2014年11月26日水曜日

野上電鉄 連絡口という駅

野上電鉄には世にも不思議な駅がありました。
駅名は『連絡口駅』。
駅名があるのに駅扱いされていないという駅です。


以下ウィキペディアからの記載を引用します。

日方駅の次には連絡口駅があり、JR海南駅との連絡口が設置されていた。正式には日方駅構内の別ホーム扱いで運賃計算上は日方駅と同一であった。このような経緯上、日方 - 連絡口間のみの利用はできなかった。また、連絡口での降車は紀勢本線への乗り換え客に限る旨看板があった(ただし誤って降車した乗客には例外的に海南駅改札経由での出場が認められたこともある。また、『鉄道ピクトリアル』にかつて掲載された記事によると、海南駅の裏口として国鉄のみの利用客も要領良く取り扱っていた時期もあったという)。登山口方面行は、JRからの乗り換え客が居ない場合は、連絡口を通過していた(この場合、通過可であることを示す旗が掲げられた)。連絡口駅では、国鉄区間の乗車券を発売していた。ただし、学割の使用など連絡口駅では処理できない場合もあり、そのときは一度海南駅改札から出場し、海南駅窓口での購入を指示されていた。』

日方駅はこちら(⇒野上電鉄 日方駅)。


93.6.27 連絡口

名前は「連絡口」駅です。
駅扱いされていないのに有人です。

こちらは、国鉄紀勢線側から見た『駅舎』入口の踏切小屋です。


93.6.27 連絡口

国鉄側から見た『駅舎』です。
駅舎の壁には国鉄側からの通路に向けて電車のヘッドライトが照明として使われています。
下の写真では存在しませんので、晩年の設置と思われます。


89.1.21 連絡口


こちらが、車庫側から見た駅舎とホームです。
ご覧のようにそれなりにちゃんとした駅で、駅名票も(当たり前ですが)あります。



92.10.16 日方から見た連絡口

 始発の日方駅から見た連絡口駅。
次の駅の様子が手に取るようにわかるぐらいに、本当にすぐそばです。

92.10.16 日方から見た連絡口

連絡口駅に停車中の電車が終点日方駅に向かって発車しました。
ゆっくりと車体を左右にユサユサさせながらやって来る光景が目に焼き付いています。

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