5000系は5000系と5100系の2系列に分かれており、その内の5100系は当初5070系と呼ばれており、2700系の一部を電装解除した上で台車・制御器等を流用して生まれた形式です。
第12編成まではこの機器流用車で吊り掛け式、第13編成からは5000系と同じカルダン駆動に変わりましたが、形式上の区別はなく続番で第18編成までは5070系として製造されました。
そして第19編成から3両編成となった時点で番号が溢れそうになって5100系となり、後に1から18編成までも改番されました。
デハ5107 81.11.8 若葉台ー稲城 |
5100系の吊り掛け駆動車は2連、非冷房のまま5000系非冷房車4連と手を組んで毎日吊り掛け+カルダンの編成で活躍、そのまま最期を迎えました。
デハ5107 81.11.8 京王多摩川 |
このデハ5107からは車体幅が100mm広がっています。
デハ5103 81.10.23 芦花公園 |
こちらは狭幅のデハ5103です。
台車は当初流用品でしたが、後に新調されて、それまで履いていた台車は写真右側にやって来る2000系列の中間車・サハ2500に再度転用されています。
デハ5110 81.1.14 飛田給ー武蔵野台 |
デハ5106 82.9.17 国領ー布田 |
ステップが飛び出しているのが良く解ります。
吊り掛けとカルダン混結は一時期京王のお家芸でした。5000と5070、2010と2700、井の頭線でも、1000と1750の混結が見られましたね。
返信削除高尾線開業直後に分割特急を撮影しに行ったとき、2連の5070が吊り掛けモーター音も高らかに疾走するのに興奮したものでした。
Cedarさん
返信削除コメントありがとうございます。
ちょっと前まで吊り掛けとカルダンの混結は当たり前のようにやっていましたよね。
特に2000と2700は貫通編成での混結までやってたのは今となっては凄いことやってた気がします。
5070の高速運転は魅力的でした。
そう言えば、お隣の西武線も混結はお家芸でしたね。
ワタクシは仙川に母方の祖父母が住んでいた事もあり、5000系は小さい頃から大好きでした。特にお気に入りが釣り掛け車で、新宿よりの一番後ろだったので、よく両親や祖父に後ろまで付き合ってもらったのを覚えています。
返信削除この電車のお陰で釣り掛け好きになりました。
宵闇さん
返信削除5100系は必ず新宿寄りについていましたね。
私は通学時にわざわざ各駅停車を選んで新宿寄りに乗っていました。
5100なら先頭、2700だったら先頭クハの連結面に乗ってつりかけ音を聞いていました。