2017年10月9日月曜日

アメリカの鉄旅  その15  RGSの遺構をもとめて

D&SNG鉄道の列車をシルバートンまで追いかけた後は、山向こうを走っていたリオグランデサザン(RGS)鉄道の廃線跡の遺構を見に行くことにしました。
これがこの旅で一番スリリングなことになるとはシルバートンでハンバーガーを食べているときには思いもよりませんでした。

480 17.9.6 Silverton

シルバートンの駅で発車待ちの午後の列車です。
駅、といっても線路があるだけでホームとかはありません。

17.9.6 Silverton

シルバートンの駅市内中心部に移転しています。
こちらは街はずれにあるシルバートンの旧駅舎です。


シルバートンの街


シルバートンは昔の鉱山町として栄えた場所で、今でもその時代の風情が残っていて、観光客に人気のスポットでもあります。
懐かしいアメリカの風景を眺めながら、いざRGSの廃線跡に向かいます。
ここシルバートンとRGSが走っていたオフェア付近は直線距離では10㎞程度とかなり近いのですが、高い山が行く手を阻んでいます。
通常でいうとかなりの大回りを強いられる行程で、もっと近い行き方が無いのか調べていると山越えの道があることが判明。酷い道では?との懸念もあったのですが、ちゃんと道路番号も付いていたのでそちらの道を選びました。


平和にハンバーガー

最初は平和にハンバーガー食べて走っていましたが・・・。
その道は、分岐点から既にダート道でちょっと嫌な予感が。
しかし、結構なバイクともすれ違ったのでまあ大丈夫と進みます。

う~む

峠道はぐんぐん上がってサミットに到着。後は下るだけ、と思った瞬間凄まじい光景を目にしてしまいました。

うひゃ~、コレは・・・

この道は、同乗者全員今まで経験したことの無いガレ場道で、とてもFFの乗用車が通る道ではありませんでした。しかし、今さら引き返せ無い・・・。
必死の運転で腹をこすり岩に足を取られながらジワジワ下って行きます。
もう、生きた心地もしないガレ場道は結構続き、普通のダートが恋しくなる道でした。
あまりの凄まじさに写真を撮る余裕も無かったのでありました。

やっと普通のダートに

生きた心地のしないスリリングな道は、その後3度も今度は川にじゃぼんと突っ込むコマーシャルのようなこれまたスリリングなポイントを通過。
ようやく普通のダート道に戻りました。
写真は、ひとまず危機を乗り越えて一休み+車の下廻り点検の図です。



17.9.6 Ophir

こちらはRGS時代の名所、Ophirです。
実物も有名ですが、模型でも人気の場所でたいがいのRGSをモチーフにしたレイアウトには登場する場所なので、わが目で見たかったわけです。
写真で見た風景はすっかり変わっていましたが、駅の脇の建物だけは健在でした。
見た目にはどこが線路跡か自信が無かったのですが、地元の方との会話で場所が特定できました。

17.9.6 Dolores

その後、RGSの廃線跡に沿って走行、ドローレスで同線の名物車両であるギャロッピンググースを見学します。

17.9.6 Dolores

駅舎も現役時代のもので、現在はミニミュージアムになっています。

17.9.6 Dolores

このギャロッピンググースはこの月の月末には再び本線走行をしたとのことです。

夕食はSUSHI

なんだかんだで無事ホテルに戻ってきました。
撮影堪能後の夕食は久しぶりの日本食です。

乾杯イエイ!

色々あった一日も無事帰還で楽しく乾杯イエイ!



不思議なSUSHIでした。
明日はいよいよアメリカ最終日になります。
つづく

4 件のコメント:

  1. モハメイドペーパー2017年10月9日 23:12

     この機関車を見ていると、アメリカ人が日本の蒸機を「ナローにしてはよくまとまっている」と評したというのがもっともだと思われます。ボイラーはC57クラスより太いんじゃないかな。

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  2. 日本では林道に行かないとダートも少なくなってきたので、
    オフロードでもきつそうなダート、貴重な体験でしたね。
    SUSHIというよりオードブル??

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  3. モハメイドペーパーさん
    確かに向こうの人から見たらそう見えるのでしょうね。
    日本人から見てもナローの機関車の方がスタイルまとまっている気がします。
    D51よりひとまわり大きい感じですね。

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  4. 福フチさん
    今回の道はダートを上回るガレ場で、びっくりしました。
    走っているのはオフロード車だけで、FF車が走ってくるのを見た対向車から半分笑われてしまいました。
    SUSHIはもう創作料理ですね~。

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