ちょっといじりました。 |
鉄コレ西武551系 |
西武ファンである私には嬉しい悲鳴の中、鉄道コレクション西武鉄道551系を早速購入しました。
クモハの変なベンチレーターも再現 |
試作品で懸念されていたベンチレーターや貫通面の造りは本製品では是正されたようです。
サッシュやドアも一応作り分け |
クモハのサッシュが塗装とクハのサッシュが未塗装の作りわけはちゃんとされていて、一安心。
客用ドアもクモハのアルミハニカムとクハのスチールもリアルかどうかは微妙なものの何となく作り分けされています。
継ぎ目が残念! |
でも、この屋根の接合部は残念!
なんとかならんかったのでしょうか?
これ見て購入本数を2本で抑えることにしました(涙)。
それ以外で見ると
*連結器は電連付きと電連無しの作りわけ。
*ワイパーの上下作り分け。
等、ちゃんとやっています。
なかなかやりよるなぁ。
その分、屋根の継ぎ目は悔やまれますね。
恒例、メチャクチャ床下 |
当然、床下は・・・
残念!
トラックブレーキなのにブレーキシリンダーが床下にあったり、MGとコンプレッサーがクモハとクハに装備。
空気作りすぎて、エアタンクがパンクしそうです!
その前に、そもそも電気側と空気側も違っています(下のクモハ556見てください)!
まあ、これは今に始まったことでは無いのですが・・・。
大小クモハ551 |
大小顔を合わせて記念撮影です。
それでは、実車編です。
西武鉄道の車両増備は戦後長らく国鉄部品を流用した『質より量』の施策を貫いて来ていました。
551系電車は1961の製造。
国鉄でさえカルダン駆動の新性能車を増備している時代であったにも拘らず、旧来の部品を流用した吊り掛け電車で製造されていることがいかにも西武らしいところです。
この時代、更新で無い新造車で吊り掛け電車を増備していた大手私鉄は西武鉄道以外では東武鉄道だけでした。
その東武鉄道の78系電車(こちら⇒東武伊勢崎線 小菅)も従来からの増備車であり、台車や機器類も西武の電車よりはグレードの高いものでした。
そんな状況の中新造された551系電車は6編成24両が製造されてカルダン駆動の601系電車に後を繋ぎました。
551系電車は、時代によって編成両数が何度も変わっています。
製造当初は4両編成、その後有名な501系の2M4T編成の中間2両のサハを片方電動車改造をして中間に挿入して6両編成化されました。
しかしながら、その後の411系の高性能化で不足した吊り掛け2両編成を補完する為に中間挿入の2両が編成から抜かれて運転台取り付け改造を受けて、再び4両編成に戻っています。
更に晩年はクハ1651形と編成を組んだ2両編成も出現しました。
クモハ556(左)、クモハ558(右) 79.3.4 小手指 |
クモハ551形は一部を除いて新造の空気バネ台車のFS40に交換されています。
これによって旧型電車としては車齢も若く、それなりのレベルまで晩年はグレードアップがなされていましたが、時代は既に非冷房•吊り掛け電車の居場所は無いところまで来ていました。
その為、他系列に比べると第二の人生を送れた車両は一畑と流山に行った少数に留まりました(こちら参照⇒一畑へ行った551系)。
クモハ559 79.4.14 小手指 |
クモハ559 79.7.31 椎名町 |
この559の編成は中間挿入予定のモハ用モーター調達の遅れから、クモハの台車をMT30装荷のDT11に履き替えて2M4T編成を組んだ名残から台車換装の対象外とされ、最後までDT11のまま生涯を終えました。
クモハ561 79.12.4 鷺ノ宮 |
この561の編成は6両編成化の相方の数が不足していたので、6連化や台車換装の対象にもならず、生涯4両編成のまま生涯を終えました。
クモハ555 78.12.6 石神井公園ー富士見台 |
こちらは6両編成時代の551系。
中間にモハ571+サハ1571が501系からコンバートされて挿入されました。
この場所は現在の練馬高野台駅の富士見台方の踏切です。
自転車で行ける最寄りの撮影場所でした。
今と違ってのんびりした場所でした。
クモハ571 80.12.17 所沢ー東村山 |
中間に挿入されていた571系モハ+サハはクモハ571+クハ1571に改造されて、赤電の2連増結編成として活躍を始めました。
運転台周りのスタイルは401系に準じていました。
クモハ556 79.7.24 小手指 |
こちらは鉄コレの車番にあたるクモハ556。
クモハ555 83.7.31 恋ヶ窪 |
中間の571系2両を抜いて再び誕生時の4両編成に戻った晩年の551系。
国分寺線をのんびり走る風景です。
グロベンのスタイルが通常スタイルのものとラインデリア用の変形スタイルの二種が混合していることがわかると思います。
今回の2両編成の相方のクハ1651形も様々な変遷を経ています。
誕生時は西武鉄道初のカルダン駆動の601系電車の制御車として誕生しました。
誕生時の601系電車は、カルダン駆動の新性能車ではあるものの、ブレーキ装置は旧性能な自動空気ブレーキ装備で、クハはあろうことか大正時代レベルのTR11を履いて登場しています。
その後の701系の高性能化時に、中間モハは701系の仲間入りしてグレードアップ、あぶれたクハはクハ1411形の中でも広幅貫通扉を持たない古い狭幅貫通扉タイプの代替でクモハ451形の相方となってグレードダウンしてしまいました。
更にその後の赤電淘汰でクモハ451形廃車代替でクモハ551と組んで登場したのがこの2両編成で、3本が多摩川線で最後の活躍をしました。
クハ1614 79.6.24 狭山市ー入曽 |
こちらは601系として活躍していた時代のクハ1614。
この車両は結局モハの701系編入・高性能化であぶれた時点でお役御免になってしまいました。
あぶれた姿はこちら(⇒1981年小手指検車区)。
クハ1661 78.5.21 田無ー花小金井 |
こちらは601系としての編成を早々に解かれて旧性能電車になってしまったクハ1661。
クモハ451形と手を組んで活躍をしていました。
クハ1657 80.3.24 所沢ー東村山 |
こちらは鉄コレの車番のクハ1657。
この後、相方をクモハ551形に替え、台車も換装されています。
忙しい、忙しいといいつつ、ちゃんとヤッとるやないカー(核爆)!
返信削除サーベラスわんわん殿
返信削除早朝深夜は自分の時間デスから!
久しぶりにコメントいたします。
返信削除好きな西武電車の中で、好感度上位に入る
2系列が紹介されてうれしいです。
特に551系6連エアサス時代の写真は貴重
です。
エアサス履いた中間モハは美しいです。
ありがとうございました。
つのすけさん
返信削除551系の末期の姿はそれなりに昇華したスタイルになっていましたね。
やはり買われましたか。
返信削除床下機器に詳しいとは羨ましいです。
自分は殆ど無知なので鉄コレに付いてるもので普通に使っちゃっています。
クモハ559編成の写真見たことが無かったので見れて良かったです。
貴重な写真アップありがとうございました。
宵闇さん
返信削除やはり、買ってます(^O^)。
鉄コレの床下機器はいつもこんなもんですね。
特に吊り掛け者は殆どが国鉄スタイル機器で統一されています(爆)。
あまり知らない方が精神衛生上有益と思います(核爆)!
559、561の編成は他の551系編成とは微妙に異なっていました。