雑誌で紹介されていたミラノのトラム、現在の風景とは思えないもので、是非見て見たかった電車風景でしたがおいそれとは見に行けるところではありません。イタリア家族旅行の話が浮上した折、強引に初日の宿泊地にミラノを選び対面を果たすことが出来ました。
但し、ミラノ着は夜の10時、翌朝は10時過ぎの列車でベネチアへ移動というタイトスケジュールの中での対面なので制限時間は大変短いです。
その上、飛行機は二時間も遅れてミラノの宿泊地着は日付が変わりそうな時間でした。
同じ旅程で見たローマのトラムはこちら(⇒ローマのトラム )。
1526 11.8.6 MilanoCentrale |
チェックインで予約人数が違うといきなりのトラブル発生、ここでも時間を食ってしまいました。
それでも何とかチェックイン完了、終電まで若干でも見れるのではと、一人ミラノ中央駅に急ぎました。
夜のミラノ中央駅付近はあまり治安が良くないとの書き込みが散見されていましたので、ちょっと勇気がいりましたが、見たい気持ちの方が上回っています。
用心しながらミラノ中央駅をあてずっぽうで目指しました。
駅までは数分で到着。駅前の電停には一台もトラムは居らず、既に終電が行ってしまったのか?と不安になりましたが、少しすると憧れの古風なトラムがやって来ました。
1526 11.8.6 MilanoCentrale |
とても21世紀の現役電車とは思えません。
走行系統図 11.8.6 MilanoCentrale |
日本で通常入手できる旅行ガイドにはご多分に漏れず市内の交通機関の紹介にトラムの記述は無きに等しく、せいぜい「トラムも頻繁に走っていて便利」程度の役に立たない記述しか書かれておらず、どんな系統で走っているのかよく理解できません。
事業者(ATM)のホームページに一応の路線図が出ていましたが、イタリア語で読めないし、これも良く理解できませんでした。
この系統図を撮って、地図と照らし合わせてようやく理解が出来ました。
1652 11.8.6 MilanoCentrale |
懐かしい吊り掛け音を響かせながら走り去りました。
1562 11.8.6 MilanoCentrale |
こちらの方が旧塗装のようです。
11.8.6 MilanoCentrale付近 |
石畳に独特の街路灯のオレンジ色がいやが上にも異国情緒を盛り上げます。
1749 11.8.7 MilanoCentrale |
翌朝も早起きをしてトラム見物です。
11.8.7 MilanoCentrale |
いかにもヨーロッパな風景です。
7618 11.8.7 MilanoCentrale |
古い電車だけでなく、ちゃんとこんな今風のトラムも走っておりました。
4 件のコメント:
chitetsuさん、こんばんは。
ミラノの古車輌、良い味出してますね。
木製車内とレトロ照明の組み合わせが良いですね。
片面扉車みたいですけど、ループ線なんでしょうか?
扉下に在るステップは固定式なんでしょうか?
日本だと固定式は人を引っ掛けると指摘され、
アウトでしょうね。
ポルトガルのリスボン市内を走るトラムも、
狭い路地や急坂を掛け上がったり面白いですよ。
時には車輌と路駐車の間が30cmも無い場所も。
マシュさん
こんにちは。
ミラノのトラムは世界的に見ても貴重な存在ではないでしょうか。
車両は片面扉、片運転台のヨーロッパによくあるループを使って転向するタイプでした。
扉下にあるステップは流石に可動式で、扉と連動していました。
リスボンの市電は本当に良いですね。
私も一回見てきました。
その時のレポートは『ホルトガル・リスボンのトラム』にまとめてあります。
宜しかったら見てください。
ミラノの夜景トラムの写真がとても綺麗ですね。
アルプス越えて深夜に到着したミラノ中央駅のことを思い出します。
駅があまりに巨大で石造り建築に圧倒されたものでした。
トラムとファッションの街ミラノは今も変わらないようで、古い電車がミラノに似合いますね。
あの頃ミラノでは若い女性は皆ジーンズを履いていましたが、
あれは80年代中期のミラノファッションだったのかも知れません。
あれから日本のファッションも様変わりしたのにお洒落なトラムの街の影響は一向にないようですね。
Katsuさん
ミラノ中央駅は巨大な石造建築で、私も圧倒されました。
ヨーロッパの深夜のターミナルというのも独特の空気感がありましたね。
駅前を走るトラムはシックでよく街の景観にマッチしている気がしました。
行き交う人も流石におしゃれの街らしい雰囲気を感じました。
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