都会にあって、頻繁に電車が走るのに、昭和の頃から置き去りにされたとしか思えないちょっと不思議な駅があります。
東武線の堀切駅です。
こちらは昭和の堀切駅。
駅舎もサイディング工事でお化粧直しはされていますが、この当時の建物が今も使われていいます。
今時の都会の駅はホームの端っこまで屋根があって、そのうえ最近はホームドアなんて言う面倒なものがついてて、凄く窮屈。
でも、ここは昭和の駅のままです。
ホームドア?それ何?
てな感じです。
近年はホームの上家は編成有効長いっぱいに設置されるというのが増えてますが、ここはどこ吹く風。
上りホームは3輌分ぐらいはあるものの、下りホームに至っては一輌ちょっとしかないという今どき貴重な乗客サービスの駅です。
まあ、ここを走る列車の乗客の大半は急行電車で通過ですから。
余計な設備投資はしたくないでしょうね。
上り電車がやって来ました。
寒いので、これに乗って帰ります。
東武のこのあたりもなかなか渋い味わいですね。この駅は映画屋さんがお好きのようで、小津巨匠の「東京物語」や森田芳光の「の、ようなもの」などに印象的に登場しています。
返信削除Cedarさん
返信削除浅草~北千住間は完全に半蔵門線直通列車が主体で、各駅停車は完全なローカル運転の列車になってしまいましたね。そんな区間だからこそエアポケットのような駅が出現するのでしょう。
映画の被写体には向いていそうな風情ですね。