ツィタウから乗車したチェコの列車は既に車内の雰囲気からしてちょっと違っていました。
当然沿線風景も変わって来ます。
地続きなのに不思議なものです。
チェコは基本プラハとチェスキークルムロフという世界遺産の街を見るのが一番の目的ですが、トラムを二箇所で見るのもこれまた目的の一つでもあります。
15.7.14 Liberec駅前 |
最初に見るトラムは、ツィタウからほど近いリベレツと言う都市のトラムです。
ここは、以前の編集長敬白で美濃町線のような併用軌道があると紹介されているのを見て、我が目でそれを見たいと思ってちょっとだけ立ち寄ることにしたものです。
降り立ったリベレツの駅前には早速トラムがお出迎えしていましたが、どれに乗るのか、どのぐらい時間とお金がかかるのか、チェコ語しか無いからてんで分かりません。
なんとか、路線図とにらめっこで系統が判明したところで、その行先のトラムにいきなり乗って見ました。
美濃町線ふうの風景がある路線は市内のトラムよりゲージが狭く、市内ではデュアルゲージになっていました。
程なく市内線から分岐して郊外風の風景を走ります。
そしてそのうちに単線になってきてあと3駅で目的地、というところで嫌な予感・・。
お客さんが全員降りました。
行先とは違う電停だったので?と思っていたら、運転手がやって来て隣のバスに乗れ、とのこと。
嗚呼、理由は定かではありませんがバス代行になってしまっていました!
折角ここまで来たのにぃ!
でも、仕方ありません。
意地で動いている区間の電車を撮ることにしました。
15.7.14 Vratislavice NN |
降ろされた電停から手前ふた駅は単線になっており、道路の脇を走っています。
これはこれで良いじゃん、と自分の気持ちを慰めます。
15.7.14 Vratislavice NN |
このトラムは15分ヘッドでやって来ます。
15.7.14 Vratislavice NN-Lekarna |
こちらの塗装が標準色のようです。
15.7.14 Pivovar |
こちらの場所も同記事では併用軌道風であったそうですが、近年改修・複線化されてたようで、徐々に近代化は進んでいるようです。
何本か撮って時間切れになりました。
という訳で、言葉の壁を乗り越えて気合を入れて訪問した美濃町線ふう風景の出会いは、このようにちょっと消化不良のまま終了となりました。
次はプラハに向かいます。
2枚目の写真、京阪京津線の九条山あたりを思い出します。
返信削除モハメイドペーパーさん
返信削除アップダウンがあるので、京津線風でもありますね。
続行で貨物列車も来ました。
1997年にチェスキーブジョビチェとかグミュンドとかに行った時は閑散時間帯はレールバスでしたが、今はどうなのでしょうか?
返信削除レールバスで国境を越えたのはこの時だけです。
当時は日本人が大変珍しいらしく、ブジョビチェの町を歩いていたらバスの乗客が一斉に私を見てきたぐらいで、
チェコ語以外はドイツ語、ロシア語しか通じませんでしたが、今のクルムロフはそんなこと無いのでしょうね。
こりゃ楽しそうな路線ですね、丸っこいタトラカーもいい味出してます。チェコは仕事で一度行きましたが鉄する時間が無かった!
返信削除よく見たら台車間だけ低床に改造されてるんですね。なんだかいじらしい。
返信削除品じぃさん
返信削除結構前に行かれているのですね。
チェスキークルムロフへの列車はカバさんみたいな気動車が客車を牽引してダラダラ走っていました。
レールバスはどうもトレーラーか廃車体しか見れませんでした。
チェスキークルムロフは世界遺産で人出も多くなったものの大半はバスのようです。
街で見たアジアンはほぼあの国の人々でした嗚呼。
Cedarさん
返信削除この都市のトラムは市内線が標準軌、インタアーバン的郊外線区間が狭軌で、市内線区間がデュアルゲージになっていて、楽しそうでした。
二時間じゃ片鱗しか見れませんでした。
Cedarさん
返信削除そうなんです。
このタトラ、一部低床に改造されていました。
同じタイプをプラハでも見ました。