全線広域運用での活躍をしていた時代は、地元でない一ファンには複雑な名鉄電車の運用はそう簡単には理解できず、一回見た電車がいつまた会えるのかが中々分かりませんでした。
既に大半のAL車が引退した20年前の訪問時の運用は限定されており、昔とは違って(この訪問自体がずいぶん昔になってしまっていますが・・・)狙いを定めて撮ることができました。
残された数少ないAL車のモ800の両運車が増結された3連での運用でした。
ク2401 94.7.15 御嵩ー御嵩口 |
終点御嵩付近の田圃を行くいもむし。
同じ戦前生まれながら冷房車+非冷房車の不思議な三連。
モ811 94.7.15 善師野ー西可児 |
反対側のモ811。
どちらも良い電車ですが、組み合わさるとどうにも違和感が拭えない編成です。
両者の車高が随分と違うのも違和感を感じさせる原因でしょうか。
ク2401 94.7.15 御嵩ー御嵩口 |
蝉の声を聞きながら電車を待ちます。
終点御嵩付近をのんびりと走るいもむし。
ク2401 94.7.15 御嵩ー御嵩口 |
線路の枕木から防腐剤の匂いが香ってくる線路際にていもむしを待ちました。
ク2401+モ3401+モ811 94.7.15 可児川ー西可児 |
「犬山橋」の記事でも書き込んだとおり、3400型に乗ったのは平成8年の800型お別れ運転のときで、今回の写真にあるのと同様の「800+3400」の3両編成で運行され、行き(犬山→新可児)は800に、帰りに3400に乗って釣り掛けの高速走行を満喫したのでした。
返信削除3400型は2両になってからしばらくイベント列車などに運用されていたとのことですが、やはり老朽化に耐え切れず引退後、2両1組で保存されると思いきや、相棒のTc、2400が早々とスクラップにされたというにのは一瞬目を疑いました。名鉄はその頃にはJRの攻勢の前にもはや青息吐息となっていて、ローカル線の維持だけでなく古い車両の保管さえままならなくなっていたのでしょうか。3400のほうはまだ残っているようで、800も豊川で保存されているようですが…。
瀬戸線から釣り掛け音が消え、えちぜん鉄道でも引退となった今、「釣り掛けの高速走行音」が日常も聞かれるのは、せいぜい近江鉄道の220ぐらい。それも最高速度が70km/h程度では「音」を楽しむ向きには物足りないのではないでしょうか。
>伊豆の国様
削除高速運転する吊り掛け電車、遠州鉄道もお薦めですよ。
最近は遠鉄も吊り掛け電車を売り物にしていますし。
更には吊り掛け音のするオリジナルグッズまであります。
あと琴電もお薦めです。
是非とも行かれてみて下さい。
この3400だけは動態で残すと思いましたが〜、
返信削除510、800、700、名鉄の保存車は静態保存ばかりです。
ま、渋谷の青蛙よりはナンボかましですが。
この時代の名鉄は何度か行きましたが、殆どがHL車両ばかり追い回していました。
返信削除結局3400系も何時でも乗れるだろうとタカを括ってしまい、廃線時の八百津線に乗りに行った時すれ違っただけで終わってしまいました。
でも当時の名鉄は芋虫だけでは終わらない程の魅力たっぷりの車両だらけの路線でしたが。
伊豆之国さん
返信削除800と3400のペア運行乗られたのですね。
この当時は私も3400はもっと永く運行を続けるものとばかりおもっていました。
運行がされなくなっても静態で二連で残るとばかり思っていたのですが、残念な結果になりました・・・。
Cedarさん
返信削除3400が動態で残らなかったのは残念です。
折角あんなにいじったのに・・・。
宵闇さん
返信削除この当時はHL車も最後の活躍の時期でしたね。
自分ももう少しそちらを見ていても良かった気がします。
遠鉄の吊り掛け車はまだ現役とは知りませんでした。