2018年3月25日日曜日

吊り掛け電車をもとめて・香港編

深圳での仕事中に不測の不足部材が発生し、急遽香港に向かうことになりました。
模型的な素材等は中国のシリコンバレーと言われる深圳でも入手はできないからです。

18.3.8 后海

納品先の駅から地下鉄で移動することにします。
どの駅もこんな感じで、日本よりも新しい分洗練されているのが悔しい・・・。

18.3.8 后海

深圳の地下鉄で国境駅福田にむかいます。
座席はステンレス製の冷たいもので、加減速するとお尻が滑ります。

18.3.8 福田口岸

中国側のターミナル・福田口岸に到着です。
ここで、香港に行くイミグレーションを通過します。

18.3.8 落馬州

国境の川を徒歩で渡って香港側のターミナル落馬州に到着。
今も香港は特別な場所で、まだひとつの中国にはなっていないことを痛感しました。

18.3.8 落馬州

中国側のターミナル・落馬州で電車に乗り込みます。
この電車に乗るまでは吊り掛け電車とは思っていませんでした。

18.3.8 落馬州

こちらは1等車の車内です。
豪華とは言えませんが、それなりに快適です。


18.3.8 九龍塘

到着しました。

18.3.8 九龍塘

編成は12輌の長編成で、その中間付近に一等車が1輌入っています。
この車輛だけ、クロスシートで料金は普通車の2倍です。

18.3.8 九龍塘

このダースベーダー形電車はMLR形といって、イギリスのメトロキャメル製で、この東鉄線の電化に際し、1982年から製造されたにもかかわらず駆動方式が何と吊り掛け駆動です。
途中2000年前後に更新されて現在の姿になっています。
21世紀の今、吊り掛け電車が29本も在籍して主力電車で走っているのは奇跡的です

18.3.10 九龍塘

これが、その吊り掛け駆動の「モハ」です。
なぜか電動車だけスカートが無いもの面白いです。

18.3.10 九龍塘

既に後継電車が搬入されてきており、このMLR形も2020年までに全車輌が廃車らしいです。
吊り掛けサウンドが聞けるのもあと3年ということですね。





6 件のコメント:

  1. アジアでいちばん(!)好きな吊り掛け電車もあと3年かァ!真面目に撮影しなくっちゃ!香港行くぞ~!
    後続車がチャイナ製ってのもじわじわ攻めてる感じが不気味。

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  2. Cedarさん
    あれだけ頻繁にやってくる電車が数年んで総入れ替えということですね。
    今回は仕事で下車した時だけのおまけ撮影でしたので、ちゃんと撮っておきたいです。

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  3. 香港の電車は25mくらいあるのですか。
    1両につき5ドアの電車は日本にもありますが、ゆったりした感じがしました。

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  4. taiitisさん
    昨日はお疲れさまでした。
    この電車の車体長は23.5mだそうです。
    登場時は3ドアだったらしいです。

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  5. こんばんわ。

    私は、20年ほど前に仕事で香港に長期滞在して以来、毎年1回は香港に行ってぶらぶらしていますが、
    東鉄線(元の広九鉄路)の吊掛車に乗る為に、時間を作って1度は乗る様にしています。

    東鉄線の吊掛車の置き換えが発表されていますが、香港島を走る二階建て路面電車でも、VVVF駆動への
    走行機器更新が進んでいて、吊掛車が急速に減りつつあります。

    名物の道路にせり出した看板も撤去されてゆく様ですし、共に無くならないうちに、訪問してみて
    下さい。北角のループ線、人並みを掻いて進んで行く路面電車が面白いですよ。

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  6. nnishi1968さん
    長期滞在なさったなら、隅々までご存知ですね(笑)。
    路面電車も今回体験しました。
    北角のループ線も体験しました。
    凄いですね、あの雰囲気!
    記事もアップ予定しております。

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