15 
Malostrnske namーMalosnska

クリアランスは超ギリギリです。

15.7.15

観光の交通手段としても活用しました。
市内交通共通の24時間券というのがあったので、それを利用しましたので乗り放題です。
タトラの車内はこんな感じです。
因みにこのタトラ、車両は古いですが加速は大変良くあっという間に車を抜けるほどの加速力があります。
また気風もあるのでしょうが、全体に飛ばせるところはどんどん飛ばすし、ちょっと危ないんじゃないかと思うようなシーンもお構いなしにガンガン走ります。
この走り方は安全・安全の日本では味わえないものがあります。

15.7.15 Andel

食事後の市内観光でのスナップです。
線路が三方向に分岐、日本では見られない光景です。

15.7.15 narodni divadlo

こちらも線路に目が行っちゃいます。

15.7.15 Namesti Miru

教会を背景にしてのタトラも絵になります。
プラハのトラムは基本2両編成のようですが、系統と時間帯によっては単車でも運行されていました。

15.7.16 Jindnsska

旧市街には絵になる場所がいっぱいあって、ついつい電車を撮りたくなります。

15.7.15 Chotkovy sady

プラハ城の上の丘にも電車はジグザグしながらよじ登って行きます。

15.7.15 Chotkovy sady


坂の上から撮った最新鋭車。
外で聞くとビビり音がうるさいのですが、車内は静かで快適でした。
この電車がこれから席捲してゆくのでしょうね。

15.7.15 Kralovsky letoharadek

そこではこんな美しい専用軌道区間もありました。

15.7.15 Vaclavske namesti

夕食後もしつこく撮ります。
こちらはホテル前でのシーン。


15.7.15 Vaclavske namesti

プラハのトラムは系統は限定されるもののほぼ24時間運転をされているようです。


15.7.15 Vaclavske namesti

プラハのトラム、3日間見てもまだほんのちょっとしか見れませんでした。
電車が来ると写真を撮るのできりがありません。
というわけで、プラハのトラムはこのぐらいでおしまいとします。

4 件のコメント:

  1. 市民が写し込まれた1枚には目が釘づけになりました。
    どの写真も路面電車は生活感があって楽しいですね。

    返信削除
  2. katsuさん
    トラムは何気ない風景が良いですね。
    石畳の街とトラムは似合う気がします。

    返信削除
  3. タトラカーがまだまだ頑張っているのが嬉しいですね。低床改造車は強度不足にならないのかなぁ?プラハは古い町並み目当てに映画のロケ隊が行くくらい〜Cedarも同じでした〜ですから、街と電車との組み合わせが絵になりますね。

    返信削除
  4. Cedarさん
    ロケで行かれたりしたんですね。
    絵になる所、多いですね。
    タトラ、元気に走り回っていました。
    低床改造、確かに強度不安かもしれませんね。

    返信削除

コメントはフリーでお受けしています。しかし、個人的なブログですので、リプライ及び不適切と判断したコメントの削除は管理人判断で行ないます。