先日の江若鉄道の車両の変遷の記事のためにネガを見ていて、その時の竜ヶ崎駅付近の画像も合わせてスキャンしたので、ご覧ください。
キハ41302 81.5.4 竜ヶ崎 |
キハ41302号は元国鉄のキハ04形です。
この仲間は3両ありましたが、江若鉄道からの気動車転入に合わせて2両が鉾田線へ移籍しましたが、41302号だけはそのまま残されて何と!ワンマン化、更には液体式変速機搭載へ改造され、1982年まで活躍しました。
訪問時は既に予備車に近かったのでしょうが、車庫から出てきてちょうど仕業点検中でした。
キハ41302 81.5.4 竜ヶ崎 |
竜ヶ崎線はホームがすべて同じ側にあるので、反対側のドアは基本的に開きません。
写真は通常はドアが開かない側です。
それゆえ、サボも掲出されていません。
キハ41302 81.5.4 竜ヶ崎 |
通常ドアが開く側の側面です。
キハ41302 81.5.4 竜ヶ崎 |
側面のサボは何故か『ワンマン』ゆき。
本来のサボにあたる部分は左側の車体部分に直に書かれています。
キハ41302 81.5.4 竜ヶ崎 |
キハ41302 81.5.4 竜ヶ崎 |
車内の様子です。
キハ41302 81.5.4 竜ヶ崎 |
キハ41302号の運転台です。
液体式に改造されていますが、プリミティブな運転台であることには変わりがありません。
キハ41302 81.5.4 竜ヶ崎 |
キハ41302号の正面からの姿。
とても1980年代の光景とは思えませんでした。
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関東鉄道竜ヶ崎線の前身、龍ヶ崎鉄道の時代から使用されていた機関車の4号機です。
竜ヶ崎駅の車庫内でこのような形で長らく保存されていましたが、現在では竜ヶ崎の市街地から北方にある龍ヶ崎市歴史民俗資料館の駐車場に保存されています。
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こちらは車庫内部の様子です。
81.5.4 竜ヶ崎 |
車庫はトタン張りの簡素なものでした。
屋根が蒲鉾型なのも車庫建築としては珍しいですね。
車庫手前には貨車改造の倉庫がありました。
キハ531 81.5.4 竜ヶ崎 |
こちらは両運のキハ531です。
キハ531は江若鉄道時代はC25M形キニ5123。
更に遡ると1931年製造のC6形キニ6です。
譲り受け後は江若時代のままの姿でありましたが、その後大栄車輌で車体を更新されています。
キハ531 81.5.4 竜ヶ崎ー入地 |
竜ヶ崎駅郊外をゆくキハ531。
龍ケ崎のダルマさん貨車は、保育社「日本の私鉄」シリーズによると元・関西鉄道の貨車なのだそうです。今でもいるのでしょうか?
返信削除匿名さん
返信削除あの貨車はそんな由緒正しきものだったんですね。
知りませんでした。
最近の竜ヶ崎は知りませんので、どうなっているのでしょうか?
RMライブラリーに龍ケ崎のダルマさん貨車の写真が掲載されています。
返信削除2013年5月時点では残っています。
キハ41302はワンマンの表示位置が両サイドで異なっていますね。
竜ヶ崎側は運転席を右側に移設されているのでしょうか。
それにしても、70年代に入ってからの液体式変速機搭載、それも総括制御不可というのは珍しいですね。
なお、液体式変速機搭載かつ総括制御不可という車両で最後の現役だったのは紀州鉄道キハ600形でした。
キハ531は、江若鉄道時代に台車交換(ブリル型→菱枠型)、エンジン交換(ガソリン→ディーゼル)ならびに貫通化、関東鉄道で車体載せ替えをしているので製造時のものは残っていないと思われます。
ちなみに、登場した3両は全て川造・川車製です。
元・いきもの部長さん
返信削除おっしゃるようにワンマンの表示が両側で違いますね。
ワイパーの位置もそれと合っていますので、運転台の位置もいじっていそうですね。
液体式に改造したのは、きっと乗務員の負担軽減が目的なのでしょうね。