2013年9月22日日曜日

配給電車の荷台~配給電車スペシャル・下

配給電車スペシャル、二回目です。
以前、配給電車さん(こちら⇒配給電車さんのブログ)との会話で、配給電車の荷台の内側がよく分からないとのお話で盛り上がりました。
実際大概の写真では荷台の内側は写っていません。
そこで、自分なりに撮った画像を探してみました。
いざ探すと、案外撮っていないことに気づき、愕然。
人間の記憶はいい加減です。

クモル23001 80.2.26 池袋

先ずはクモル23から。
こちらは関東唯一の両運転台車クモル23001です。
無蓋部には車輪が積載されています。

クモル24002 79.4.6 東中野ー中野

次はクモル24です。
無蓋部分の高さが000~004の前期グループと005以降の後期グループで異なります。
次のクモル24003とは連結面妻の補強の数に差異がありますね。
配給電車の奥は深い・・・というか随分とやっつけ工事みたいですね。
連結相手は後で出てくるクモル24051です。


クモル24004 80.5.6 信濃町ー四ツ谷

こちらは前期グループのクモル24004。
こちらはどちらかというとパンタ周りを撮ろうとしたものです。
トンネルポータルがアールデコ調なのも目がいってしまいます。

クモル24003 80.7.7 池袋
池袋にてクモル24003の荷台。
周りにお客さんがいっぱい居て恥ずかしくてこの一枚しか撮らなかったのが悔やまれます。


クモル24003 80.7.7 市ヶ谷ー飯田橋
上の電車を先回りして市ケ谷でやって来るのを待ちます。

クモル24003 80.7.7 市ヶ谷ー飯田橋

こちらは、上の次のカットです。
池袋の画像と合わせると一応一両の四方が確認できます。
荷台の様子が解っていただけるでしょうか?
手前と奥の車両ではアオリ戸裏側の補強が異なっています。
床板はパッチワークのように補修が入っています。

クモル24006 78.10.25 荻窪

変形車クモル24006。
仙石線時代に随分と弄られまくっています。
相方はクル29021です。

クモル24011 80.1.22 目黒ー五反田
クモル24011。
既に前回解説済みのクモル24007と似た外観です。

クモル24011 80.3.21 目黒ー恵比寿
1969年に追加改造された、最終増備車のクモル24011。
構造は後期グループに属します。

クモル24011 80.4.14 目白ー池袋

この際、しつこく同じ車両を別の場所から。

クモル24011 80.4.14 目白ー池袋


振り返ってパンタ周りを斜め後ろから。
屋根が狭いので、機器類が賑やかです。


クモル24051 79.4.6 東中野ー中野
こちらもクモル24唯一の50系改造のクモル24051。
木造車時代の台枠を使用している関係で、強度不足でアオリ戸が付けられなかった車両です。
何故この用途の車種選定に50系が入ったのか不思議ですが、趣味的には嬉しい限りです。
もしかしてこの車種選定、趣味人の仕業?

クモル24051 79.4.6 東中野ー中野

クモル24051、アップでもうひとカット。
荷台裏側の補強構造が他の車とは明らかに異なっています。


クル29000 80.2.26 池袋
次はクル29です。
初期改造のグループのクル29000、カットされた車体の妻面です。
制御車ながら、梯子がついています。

クル29000 80.2.26 池袋

同じく反対側を見たところです。
連結相手は関東唯一のクモル23、23001号です。
無蓋部の高さは初期車グループのため高いです。

クル29000 80.2.26 池袋

無蓋部の連結面です。

クル29005 80.5.28 東中野ー中野
こちらは30系改造のクル29005。
ただしこちらは中間車のサハ17に運転台を付けた車両です。
こちらの車両はアオリ戸の高さが低いタイプのため、それに合わせてかやはり構造がちょっと違いますね。


クル29020 80.4.14 目白ー池袋

こちらは31系改造のクル29020です。
この頃はまだ目白駅の貨物扱い時代の設備が残っており、画面奥にも渡り線が残っているのが確認できます。

クル29020 80.4.14 目白ー池袋

こちらは同車の池袋停車中に撮った無蓋室。
床は随分とお疲れモードですね。
背景に写っている東武のトキやレッドアローも懐かしい存在です。

クル29020 80.1.22 目黒ー五反田

こちらは1位側の様子です。
因みに手前の相方はクモル24011です。

今回は配給電車荷台スペシャルということで、ありったけの荷台画像をアップしました。
これらの画像、実は下記のネタの工作資料対策もあってスキャンしたものです。

バカ安クハ16は首切りの刑予定
こちらは先日のエコーモデルのピノチオキット叩き売り(こちら⇒号外)で入手したもので、一通り揃って4、000えんで購入した31系改造のクハ16000です。
3万超えのキットだと全体の3分の1しか使わないでぶった切るのは躊躇しますが、4、000えん購入品ならお構いなしにぶった切れます!
車体がクハ、床板がクモハなのもクモルにするには却って好都合!

相方はペーパー製クモニ13

相方はこちらです。
ずいぶん前に友人からもらったモハ33改造のクモニ13。
首都圏では配給電車の相方になって結構な頻度で走っていました。

6 件のコメント:

  1. 狂うイヌ242013年9月22日 8:50

    配給痴鉄殿、おはようございます。
    こりゃまた超大ネタです!
    完全ネタ切れのおれっちとの差が歴然です(爆)。
    しかし、コレが最後にあの模型に結びつくとは思わなんだー!
    クモル記事、楽しみにしてます~!

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  2. おはようございます!
    存分に堪能させて頂きました!ありがとうございます!
    刺激的な写真が盛りだくさんで、本当に気絶しそうです~(笑)。
    RMでの24007が見開きでド~ン!も度肝を抜かせて頂きました。
    chitetsuさんクオリティーのクモル+クモニ、これからの展開を楽しみにしております!

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  3. 狂うイヌ24殿
    おはようございます。
    狂ったようにスキャンしました。
    これでクルクモルネタは在庫払底状態かもです。
    へへへ、今回ブログアップ目的は自分で資料として見たいがための自己都合でした~。

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  4. 配給電車さん。
    おはようございます(^_^)/。
    堪能いただけましたでしょうか?
    気絶して頂ければ幸いかと~(^O^)。
    24007、確か好物でしたよね。
    配給電車さんの作品に刺激されてやる気が出てきました。
    今度は私が工作の番ですね。

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  5. おはようございます・・・

    chitetsu様は、国鉄時代の配給電車を追いかけてもいたんですね。凄いなぁ~~!
    それも、内側や屋根上がわかるような撮影しているなんてすばらしいですね!
    配給車げ現存しているとき、1度だけ友人らと大崎で出区してくるクモルを待ち伏せて撮影しました。
    モデルの方は、ひかりのクモル23001は、製作途中でヘッダーのハンダが外れて折れ曲がり、製作が中断しています。クモル24・29とピノチオのクモル145クル144は、押入れの肥やしになっています。
    http://blogs.yahoo.co.jp/e209911/33326363.html

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  6. KAZUさん
    コメントありがとうございます。
    配給電車は模型化したい題材でしたので、なるべく機会を見つけては細部を撮るようにしていました。
    自分も色々なブログの記事を参考にさせていただいてますので、逆ができるときは公開しようと思っています。
    クモル23、いい感じじゃないですか。
    是非シルヘッダー直して完成させてください。

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