本日は、お知らせ二件です。
その1です。
本日21日、ネコパブリッシングより鉄道車輌ガイド『クモニ83と仲間たち』が発売になります。
表紙は御大作品。 |
こちらが表紙です。
東急3450形本でもお世話になった、御大の撮影画像にさせていただきました。
カラーグラフにも御大が! |
個人的に郵便・荷物電車のモノクロ写真はそれなりに撮っているものの、カラー写真はあまり撮っておらず、様々な方々のご協力を得てまとまられました。
白黒写真は私です |
今回のクモニ本は話題のTOMIXクモニ83形発売にリンクして企画したもので、昭和30年代後半からの電化の進展に合わせて登場したモハ72形などから改造されたクモユニ74、82とクモニ83形に焦点を当て、それにクモハユ74形とクモユニ81形までを対象としました。既刊のクモニ13形と合わせて合造車以外の旧性能国電の郵便・荷物電車が埋まったことになります。
本文では各形式の歴史・概論・車両毎の特徴を文章と写真でまとめました。
本文では各形式の歴史・概論・車両毎の特徴を文章と写真でまとめました。
また、形態分類表も添付して模型化の参考になるようにしました。
この分類表作成をはじめ、モデルの作例紹介でも辣腕Nゲージャー、葉賀さんと杉本さんに多大なる協力を得ました。
2氏にはこの企画に合わせて新たに荷物電車を作りおろしをして頂きました。その郵便・荷物電車の作品紹介は是非ご覧いただきたいです。
是非、手に取ってください!
その2です。
今週の日曜日、原模型博物館で開催中のかながわ青少年鉄道ジオラマサミットの特別セミナーでジオラマの話を致します。
内容はJAMのクリニックを対象の高校生向けに簡単に分かりやすくしたような内容(二番煎じ?)です。
会場は入場無料だそうです。
大したことは致しませんが、一応ご案内いたします。
出版おめでとうございます。
返信削除今回も力作のようで、拝見するのが楽しみです。
いつも見慣れた旧性能国電の郵便・荷物電車でしたが、あっという間に消えてしまいました。
池袋駅の光景を見て懐かしくなりました。
三等急電さん
返信削除ありがとうございます。
あまりに当たり前に走っていて、晩年の走行風景はあまりに熱心に撮らない内に無くなってしまいました。
今回の企画で改めてネガを見て、もっと撮っておけば良かったと思いました。
さっき蒲田で購入しました。
返信削除113系など営業車と併結してると、ひときわ響く吊り掛けサウンドが国鉄らしくなくて好きでした。。
cedarさん
返信削除ご購入ありがとうございました。
荷電併結している時はいつもその時位のクハに乗りました。
近所のTYUTAYAで購入しました。
返信削除個人的には、上越線の荷物電車と中央東線の普通電車に連結されていた時に撮影した記憶があります。
TOMIXの製品を購入したので、参考にしたいと思います。
taiitis さん
返信削除TSUTAYAにも並んでいるんですね。
お買い上げ、ありがとうございました。。
TOMIXも買われたとは、ちょっと意外・・・。
クモニ83型の本を拝見させていただきました。
返信削除今回クモニ83形が取り上げられたのを機に、クモニ83型の改造時に起きたある「事件」を紹介したいと思います。出典は「電車」1978年6月号で、「我が心の飯田線掲示板」に紹介されたものです。
クモユニ82000,050台、昭和50年に入ってからのクモニ83000台の改造は書類上は大井工場改造ですが、実際には富士重工へ工事が外注されていますが、このうち、モハ72030から改造されたクモユニ82001、モハ72263から改造されたクモユニ82002の種車は当初の予定ではクモハ73197とクモハ73257でした。何故種車が変更されたかというと、改造に当たって使用する機器が厳密に定められていたからで、モーターがMT40、台車がDT13と定められていたのに対し、クモハ73257はモーターがMT30C、クモハ73197は台車がDT15であったため、改造不適格となり、代車が必要になりました。この時に台車として調達されたのがモハ72068とモハ72263でした。昭和49年12月5日に台車のモハ72068、モハ72263がクモヤ90に挟まれて日光線鶴田の富士重工の工場へ回送され、クモハ73197、クモハ73257を返却することになったのですが、クモヤを連結しようとするときに事件が起きました。2両のクモハ73がともに方向が反対になっており、クモヤに連結することができない、という事態が生じたのです。すなわち、電気的に反対になっているため、ジャンパケーブルで電気的に連結することができず、クモヤから制御ができない、という事態になりました。電気的に連結できないと動かすことができないので、クモヤを一旦返却し、後日回送することも考えられたのですが、近場の小山電車区に「長ジャンパケーブル」が所蔵されていることがわかり、急遽小山電車区から長ジャンパケーブルを送ってもらい、連結器の上を長ジャンパケーブルをクロスさせて電気的に連結し、2両のクモハ73型を何とか回送しました。
ここで、何故小山電車区に「長ジャンパケーブル」があったかというと、大井工場の位置が関係しています。大井工場に常駐している事業用車は山手線に方向が合っているため、新宿駅では偶数車が北を向いています。これに対して当時大井工場に入場していた小山電車区、新前橋電車区の車両は偶数車が南を向いており、山手貨物線を走って追い工場へ行くと、大井工場の事業用車とは反対を向くことになります。首都圏の電車区の大井工場への入出場車両は配給列車でやって来た2両のクモルに挟まれて回送されることが多かったのですが、新前橋、小山の両電車区では方向が反対を向いているため、「2両のクモルで挟む」ということができず、クモルの後ろに「長ジャンパケーブル」でつなぐ、という方法を取りました。「我が心の飯田線掲示板」に新前橋電車区の旧型国電の大井工場への入場列車の写真が紹介されており、「電気側」と「空気側」が同じ方を向いて連結されていることがわかります。このような回送列車が必至であったため、小山電車区に「長ジャンパケーブル」が常備されていた、ということになります。
原口さん
返信削除富士重工でのエピソード、「我が心の飯田線掲示板」で拝見した記憶があります。
思わぬところで逆転してジャンパケーブルでつなぐ話、模型的で面白いですね。
他でもそんなエピソードがあったと聞いたことがあります。