2013年1月29日火曜日

京王帝都井の頭線のグリーン車 その3・1800、1900系

井の頭線のグリーン車、3回目は吊り掛け車グループの電動車です。
1900系は1953年京王線の2700系と同時に誕生した高抗張力鋼を採用した電車ですが、2700系とは外観が異なります。
このあたりは、1000系と2000系の関係と似ている誕生経緯なのに、考え方には違いがあるのが興味深いです。

デハ1911 80.7.5 明大前ー永福町
デハ1911。

デハ1901 80.6.7 明大前
明大前を発車するデハ1901。

デハ1912 79.5.29 新代田
吉祥寺方のデハ1912。
1900形は基本的には同一形態でした。

デハ1903 79.5.29 新代田
吉祥寺方のデハ1903。

デハ1910 80.6.5 高井戸
中途半端な阪急風中間車改造のデハ1910。

デハ1913 79.6.5 新代田
きっちり中間車改造のデハ1913。
中間車改造は結局この二両に留まりました。

デハ1805 79.6.5 新代田
1952年製造の1800系は、井の頭線に新風を送り込んだ第一陣になります。
初期のデハ1800形とサハ1300形(全て)は戦災復旧車改造名義で誕生しています。
写真は台車交換でパイオニア風台車TS-117をつけたデハ1805。
先頭で風を切れる唯一のデハ1800形でした。

デハ1804 79.5.29 新代田
こちらは中間封じ込めのデハ1804。
こちらの車両もTRー25からTSー117に台車が交換されています。

デハ1804 80.6.7 明大前
デハ1804の屋根上はこんな感じで、パンタはいつの間にか撤去されていました。
前照灯は恐ろしく大きいケーシングのデカ目でした。

デハ1806 79.6.5 新代田
同じく中間に入ったデハ1806。
こちらはDT12系の台車を履いています。

デハ1808 79.6.5 新代田

中間車改造を受けたデハ1808。
改造したパンタ側が丸妻です。

11 件のコメント:

  1. 井の頭線のグリーン車と東急の3000系列はやはり大東急時代の共通項が感覚的に有るような気がします。                               1805号はライトが腰部にあったら、東急の3500形にも見えてきますし、パイオニア台車がちょっと東急7000系チックですし・・・。                                   この系列が当時の地方私鉄に「ばら撒き」が無かったのが珍しいようにも思えます。 「湘南顔のままの封じ込め車」ですが、大昔の「ヤマケイ私鉄ハンドブック」に車内が掲載されていましたが、阪急と違って、きれいに運転台が塞がれていた状態でした。   

    返信削除
  2. chitetsuさん、こんばんは。

    これまた自分の好きな1800形と1900形、たまりません。
    とくに1800形の1805がアップなのは、ありがとうございます。
    撮影日付の翌年に1805は廃車になってしまったんですよね。
    1804は封じ込めのまま遅くまで残っていたのに・・・

    1805は何時か、模型で製作したいですね。

    富士見で1900や1800の解体風景、まずは窓が外され、
    吹き晒し状態になった姿を見た時、寂しい気分になりました。

    返信削除
  3. SMEさん
    戦前から東急3500と帝都電鉄の後の1400あたりには共通項がありましたね。
    戦災で壊滅的な打撃を受けた井の頭線に東急線用の車両を振り向けた時も違和感はありませんでした。
    湘南顔の封じ込め車の車内の様子見てみたいですね。
    自分の写真でも湘南顔の窓ガラスにお客さんが立っている姿が写っていますので、ちゃんと整備したのでしょうね。

    返信削除
  4. マシュさん
    毎度喜んでいただいているようで・・・
    1805とか1258等の湘南顔でない車両は早めに淘汰されてしまったみたいですね。
    電車の解体風景はあまり見たいものではありませんね。
    私も西武線で何回か見ています。

    返信削除
  5. グリーイヌ車2013年1月30日 8:10

    chitetsu殿、一日遅れでおはようございます。
    1804の新代田でのプロフィール、かわいいです!おもちゃの電車みたいです!
    同じく、明大前の切り通しでの俯瞰写真、ライトケースの納まりがよくわかってうれしいです。2000もきっと共通でしょうね。
    さっそく健太郎Tに教えておきました!
    ありがとうございました~!

    返信削除
  6. 元・いきもの部長2013年1月31日 1:37

    chitetsuさん、一日遅れでこんばんは。

    中間に組み込まれたデハのバラエティーは楽しいですね。
    戦災復旧車改造名義で誕生したデハ1801~3は、電装機器を種車から流用したため性能が異なるからか、京王線に転属しています。
    さらに、京王線での活躍期間は短く、chitetsuさんが撮影された時期には廃車になっていました。

    返信削除
  7. 1800が1400と2連に組んで、高尾線各停用として走り出した時に撮影に行きました。1802+1402を16番で模型化しましたが、ペーパールーフを採用しなかったので、張り上げ屋根の継ぎ目隠しには苦労しました。

    返信削除
  8. グリーイヌ車どの
    俯瞰写真、敢えて入れてみました。
    健太郎さんのお役にたてるかな?

    返信削除
  9. 元・いきもの部長さん
    京王線に移動した1800は活躍する機関は短く、短命でした。
    私は休車中の姿をちらっと見ただけで撮ることはできませんでした。

    返信削除
  10. Cedarさん
    京王線での活躍は主に末端区間だったようですね。
    張り上げ屋根の電車は継ぎ目に苦労しますよね。
    私も同じようなことをして苦労した覚えがあります。

    返信削除
  11. 生田絵梨花愛好者2015年5月5日 22:24

     井の頭線の旧型電車は乗ったことはありませんが、確かデハ1800形の主電動機が国鉄クモハ60と同じMT30、デハ1900形の主電動機が国鉄72系などと同じMT40だったと思います。そのため井の頭線の旧型電車のモーター音は、私鉄というより旧型国電のモーター音を聴いているような感じだったのではないでしょうか。

    返信削除

コメントはフリーでお受けしています。しかし、個人的なブログですので、リプライ及び不適切と判断したコメントの削除は管理人判断で行ないます。