2020年11月7日土曜日

小山病院のクハ86374

 練馬区石神井の小山病院の院長先生は筋金入りの鉄道好きであったことは、多くの方がご存知でしょう。

09.4.12 小山病院

そして小山病院の診察室は国鉄クハ86形を模したものであったのも有名かと思います。
こちらの診察室では、私も大学時代盲腸で入院した時にお世話になりました。
このクハ86形、1958年の製作当時は最新の電車だったことから選ばれたと聞いたことがあります。
ドアや窓サッシなどは実車と同じものを車両メーカーから購入して設置したもので、塗装も三鷹電車区の人が出張作業をしたそうです。
その点でもリアリティが高いです。
車番は実車の空き番、クハ86374となっています。



しかしながら、その院長先生も亡くなられて、病院も別の敷地に新築されて使用されなくなりました。


このレプリカクハ86と桜はこの年が最後となったようで、2009年の9月に病院建物もろとも解体されたそうです。

10 件のコメント:

  1. 20~30年位前、病院前の路を挟んだ院長宅の庭にクモハ351形として5m程の
    カットボデーを譲渡搬入したのを思い出しました。
    終電後石神井公園駅前でトレーラーから降ろし路地の間を牽きずり
    運送会社の技量に感心しました。

    庭の車両も解体されましたか。TR11台車は何処に行ったんでしょうか
    気になります。

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  2. 長いこと本物の廃車を活用したものだと思い込んでいましたので、レプリカと知ったときは驚きました。
    サボにもちゃんとお名前が入っていたんですね。

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  3. これレプリカなんですか・・・

    実物大やそれ以上のスケールだとD51のレプリカ(なぜか101号機が多い)は割と見かけるのですが、こいつらは申し訳程度の形なのに対し、これはレベルが違いますね。

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  4. ぬか屋さん
    クモハ351形が院長宅の庭に置いてあるのは知っていたものの、結局見ることなく終わってしまいました。当時はよもや保存された車輌が撤去されるとは思わず安心していたからと思います。
    残念ですね。

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  5. 石マロさん
    このレプリカの完成は実車とほぼ同じ時期でしたので、本物よりも長生きではありましたね。

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  6. レサレサさん
    このレプリカはドアや建具などに実車と同じ部品を調達しているので、かなりレベルの高いレプリカと思います。私も入院するころまで本物かと思っていました。

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  7. 小山病院で診察を受けたことはありませんでしたが、解体されると知り撮りに行きました。

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  8. 実物大の模型を作って電車の病院としてアピールする発想と、思いつきで済まさずに実現させてしまう行動力が凄いです。西武鉄道の嘱託医も引き受けていたそうですね。

    鉄道雑誌でも無駄のない分かりやすい文章で電車の履歴やエピソードを発表していましたが、「木造省電の変身車を訪ねて」などの譲渡車両の紹介記事が印象に残っています。

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  9. 三等急電さん
    解体される話というのはそれなりに情報があったのですね。
    全然知りませんでした。

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  10. midorinoneko さん
    小山先生は国電に特に造詣が深かったようですね。
    レイル誌に何度か寄稿されていましたね。

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