お知らせです。
拙著の新作・川造型電車の下巻の表紙ができてきました。
川造型は阪神急行電鉄の600号がルーツであり、我が国初の全鋼製電車でもありました。そのような関係から川造型下巻はどうしても阪急600形を表紙にしたかったのですが、カラーの画像がどうしても見つかりませんでした。
半ばあきらめかけたのですが、知り合いを通じて正雀工場に保存されている602号車を特別に取材させていただくOKが出ました。
既にブレーキ関連も台車とつながっておらず、庫外に引き出すのは不可能だということでした。保管場所も車庫の奥にしまわれているので、期待に沿えないかもと言われましたが、このような形で美しい姿を撮影することができました。
車体各部も撮影させていただき、屋根廻りも架線の電気を切っていただいて撮影をさせていただけるなど、嬉しいご配慮をいただきました。
昨日本書は責了いたしました。私の昭和初期私鉄標準設計電車本の最終巻・もうじき完成します。
屋根上の写真を見ますとうっすら鉛丹色があちこちに見えますが、これって鉛丹色の上に薄くグレーを塗ったんでしょうかね?
返信削除(自分、古い全鋼製電車は鉛丹色屋根のイメージでした。)
この602かは知りませんが、阪急600形は試作車の510(これも全鋼製)と共に「日本初の全鋼製電車同士の衝突事故」というのをやらかした記録が残っており、510が廃車になるも他は小破で死者も出なかったそうです。
レサレサさん
返信削除屋根がグレーに見えるのは単にほこりが積もっているからだけで、全体は鉛丹色に塗られていました。
602と116、とても美しいですね。
返信削除2両とも、現行の阪急マルーン色より赤味が強く見えるのですが(昔の近鉄マルーンに近い印象)、これはたまたまでしょうか?。
匿名さん
返信削除美しかったです。
塗装は現行車とは若干違う調合をしているとのことでした。