2012年5月11日金曜日

1980年春、北陸電車巡り  富山港線訪問

富山港線は北陸で唯一の直流電化された国鉄の路線です。
なぜ陸の孤島のように直流電化されているかというのには当然それなりの歴史があります。
富岩鉄道として開業後、戦前の最後は富山地鉄の一路線となったのも束の間、戦時買収されて晴れて国鉄の一路線となったため直流電化路線がぽつんと存在するような形となりました。
戦後富山地鉄が返還を求めていたという話は有名です。
それから半世紀以上を経てまたもや民営化、それもライトレール化されるとは思いもよりませんでした。新幹線開業後は富山市内線とつながるという話ですから、富山地鉄の返還要求は間接的にとは言え叶うことになる、とも言えますね。
富山港線は既に前年79年にも訪問をしていましたが、今回も地鉄電車と合わせて訪問しました。

クハ79928 80.3.9 城川原
 全金製の電車にスカイブルーの塗装は、それなりに似合っている気がします。
車両基地のある城川原の風景です。
一番右に予備車で両運転台車、クモハ40の姿が見えます。


クハ79922(左)、クハ79934(右) 80.3.9 城川原
 木造の車庫と全金のスマートな電車、ちょっとミスマッチです。

クモハ73195 79.3.20 城川原


クモハ73049 79.3.20 城川原
 近代化改造のクモハ73二種。
方向幕の有無や運行番号窓のHゴム形状や大鉄型通風器の有無などで、かなり表情が違ってきていることが分かります。


クモハ40076 79.3.20 城川原
 検査時にどちら向きにも連結できるようにクモハ40が予備車的存在で在籍していました。


クハ79922 79.3.20 城川原
クハ79全金車の初期試作車で、側面窓の四隅に量産車にあるR(下記写真参照)がないので見分けられます。
クハ79928

本来埋め込みであるはずの縦樋が露出している車を散見しました。
妻面だから関係ないとも言えるものの、ちょっと不細工です。
クモハ73117 79.3.20 岩瀬浜ー東岩瀬
沿線随一のビュースポット(?)にて。

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