2012年7月25日水曜日

2012年春、北陸電車巡り 福井鉄道

北陸に現在も残る4私鉄のうち一番変貌を遂げたのは福井鉄道でしょう。
いろいろな旧型車両が広告をつけて走っている風景はほぼ一掃されて、殆んど名鉄美濃町線のようになっていました。

二枚ともモハ201-2
12.4.19 越前武生
今回の北陸私鉄巡りの目的はもともとこのモハ200形電車がいよいよ引退するとの話を聞いたので、最後にもう一度見ておきたいと思ったことから始まりました。
ネットで調べると、どうも朝晩の輸送力列車にしか充当されていない模様でしたので、久しぶりに車夜行運転で早朝の武生を目指しました。
久しぶりの600Km単独運転はかなりきつく、それなりに歳をとったのかなあと感じてしまいました。
さて、途中仮眠しながらも夜明け前の武生に無事到着、明るくなるのを待ってモハ200形電車を眺めました。

モハ201-2
車両の銘版を見ると昭和35年製、自分と同級生・・・ということは車齢51年になるのですね。
以前はまだまだ新しいと思っていた電車もさすがに歳は隠せないご様子でした。
全国的に見てもこの辺の電車は殆ど引退していますし、そう考えると引退止むなし、なのでしょうかね。

12.4.19 北府
モハ200形を眺めたあと西武生に行きました。駅名は北府に変更され、渋い駅舎は徹底的にリニューアルされて福井鉄道博物館のようなギャラリーになっていました。これは、町おこしの一環みたいでした。
駅前の木が桜だったことに今回初めて気づきました。
因みに、元の佇まいはこちら(⇒西武生、再訪)。

デキ3 12.4.19 北府
車庫の脇には名鉄電車のお古に混じってデキ3が健在でした。以前訪問した時には蔦が絡まってかなりの荒廃ぶりで再起するとは思えない状態でしたが、しっかり整備されて復活していました。
直線的なスノープロー、あまり見たことのない格好をしています。

モハ602 12.4.19 北府
元名古屋の地下鉄の電車でしょうか?
二扉、両運転台に以前の急行色を纒っていました。イベント用のようでした。
模型のフリーの電車みたいでこれもまた良し、でしょうか。

12.4.19 家久
始発電車が動き出したので家久駅に行ってみました。濃霧の中、元名鉄電車同士の交換風景です。名鉄600V線や広島電鉄の鉄道線の風景を思い出しました。

モハ201-2 12.4.19 家久
モハ201-1 12.4.19 家久
霧が晴れないので、家久の駅で電車を待つことにしました。
やがて目的の電車がやってきました。7時代前半の福井方面行きは3本が鉄道線形の在来車が運用について多客対応をこなしている模様でした。
代替車は何になるのでしょうか?

モハ201-2 12.4.19 サンドーム西ー家久

モハ202-2 12.4.19 サンドーム西ー家久
霧が晴れたので沿線で福井からの戻り電車を待ちます。
正に桜満開の気持ちの良い天候の中モハ200形が二本戻っていました。
この新福鉄色は年寄りの厚化粧みたいで、どうもいただけませんね。

長々とアップを繰り返してきた北陸電車巡り、ひとまずこれで全て終了と致します。
お付き合いいただいた方(いらっしゃればの話ですが)、ありがとうございました。

2 件のコメント:

  1. いいですね~
    私が福井鉄道へ行って撮りたい場面をまるで撮ってもらったようです。
    特に家久駅のこういう光景は堪りません。
    数年前に高床車を撮った時は朝の福井市内だけだったので
    次は専用軌道で撮ろうと考えていたものです。
    今の福井鉄道の車両現状も最新情報で大変に参考になります。

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  2. katsuさん
    過分なコメント、ありがとうございます。
    次回の福井訪問の参考になれば嬉しいです。
    家久駅でのショットは霧が晴れずに止むを得ずの対応でありましたが、後で見ると地方私鉄が一番活気づく朝の風景を撮れたのは良かったかなと思いました。あと二年ぐらいしたら鉄道線型の電車は見れなくなってしまうのでしょうね。

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