2014年7月27日日曜日

33年ぶりの西鉄甘木線

先週の金曜日は所用で福岡に行きました(シメシメ、でした)。
打ち合わせはことのほか順調で、想定外の余り時間ができました。

そこで夜の約束の中洲で飲む前に、未だ行ったことのない甘木まで西鉄と甘木鉄道線乗り潰し往復プチ旅行をすることにしました。

モ215 81.3.1 古賀茶屋ー北野


初めての西鉄甘木線訪問は学生時代の仲間たちと合宿前の寄り道で行きました。
当日は、生憎の雨に祟られました。
この時は久留米から行ける近場で下車、雨の中卵型電車の活躍を収めました。

モ216 81.3.1 古賀茶屋ー学校前

今回の再訪は当初予定していなかった甘木線再訪でしたので、以前どこで撮ったかは全く忘れていました。
電車に乗って古賀茶屋の駅名でここで降りたことを思い出しました。
撮った場所の風景は覚えていましたので、車内から昔撮ったこの風景を探したのですが、全くどこであったかわかりませんでした。
先日の大糸線でも感じましたが、やはりどこへ行っても写真は撮りにくくなっているのですね。

モ219 81.3.1 古賀茶屋ー北野

この卵型電車は結局この時だけの一期一会の出会いに終わってしまいました。


ク3511 14.7.26 西鉄福岡

さて、今回の訪問記です。
天神からはこの電車で久留米を目指しました。

モ7152(左) 、モ7101(右)
14.7.25 甘木

久留米からはこちらの電車で甘木へ。
以前は3両から4両で走っていた甘木線ですが、今はワンマン2連が標準のようです。

14.7.25 甘木

前回の訪問は手前側で折り返したので、甘木の駅まで来たのは初めてです。
甘木駅はちょっと面白い線路の終わり方をしているのですね。
駅前もこれといった繁華街にもなっておらず、唐突に終わったような不思議な駅でした。

14.7.25 甘木

駅舎もなかなか良い感じです。
今時の大手私鉄の駅らしくなくて気に入りました。
駅前は散策するような雰囲気ゼロな上に猛暑だったので、即甘木鉄道線の甘木駅へ移動しました。


14.7.25 甘木

以前から見てみたかった国鉄時代の姿を今に残す甘木鉄道の駅舎。
シンメトリーなデザインのこちらの駅もなかなかです。

AR305 14.7.25 甘木

構内に入ったらなんちゃって国鉄カラーの軽快気動車が寝ていました。
こちらは何と急行色です。
こんなのがあるとは全く知りませんでした。
思ったより違和感がないものです。
あの手この手で客寄せをしようと頑張っているのでしょうね。
凄く綺麗な姿をしていました。


AR303 14.7.25 甘木

構内の外れにはこの色のも居ました。
側面のロゴと広告はいただけないですね。

AR303 14.7.25 甘木
反対側は・・・
ありゃりゃ・・・
事故ったのでしょうか?
修理中でした。

以上、思わぬ役得に恵まれた甘木プチ旅行レポートでした。

10 件のコメント:

  1. 甘木鉄道の気動車、いいですね。
    第三セクターの気動車はゴチャゴチャした厚化粧ばかりと思っていました。
    今の気動車でも化粧の仕方でこれだけイメージが違うのですね。
    けっこう素材は美人じゃないですか。
    第三セクターにこういうカラーリングが広まると楽しくなるのですが。

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  2. katsuさん
    甘木の気動車がこんな色に塗っているとは思いませんでした。
    訳のわからないコンセプトのカラーリングよりよっぽどいい気がしますね。

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  3. chitetsuさん、その他の皆さんどうもです。さとうです。
     甘木のAR303号は、今年の3月16日に踏切で保冷車と衝突して脱線。乗客と保冷車の運転手が負傷しています。
     各地の3セク鉄道は少ない車輌でやりくりしているところが多いので、損傷した車輌の修理が進んでいるようで何よりです。
     ところで、最近はどこの鉄道でも旧国鉄色の復活が多いですよね。Chitetsuさんもおっしゃっているとおり、コンセプトのわからないと色よりずっといいと思います。模型化もしやすそうだし。

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  4. さとうさん
    こんにちは。
    ご教授、ありがとうございました。
    事故ってたんですね、やっぱり。
    小世帯で小規模予算でやりくりしている第三セクターでこの種の事故は痛いでしょうね。

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  5. 西鉄甘木線には、昭和63年、まだ前面5枚窓の200系が現役だった頃に乗ったことがあります。床も板張りで、「玉電」の70・80にも通じる雰囲気が感じられました。
    帰りは、第三セクターに転換して間もない甘木鉄道で基山に出て、博多駅に戻っています。甘木鉄道は、元々太刀洗基地への軍事路線として敷かれたという由来のせいか、国鉄末期には1日にわずか7往復、沿線住民にもほとんど見向きもされず、廃止もやむなし、という人も多かったといいますが、地元が「福岡市への通勤圏にも近く、列車を増やせば必ず残せる」と引き受けを決断、一気に30分間隔にまで大増発したことが奏功し、利用客も国鉄時代の数倍に増え、一躍「第三セクターの優等生」となったのでした。
    西鉄の200系は、甘木鉄道の「新生」開業に触発されてか、平成を迎えると共に置き換えられ、全て引退となりましたが、現在は先頭部の1両が個人で保存されているだけで、完全な形で残っているのが1両も無いらしいのが残念です。
    甘木の駅前は、甘木市(現在は周辺の町と合併して朝倉市)の中心駅であるのにもかかわらず、おっしゃるとおり大した商店街も無く、殺風景な雰囲気でした。せっかく甘木に来るのであれば、風情のある町並みが残る、近くの城下町・秋月を訪れてみてはいかがでしょうか。

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  6. 電車屋Cedarはやはり西鉄甘木線です。モ200が渡ってる鉄橋こそが、橋梁負荷が小さく後々まで大型車入線が出来ない理由だったのですね。
    元々は軌道線で大牟田線とは2箇所で平面交差していたとか。
    今は甘木〜大牟田系統のワンマン運転になってるらしいですね。

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  7. 伊豆之国さん
    西鉄200形は車内の雰囲気も独特でしたね。
    卵型部分の連結面は何にもなくて変な感じでした。
    たまでん70、80に確かに似た雰囲気感じますね。
    甘木鉄道に乗車して、西鉄よりも福岡に行くのはよっぽど便利なことを知りました。
    頑張って欲しいものです。
    秋月、今回は時間がなくていけませんでしたが、写真を見ると行って見たい場所です。
    次回の楽しみとしたいと思います。

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  8. Cedarさん
    やはり200形ですよね。
    例の橋が200形を延命させていたのですね。
    出自が軌道線であったとは知りませんでした。
    ワンマン運転の甘木線、途中の待ち合わせ時間も長く久留米から一時間弱かかるのにびっくりしました。

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  9. トライランダー2014年8月20日 18:27

    こんにちは。おそらくはじめての投稿だと思います。
    古賀茶屋駅で降りたという写真は古賀茶屋駅から学校前方に5分ほど歩いた場所で、現在、背景には工場が立っています。その工場に通勤する東南アジア系外国人が甘木線を良く利用しています。

    西鉄・甘木鉄道とも甘木駅は市の中心から少し離れていて、北に500mほど行った国道386号線(通称日田往還)の沿線が中心地で、市役所や公共施設が立ち並んでいます。幕末まで「秋月藩」という独立した藩がおかれていたので、現在でもそれなりの拠点性があります。
    甘木の町に初めて駅が出来たのは二日市と杷木を結ぶ朝倉軌道で、その甘木駅は前述の386号線上にありました。跡地は現在、甘木バスセンターになっています。

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  10. トライランダーさん
    古賀茶屋駅付近の印象、随分変わってしまったみたいですね。
    自分がどこで撮ったのか車窓から見てもわかりませんでした。
    甘木の駅はどちらも中途半端な位置みたいですね。
    地図を見て『朝倉』の文字から朝倉軌道のことを思い出しました。

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