2013年8月17日土曜日

不思議な時間を彷徨う

とある国鉄駅の脇から小さな汽車は出ていました。
その汽車はか細い汽笛一声、ゆっくりと暮れなずむ街並みを縫うように走り出しました。
どこまでも乗っていたい衝動に駆られましたが、どうしても許される乗車区間はひと駅だけ。
涙を飲んでその汽車を次の駅で降りました・・・。

こちらは1990年の秋、とあるところで見た光景です。
1990年の風景とは思えない風景が展開しています。

90.10.23 Frital-coßmannsdorf

時代離れした蒸気機関車牽引の客車列車が、暮れゆく山の中に吸い込まれてゆきます。

90.10.23 Frital-coßmannsdorf

その汽車を降りて街を歩いているとこんな風景に出会いました。
何気ない街並みに非電化の路面軌道が・・・。

まだ東西ドイツが一緒になってから間もない頃の東の世界はやはり自分にとっては大変不思議な異空間でした。

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