2014年6月30日月曜日

日立電鉄、日帰り旅(1)

学生時代、日立電鉄は微妙な距離の場所でした。
勿論、当時も特急『ひたち』や急行電車『ときわ』も走っていましたが、当然ながらどちらも学生の身分では乗車の対象外。
それでも少しでも向こうでの時間を有効活用したい・・・そこで、選択したのが早朝の下り普通列車仙台行きです。
この列車は当時でも既に残り少ない上野発の普通客車列車でした。
この列車を使って日立電鉄を訪問した時の沿線スナップを一部別の日のものも合わせて紀行風にまとめてみました。


221列車 82.9.18 上野

上野駅19番線で発車を待つ常磐線仙台行き普通列車。
5:55発という微妙な時間。
この時間の列車に乗るには始発に近い電車に乗る必要がありました。


スハフ422070 82.9.18 上野

サボの仙台行きが懐かしいです。


DD (左)、キハ601 82.12.11 石岡

当時の時刻表を見ると列車番号は221列車。
日暮里を出ると松戸、我孫子、取手と停車。
結構な快速運転です。
石岡到着は7:30。
ここでは鹿島鉄道の構内をパチリ。
これも鬼籍入りした風景になってしまいました。


キハ11 24 82.12.11 水戸


水戸到着は8:11。
水戸入線時には水郡線の気動車を車窓から撮っています。
既にかなり仲間の減ってきた10系気動車が止まっていました。

ED75 1002 82.9.18 水戸


水戸では11分停車。
機関車を交換しました。
機関車交換の時間を使ってホーム反対側まで撮りに行っています。
ホームに座ってこっちを向いているおっさんが怖かったです。


ED75 1002 82.9.18 水戸

その編成。
スハ43系でまとまられたスッキリした編成です。

モハ1007 91.11.23 大甕

そして、目的地、大甕には8:55に到着しました。
この後乗車した221列車の終点・仙台到着は13:55です。
今では考えられないロングラン鈍行は当時は結構普通に全国で走っていました。

客車を見送った後に常磐線ホームから見た日立電鉄。

モハ15(左)、モハ12(右)
80.11.16 大甕


こちらは常磐線下りホームから撮った日立電鉄大甕駅です。
日立電鉄の大甕駅は常磐線に隣接して跨線橋で結ばれていました。
上下列車は国鉄の列車に合わせて停車する列車もありました。

ED75 35 80.11.16 大甕

そして、同じホームを振り返ると常磐線上りの客車列車がやってきます。
常磐線の水戸以遠は客車列車が割合残っていました。

モハ1006(左)、モハ13(右)
80.11.16 大甕

ホーム脇の側線にも電車が眠っていました。
駅の方にお願いして構内をうろつきました。

トム1001+モハ1003(左)、モハ1006(右)
80.11.16 大甕80.11.16 大甕

更にその横には渋い風景が残っていました。

12 件のコメント:

  1. こわくないわんわんおっちゃん2014年6月30日 8:30

    おっさん、マジでコエ~よー!

    返信削除
  2. 1980年頃ですか。
    この頃の日立電鉄はよい雰囲気だったのですね。
    どこの路線も車両そのものの魅力がまだまだあった時代だったのでしょう。
    ゆとりがなく行けなかったのが残念です。

    返信削除
  3. 日立電鉄はかの鯨川と2人、昭和55年5月5日に訪問しました。ゾロ目日付入りの入場券を大甕駅で買ったのですが、見当たらない!それどころかネガがどうしても見つからないのです。

    返信削除
  4. こわくないわんわんおっちゃん殿
    あのおっちゃん、マジ怖かったです•••

    返信削除
  5. katsuさん
    1980年当時は昼間はワンマン電車しか走らなくなったものの、まだまだ古い電車の天下でした。
    日立は東京からの距離が中途半端で、ついつい後回しになり易いですね。

    返信削除
  6. Cedarさん
    あの方と御一緒だったのですか。
    お似合いの場所でしたね、ここは。
    あの方の電車、ここの電車のイメージを彷彿させるものがありましたね。
    ネガの行方不明は残念の一言に尽きますね。
    私も、尾小屋のネガがどこか行っちゃいました〜。

    返信削除
  7. 小生も221列車で日立に行きました!!
    水戸駅の11分停車は覚えてないですが、上野5;55発とか、北千住や柏通過だったという記憶は残ってます。実に懐かしいです。
    小生も学生の頃は、時間はかかってもとにかく安くしようと思ってましたし、それに401系電車より旧客の方が、旅行気分ですよね!!

    返信削除
  8. maru-ha殿
    221列車、旅情があって良いですね。
    当時確か常磐線の客車列車は3往復ぐらいあった気がします。
    降りるときはデッキに一番先に立って停車前に飛び降りをして転びそうになったことを思い出します・・・。

    返信削除
  9. この時代に常磐線に旧客なんて走っていたのですね。
    それが驚きでした。

    返信削除
  10. >停車前に飛び降りをして
    列車の発車後にも「発車後の飛び乗り、飛び降りはおやめください!」と松戸駅では放送していましたね。
    遅れ時刻を少しでも取り戻そうとするかのように、上り442レが北千住通過する様は圧巻でした。

    返信削除
  11. 宵闇さん
    常磐線の客車列車はほんのわずかながら上野口までやってきていました。
    既にこんな列車が走っているのに違和感を感じるような雰囲気にはなっていました。
    今から考えると信じられませんね。

    返信削除
  12. 12号線さん
    そうですね、飛び乗りをしないでくださいというアナウンスしていましたね。
    でもわざと飛び乗りする人もいましたね。

    返信削除

コメントはフリーでお受けしています。しかし、個人的なブログですので、リプライ及び不適切と判断したコメントの削除は管理人判断で行ないます。