本日3月11日をもちまして、不肖わたくしは還暦を迎えることとなりました。
還暦記念記事企画では過去の誕生日撮影シーンをとも思いましたが、地震の記憶を思い起こされる方もいらっしゃると思ったので、別企画として1961年に誕生して今年還暦を迎える(もしくは迎えた筈)の車両を手持ちですぐに出せそうな画像からピックアップしました(これ以外にまだまだありますが、そこはあまり言及しないでいただければと)。
以下、思いついたままランダムにまいります。
81.4.23 富士見台ー石神井公園 |
まずは、地元の電車・西武551系。
西武の旧型電車の掉尾を飾る電車といえば聞こえは良いですが、1961年に及んでも吊り掛け電車をデビューさせる大手私鉄はここだけでした。吊り掛け電車好きには嬉しいような、沿線住民としては恥ずかしいような。。。
静岡鉄道100形。
南海電鉄の2051系です。こちらは63形改造の1521系と同じ車体を載せながらもモーターが異なる少数派。写真の電車はそのどちらか特定できませんでしたが、同じスタイルなので掲載します。
国鉄キハ58系。
北千住を出てゆく、懐かしのオレンジベージュカラーです。
同時デビューで同じ線路を走る営団3000系を考えると、ずいぶんと保守的でその格差は激しいと言えます。
20.9.18 桜沢 |
その営団地下鉄3000系電車。
マッコウクジラ号は引退後長電でそれなりの数が活躍してきましたが、そろそろ日比谷線の後輩に全数追いやられそうな勢いです。
新生伊豆急らしい、明るい電車で好きな電車です。
両運転台の103号車だけが構内入換車から動態保存に転身したものの。この年を最後にそれも終わってしまいました。仲間で貸し切り列車をチャーターして乗車したりと思い出深い車輌です。
18.11.9 月岡ー大庄 |
富山地鉄10020形。
地鉄電車オリジナルの高性能電車もこの世代になってスタイルも確立した印象ですね。
いつの間にか数を減らして、この電車の引退でオリジナルの電車は14760形1系列を残すのみとなってしまいました。
加越能鉄道7000形。
こちらはまだまだ現役バリバリの吊り掛け電車ですね。
72.7 |
静岡鉄道100形。
地方私鉄としては意欲的な電車で自社製造というのも静鉄らしいです。
でも下廻りの新性能化にはまだ時間を要しました。
このタイプの電車は正直どれも同じに見えてしまい、今でも現役で走っていそうなのですが、この形式は2000年を迎えることなく引退しているそうです。
81.8.31 和歌山港ー築港前 |
南海電鉄の2051系です。こちらは63形改造の1521系と同じ車体を載せながらもモーターが異なる少数派。写真の電車はそのどちらか特定できませんでしたが、同じスタイルなので掲載します。
年代的にはカルダン車になりそうでしたが、諸般の事情で吊り掛け駆動になったのは個人的には嬉しかったです。前面窓のHゴム化でちょっと男前を下げましたが、冷房化では更に珍妙なスタイルとなりましたが、最後まで好きな電車ではありました。
81.3.2 柳川 |
西鉄1300系。こちらは厳密には中間の電動車が同世代であって、前後の制御車はもっとお歳を召しています。滅茶苦茶な編成ではありますが、どこか統一感も感じられたり不思議な電車です。最初に見たときにはただただ驚きの電車でしたが、なかなかに魅力的な電車で、もっと記録しておくべきでした。
83.2.18 小淵沢 |
全国を股にかけて大活躍した気動車で、どこへ行っても見れたのに、いつの間にかどこでも見れなくなりました。晩年は全国のキハ58系を追っかけて出かけたのも良い思い出です。
77.3.14 箱根ヶ崎 |
国鉄キハ35系。
通勤形気動車というコンセプトとは違いすぎる用途で使われている車輌が多かった気がします。大きなドアを開けると寒風が車内を吹きすさぶし、走り出すとドアがバタバタ、隙間風もぴゅーぴゅーであまり乗りたくない気動車でありましたが、外観は嫌いではありませんでした。
最後は国鉄の電気機関車で締めます。
写真はEF70形で、同期の交流機にはED72形も存在します。北陸方面の私鉄を見に行くときにはこの機関車牽引の客車列車に随分とお世話になりました。昔フェニックス製の模型も作りましたが、それが初めて組み立てた電気機関車のキットでもありました。
78.1.3 豊橋 |
こちらは同期の旅客用直流機、EF61形です。
数量のせいもあってか、今ひとつ存在感の薄い機関車でした。私も撮ったのはこの一回だけであったかと思います。
などなど、自分と同期の車輌達を集めてみました。
その大半は現役引退しているのは、ある意味当たり前ですね。
還暦おめでとうございます。暦が回って赤ん坊に還ったわけですから、心機一転大いに鉄趣味を楽しんでいただきますよう。
返信削除Cedarさん
返信削除ありがとうございます!
今年は原点回帰ですね〜
まずはインターバンから^_^
宮下さんが還暦を迎えたとは!
返信削除そういう私は既に70になりましたが、40年前頃に無茶な走りをしながら一緒に撮影したのを思い出します。
いつまでもご活躍を。
3.11がお誕生日なんて
返信削除ちょっと同情いたします(お祝いし辛いですね)。
私は4か月後に還暦ですが
同級生たちの写真を拝見すると
自分が歳をとったのを実感します。
キハ58やキハ35と同い年なんて…(笑)。
還暦おめでとうございます、赤いちゃんちゃんこの慣習も失われゆきますね。
返信削除還暦仲間入り、おめでとうございます。私は、2月に到達しております。
返信削除掲載された車両の中では、キハ35が一番世話になりました。
母方実家のあった伏見稲荷へ行く際に利用していた奈良線は、
非電化当時はキハ35が主力でした。
青葉台さん
返信削除ありがとうございます。
この先はもっと早いそうですね、怖いです。
にぶろくさん
返信削除ありがとうございます。
自分は自分のこと気づきにくいですが、知り合いを見ると加齢を実感しますね。
キハ58も良い歳なってしまっていたのですね。
チャッピーさん
返信削除ありがとうございます。
成人が前倒しなるのですから、赤井ちゃんちゃんこは後ろ倒しでもよいのでは???
北マトさん
返信削除追いつきました!
キハ35は正直あまりお世話にはなりたくない部類の車輌かもです。
でも、模型は好きで何台か持っています。
還暦おめでとうございます。
返信削除還暦を迎える車両たちも、鉄道趣味を始めた頃は新しい車両たちでした。
まだ若手と思っていた方々が還暦を迎えるということは、自分はもっと年寄りなんだと改めて自覚しています。同じ趣味でワイワイ楽しむのに年は関係ありませんが。
返信削除南海の2051系は昇圧時にモーターをMT40に取り換えていますから、実質的に1521系と同じと考えてよいと思います。
お誕生日おめでとうございます。
返信削除西武551は1961製造でしたか。
同時期製造の他の鉄道に比べ、西武は鉄道にケチでしたね。
でも、TR11系+釣掛の組み合わせというのは、管理人さん同様、結果として歓迎です。
それはさておき、モハ60は、モハ40のパワーアップ型ですよね。
今まで以上に興味深いパワーアップした話題をブロクに掲載いただけるのを楽しみにしております。
伊豆急の100型は、幼き頃、親父の田舎・西伊豆や、東伊豆の温泉宿への道中で何度か乗ったことがあり、相互乗り入れしていた国鉄の「湘南電車」とは違った、明るい色の新鮮な電車にはある種の「わくわく感」があったのでした。日比谷線の3000型は、その日比谷線時代の印象よりも、信州に行って乗り合わせた時のほうが、「懐かしい電車に出会った」という感慨を覚えたものでした。名鉄のパノラマカーは、前にも書き込んだことがありますが、全車指定の小田急のロマンスカーに対して、「こんな素晴らしい電車に特別料金なしで乗れるとは」と、うらやましく思ったのも懐かしい思い出でした。
返信削除国鉄のキハ35は、今から半世紀余りも昔の夏休み、南房総方面がまだ非電化だったころ、急行券が取れず鈍行で千葉駅から乗りとおしたことがあり、海水浴客などですし詰めの車内、窓を全開にしても余りの蒸し暑さに参ってしまったのも、今となってはほろ苦い思い出でした。京津線の80型、福井に行くのではと、という話もあったのですが、時期が合わずお流れになってしまった、という噂を聞いたことがありました。
還暦おめでとうございます。
返信削除こうやって写真を並べて見せていただくと、同世代の電車でも各社各様の考えがデザインに反映されているのが興味深いです。塗装のカラーによっても、見映えの印象がだいぶ違いますね。
三等急電さん
返信削除こうやって並べてみると、もう60年も経っているのかと思う車両が多いですね。
時間の流れは速いですね。
モハメイドペーパーさん
返信削除自分も他人事と思っていた還暦をむかえるなんて、どうもピント来ておりません。
maru-haどの
返信削除お互いなっちゃいましたね~。
早いもんです。
体に気を付けないといけないお年頃ですね。
パワーアップですか!できるかな~。。
せめてパワーダウンしないように頑張ります。
伊豆之国さん
返信削除想い出ありがとうございます。
京阪80が福井に行っていたら面白そうでしたね。
石マロさん
返信削除ありがとうございます。
この時代の車両は個性が豊かですね。
最近は同じような車両のシール張替えみたいで、個性が減りましたね。