2017年5月11日木曜日

新兵器、投入!

久し振りに新兵器を投入しました。
本日はその新兵器のご紹介です。

CASIO EX-ZR1800

その新兵器はこちら。
CASIO EX-ZR1800です。

こちらのカメラには『全焦点マクロ』という機能が搭載されています。
昨今は技術の進歩に伴い画像の合成は当たり前にできるようになりました。
iPhone搭載でお馴染みのHDR合成もその技術で、明暗のある場所で複数の写真を撮影し、それを合成し、より自然に見える写真にするものです。
その合成機能を応用して更に進化させたのがカシオの『全焦点マクロ』です。
この機能を使うと、なんと近距離から遠くまでのすべてのものにピントが合った写真が撮影できるという驚異的なものです。
この理屈は、シャッターを押すと一気に近くから遠くまでを超高速で複数枚撮影しそれぞれの、ピントが合ったカットを1枚の写真に合成してしまうわけです。
以前から一眼レフでもピント送りをして合成する方法は編集の現場でも使われていましたが、それがこのカメラでは瞬時のうちにやってくれるわけです。

こちらのカメラ、以前ノーブルジョーカーの運転会でもメンバーの方が使われており興味を持っていましたが、今年の運転会でその応用編を見せて頂き、遂に買うことにしました。
ノーブルジョーカーの運転会
http://tsurikakedensha.blogspot.jp/2017/05/blog-post_3.html


それでは、その機能の検証をしてみたいと思います。

通常モードで撮影

こちらは普通のマクロ撮影です。
猫屋線の湘南顔以外ボケちゃいますね。
絞り込めばもう少し良くなりますが、せいぜい車体中央までしかピンがきません。

全焦点マクロで撮影

こちらが、注目の全焦点マクロでの撮影です。
ピントは手前から後ろ、更に背景にまで来ています。
これは、目から鱗です。

この機能は聞くところによると、現在でもCASIOのZRシリーズとペンタックスのOMシリーズの一部にしか搭載されていないようです(違ってたらごめんなさい)。
OMシリーズでの画像も先般IMONさんが撮られたものを見て凄い!と思いましたが、お値段もそれなり。
OMシリーズは模型撮影限定運用車にはちょっと投資額が大きそうですが、ZRシリーズはうまく選べば2万円台で買うことができます。

結構、これは凄い!

めちゃアップで撮った猫屋線と、バックの電車から背景の時計の目盛までクッキリ。

手前もボケません

 この手の画像は通常手前の台車にはピントがきませんが、これならバッチリ。
正に、模型向きの機能です。
 もちらん、普通のコンデジとしても十分使えます。
他にも搭載されているベストショットモードでいくつか試してみました。

夜景モードで撮影

こちらは夜景モードです。
こちらも、何も考えずにシャッター押すだけで、綺麗な画像が得られました。
これまでは、それなりに絞りなどをいじって撮っていたことを考えると、これは楽ちんです。

条件の悪い時間帯でもそれなり

条件の悪い、夕方の高速で走る通過電車の撮影もそれなりです。
補正をかけずにただ撮っただけにしてはそれなりですね。
飛んでしまいそうな白夜月もちゃんと写っています。

これからは模型のメイキング、そしてお出掛けのサブカメラで活躍しそうな新兵器です。



10 件のコメント:

  1. これ模型の撮影に最強ですね。他人様の模型の作りをパクろうと撮った参考写真がピンボケでアウト、ってことがなくなります(爆)。

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  2. これ模型の撮影に最強ですね。自分のモケーを撮ったらアラだらけでヘコみそうでアウト、ってことになりそうです(糞爆)・・・・

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  3. 通りすがりの642017年5月11日 10:02

    こんなに写っちゃうとバックの模型が気になります(笑)
    つまらない話ですが、これで証明写真を撮ったら合成写真になって認めてもらえないのだろうか。。

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  4. モハメイドペーパー2017年5月11日 11:13

     モノがデカイOゲージの撮影にも役立ちそう。カシオはいろいろとおもしろい機能を持つカメラを作りますね。

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  5. 丸窓鉄道管理局2017年5月11日 13:06

    これは凄い!
    車両もジオラマも模型撮影にうってつけですね。
    早速、御用達店である淀カメのサイトを見てみまいたら、¥31,280-と。
    ポイント分を▲すると2万円台ですね。
    でも、この機能については一言も解説されてませんでした。
    う~ん、もっと早くに買えていればなー。先日お邪魔した巣鴨の作品展での撮影も
    苦労せずに済んだのになー。
    露出上げて絞り深くして、その分シャッター速度を遅くしてなんてことしなくても
    済みそうですね。

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  6. Cedarさん
    これは出先で模型を撮るとき、すごく重宝しそうです。便利なものができました。

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  7. ヘタ犬どの
    これは自分の模型を撮るとき、すごくアラ出そうです。困ったものができました。

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  8. 通りすがりの64さん
    背景の模型、意識的に入れてみました。
    これからは合成画像がフツーになっちゃう世界になるのでしょうかね。

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  9. モハメイドペーパーさん
    大きなゲージはなおさら存在感のある写真が撮れそうです。
    大手カメラメーカーに搭載されない機能があるところが面白いですね。

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  10. 丸窓鉄道管理局さん
    そうなんです、この機能はメーカー自体も全然PRしていないのですよね。
    いくつもあるオプションの一つという認識なのでしょうが、モデラーには福音です。
    ちなみにヨドバシの店員も機能を知りませんでした・・・。

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