ところが、現地に行くとピッカピカの古いレールバスが車庫に眠って居るではありませんか!
ドイツの赤いレールバス・・・
少年時代にメルクリンのカタログで見たことでレールバスというものの存在を初めて知りました。
南部縦貫のレールバスを知るのはずっと後とのことです。
大学の卒業旅行の時にドイツでメルクリンのレールバスの現車を見ることはできましたが、どれも廃車体か保線用の改造車のようで、現役を見ることは叶いませんでした。
そんなレールバス、今回見ることなんて頭には一切ありませんでしたので、出会いは驚きでした。
その姿を見れるだけでも嬉しかったのですが、なんと翌朝エンジンが起動しているのを発見!
15.7.11 Putbus |
早朝散歩でいきなり動く姿を見て唖然としました。
理由はわかりませんが、早朝に車庫からホームへと移動するのを目撃してしまいました。
早起きは三文の得、と言う感じです。
ところで、これは何かのイベント用?
言葉が不自由なのでうまく聞けません。
15.7.11 Putbus |
点検中のレールバス。
車体表記は旧東ドイツ国鉄の『DR』になっています。
渋い駅舎にレールバス、似合います。
15.7.10 Putbus |
因みに普段走っているのはこちら。
メーカーが地方線区用にレディーメイドされた気動車です。
こちらの写真の線路にもご注目。
標準軌と狭軌とのクロッシングがあります。
172 001-0 15.7.11 Putbus |
良くわからないまま、一旦ホテルに戻りました。
改めてチェックアウト後に分かったのが、本日はツマラン気動車の代わりに定期運用に充当されているというビックリな事実でした!
こうなれば汽車だけでなく(汽車よりも?)、こちらが撮りたい・・・。
味わいのある駅舎をバックに港を目指すレールバス。
全線で3駅、20分程度の短い運用区間なので、御老体でもなんとかなるのでしょう。
172 001-0 15.7.11 Putbus |
プオブス駅に進入するレールバス。
この戻りの便でリューゲン島を後にします。
おおらかです |
このレールバス、次の目的地への移動に乗車が出来ました。
南部縦貫のレールバスの記憶からすると乗り心地は相当酷いものと思っていましたが、あにはからんや。
二軸単車のくせに乗り心地は想像以上でした。
そしてスピードもトレーラー牽引とは思えないそれなりのスピード感。
これまた改めてびっくりでした。
扉は半自動なのか、手動なのか、一か所閉め忘れた扉を開けっ放しで走りました。
おおらかなものです。
172 601-7 15.7.11 Bergen auf Rugen |
接続駅、Bergen駅にて停車中のレールバス。
所属表記を良く見たらニュルンベルグ鉄道博物館の所属と書かれています。
日本で言うなら、東武博物館所有の東武8000系みたいなものでしょうが、こちらの国の方がそのあたりの考え方は格段進んでいるのは羨ましい限りです。
時間になるとエンジンが掛かり、軽快に走り去りました。
保存車と言えども、もう二度と会うことはできないだろうな・・・・
と思いながら、見えなくなるまでその姿を見送りました。
2 件のコメント:
ドイツのレールバス、かなり高出力のエンジンを積んでいるとか。2軸車でも南部縦貫とは月とスッポンくらいの違いがあるようですね。
モハメイドペーパーさん
そのようですね。
今でこそ日本の気動車も走りは良くなりましたが、彼我の差は大きかったのですね。
余談ですが、プラハのタトラカーがめちゃくちゃ速くてビックリしました。
とても日本じゃ味わえないスピード感です。
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