こちらは1980年の初訪問の翌年、二回目の訪問時の北鉄金沢駅です。
この時の大学鉄研の合宿は石川県、羽咋で行われ、部の公式行事は国鉄金沢運転所見学でした。公式行事は私の食指の動くものは少なく、それよりも沿線の私鉄電車の方が楽しみでした。
その折、前の年に回った北陸の私鉄を鉄研仲間と少しずつ早回りでかじってきました。
クハ1211(左)、クハ1001(右) 81.9.4 北鉄金沢 |
今や地下化されているとのことですが、当時の北鉄金沢駅は国鉄金沢駅の脇の狭い場所にありました。小・中型車三連がやっとのホームです。
以前は画面手前右側に向けて国鉄線への貨物授受の線路が分岐していました。
クハ1001 81.9.4 北鉄金沢 |
前回もアップしたクハ1001。
その時は画面左のホームでお昼寝中でボデイのみの撮影。
ようやく車体全体が写せました。台車はDT21みたいなウイングバネの新しめのものを履いています。私の好きな電車の一つです。
モハ3201 81.9.4 北鉄金沢 |
幸い、前回車庫の中で会えなかったモハ3201にも会えました。
クハ1001と同じデザインのMTコンビで、私は北陸鉄道の電車の中で一番それらしい電車と思っています。
この電車が作られた昭和30年代までは日本全国、結構な地方私鉄が独自性を出して自社発注をする余力があった最後の時代だったと思います。
地鉄電車 モハ307 1981.9完成 |
今見ると実車同様埋め込み型ヘッドライトの方が格好良かった気が・・・
ペーパー製で自作、Hゴム窓の面一表現や本物のアルミ薄板から切り出したサッシ表現、張り上げ屋根の継ぎ目を埋めるのに大変に苦労したのを覚えています。
浅野線が懐かしく思い出されます。
返信削除魅力的な北陸鉄道の電車が1995年頃にまだ居たとは全く知りませんでした。
2000年代に入って私が訪問した時は金沢駅は地下化され元井の頭線の電車が走っていて
何を撮ったら良いのか内灘の陸橋の上で茫然とした事がありました。
魅力ある北鉄電車が素晴らしいストラクチャーの中で活きいきとしていますね。
katsuさん
返信削除浅野川線の電車の更新は割合遅かったみたいですね。末期は随分といじくりまわされてだんだん魅力が薄れてきていましたが。
しかし、まさかこの線のターミナルが地下化されるとはよもや思いもしませんでした。
粟ヶ崎の駅のあたりはいかにも北国の海辺りの街らしいちょっとうら寂しい色合いと風情が好きでした。