飯田線第二弾 |
飯田線の第二弾の発表があった時、そのラインナップについて皆さんどう感じられたでしょうか?
ちょっと意外なクモハ42を2両組み込んだ3連直行編成とこれまたちょっと驚くクハ47流電改造車とクモハ43の出力強化形のクモハ53のペアできました。
直行3両編成 |
実物でクモハ42を2両組み込んだ40番台の直行編成は比較的少なく、クモハ42は30番台の流電編成の相方に組み込まれていることも多く見られました。
これはもしかするとこれからの流電を意識したものなのでしょうか?
(そんなこと無いか・・・)
ちゃんと出来てます |
まずは帰宅後早速に開封してみました。
ぱっと見、流石KATO、素晴らしい出来ですね!
個性豊かな飯田線の旧型国電は車番毎に違いがあって、またその製品を買いそうな客も客でその違いに結構ウルサイ人が多いので、製品化には面倒な相手でしょう。
ご多聞に洩れず旧型国電にくだらなくウルサイChitetsuとしては、結構共通部品好きなKATOが2両あるクモハ42についてどうなっているかが気になりました。
クモハ42比較 |
すると・・・・
流石にある程度の作り分けはしっかりされていました。
その差異は正面貫通扉のサボの有無です。
些細なことですが、ちょっとこれは嬉しいですね。
屋根周りは一緒 |
でも、それ以外は一緒みたいです。
細かいところ見るとちょっと違うなあ・・・とついつい老婆心ながら余計なところに目がいってしまいます。
またこの幌枠は量産品なのでしょうがないですが、車体色部分までグレー整形なのでタッチアップしたいところですね。
このあたりは今後の宿題というか楽しみに残しておきます
・・・というか、すぐに手が回りません。
クモハ42・電気側 |
こちらは電気側側面・クモハ42013です。
クモハ42013の3、4位側の幌は静鉄型では無く薄いオリジナルに近い幌を装備していたので、そのあたりも手を加えたいところです。
実車画像は改めての記事で紹介したいと思っています。
クモハ42・空気側 |
こちらは空気側側面・クモハ42009です。
やはりグレーの幌枠が気になります。
クハユニ56011 |
クハユニ56は在籍2両の荷物扉に明白な差異があるので(下記実物写真参照です)、自動的に56011の特定ナンバーになりますね。
台車はちゃんとDT12系を履いています。
鉄コレクハユニ56(上)と比較 |
このクハユニ56、じっくり見ていると何か違和感が・・・
そうです、荷物扉が車体からあんまりへっこんでいません。
客用扉よりはビミョーに引っ込んではいるものの、この二倍はへっこんでいるはずです。
何でこんな寸法にしたのでしょう?
照明ユニットのせいでしょうか?
ちょっとこれは残念!
因みに鉄コレクハユニ56と比較してみました。
出来は別として荷物扉の奥行は鉄コレが正しいと思います。
他のKATO製品も・・・やはり |
もしかして・・・???
と、因みに他のKATO製品も引っ張り出して見てみると・・・・
やはり荷物扉の奥行というか彫りが浅いです。
KATO一流の割り切りなのか、これは残念な設計ですね。
気になりだすとすごく気になってきちゃいます。
どっちがKATOか? すぐわかりますよね・・・。 |
嗚呼・・・
鉄コレが大変色褪せて見えます・・・・。
では、実物編です。
クハユニ56003+クモハ42013+クモハ54112 1223M 78.7.14 伊那田島ー上片桐 |
当時の40番代直行編成のイメージです。
前も後ろも今回製品とは違いますが、真ん中にクモハ42が組み込まれています。
直行編成は3連貫通編成がマストで、中間の電動車は貫通幌が使えるクモハ42かクモハ50が組み込まれるのが基本でした。
これは貫通幌の使える電動車が少なかった事以外にも片隅運転台であった上記2形式があまり運転手から好まれなかったとの話を聞いたことがあります。
また、もう一両の先頭クモハには私が見た限りはクモハ54形が充当されているケースが多かった気がします。
クモハ42009 78.1.3 豊橋 |
現役最後の正月輸送に活躍中のクモハ42009。
こちらは流電編成の片割れで組み込まれていました。
クモハ42009 78.11.23 駿河小山 |
正月に元気だったクモハ42009ですが、その年の秋にはこんな姿で最期の日を待っていました。
クハユニ56011 80.8.31 天竜峡 |
こちらはクハユニ56011。
第一回目の戦前型電車整理後は、豊橋配置であったクハユニは全車伊那松島に移動し、運用形態も変化が発生しました。
クハユニ56012 79.3.23 伊那松島 |
こちらは相棒のクハユニ56012。
荷物扉の形状が全く異なっています。
台車はDT12。
その出自が伺えるところです。
クハユニ56012 83.3.20 伊那松島 |
同じくクハユニ56012の2位側。
クハユニ56011 82.11.12 山吹ー下平 |
霜の降りた伊那路を行くクハユニ+クモハの2連。
この編成で走る列車は少数でした。
クハユニ56011 83.3.19 伊那本郷ー七久保 |
伊那本郷付近のカーブを登ってきたクハユニ56。
クハユニ56011 82.11.13 為栗ー温田 |
紅葉が真っ盛りの為栗付近を行くクハユニ56011。
クハユニ56012 83.5.22 下平ー市田 |
これは最後に見たクハユニ56のカットです。
この編成、今回の製品ですぐに組めそうです。
これからの商品展開も楽しみです。
実物編、キター(糞爆)!
返信削除しかし、荷物扉、ホンマですねえ。
ぜんぜん気が付きませんでした(大糞核爆)。
旧型国電にぜんぜんうるさくない僕はKATOのキレイな出来上がりに超満足してます(バカ)・・・・
やっぱ。買いましたね。
返信削除線路を持っていない小生ですが、旧国のなkでも飯田線は別格なので、思わず買いました。
小生が感じたのは
◇42が2両繋がってというのは、あんまり記憶ないなぁ?(ま、模型だからいいっか)
◇56の荷物扉の段差って、こんな薄かったかなぁ?
◇53多くない?飯田線って2・2扉車がごちゃごちゃ。ラインナップ2扉に偏ってない?
といったものですが、全体的には満足です。
次回の83や54も予約してしまいました!!
私もchitetsuさんと同様の感想でした。
maru-ha殿
削除貴殿も買いましたか!
気になった点は一致していますね。
今後、本来の51系のリリースを期待したいですね。
私も両セットを購入しました。
返信削除クハユニ56011の荷物扉の奥まりですが、床板の寸法を共通にして互換性を持たせたのが「割り切り」のようです。床板を外して内側を見ると、荷物扉の部分を内側に出っ張らせ、窓ガラスパーツも変形させて、扉を引っ込めようとする意図が見えるのですが、共通寸法の床板と組み合わせるための「限界」も見えます。床板の寸法が「共通」であるため、他の車の床板を組み合わせることも可能で、クモハ42の動力ユニットがそのまま入ります。以前の運転会で、鉄道コレクションのクモハ54をベースにしたクモハユニ64000を持参しましたが、実はこのKATOのクハユニ56011をベースにして「自走する」クモハユニ64000を製作することを構想しています。荷物扉の形態が異なるのでこの部分の加工が必須になるのですが、荷物扉を引っ込めると、動力ユニットのダイキャストを大きく削り込むことが必要になるため、この部分をどう割り切るか検討中です。
KATO製品で1つ、強いて言えば難点として挙げられるのが運転台仕切りを兼ねるライトユニットの色が淡緑色であることで、第1弾のクモハ53007は室内淡緑色塗りつぶしで有名だったので製品と合っているのですが、室内がニス塗りの車の場合は、木材の色で塗りなおす必要があります。また、クモハ42型にも共通のライトユニットが入っているため、半室運転台ではなく、実車では関西圏に残ってクモハ32型になった車に見られた、全室運転台になっています。半室運転台を表現しようとすると床板の形が変化し、ライト点灯の導光材の形を新たに考えなければならないので、さすがにこの表現は難しいかもしれません。
マイナーなバリエーションですが、クモハ42011は最末期は台車をDT13に交換(モーターもMT40に交換)しているので、クモヤ90の台車を入手できれば表現が可能です。
犬田線殿
返信削除そうなんです、こういうのは気になりだすとどうしても目が行っちゃうんですね、、
原口さん
返信削除照明ユニットでは無く床下ユニットの共通化が目的ですか•••。
クモハ42の床下がクハユニにスッポリ嵌るのはびっくりです。
ここは作り分けして欲しかった気がします〜。