2015年10月2日金曜日

東大農場博物館


先日、都内なのに今なお現役?で動くトロッコを見てきました。

クハ38111とクハ2001
15.9.29 西武柳沢

そろそろ先行きが怪しくなってきた旧2000系を見ながら・・・・。

15.9.29 田無

田無駅で下車。
降りたのは赤電が走っていたころ以来ですので、随分と久しぶりです。
駅前は以前の面影は無く、浦島太郎状態でした。


15.9.29 東大農場

徒歩で約10分、目的地に着きました。
これまでの周りの喧騒が嘘のような牧歌的な風景に急変します。

15.9.29 東大農場博物館

しかし、入り口から奥はかなり広く、本当の目的地には更に同じぐらいかかります。
そして、目的地到着です。
農場博物館は『東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構』という長ったらしい名称の施設内の付属施設です。


15.9.29 東大農場博物館

こちらが、目的の場所です。
スチール製の極小ターンテーブル、今でもちゃんと回ります。
そして、画面奥のすだれのあるところがトロッコの『車庫』になっています。
以前からこちらの施設は気になっていたものの、公開日が毎週火曜と金曜日の昼間の4時間半のみということで、なかなか訪問できませんでした。

15.9.29 東大農場博物館

こちらに現存する唯一の『車輛』です。
但し、こちらのトロッコはこちらで活躍したものではなく、青海で使われていたものの寄贈を受けたものだそうです。
火曜と金曜日の公開日のみ、車庫からボランティアスタッフの『運転』で出てきて、このように公開されます。

15.9.29 東大農場博物館

現在は農場博物館となっている奥の建物内に線路は延びていました。
こちらの軌道は軌間610mmで、飼畜場の建物間をつないでおり、飼育の資材を運搬するのが目的で敷設されたものです。



博物館内にあったトロッコの路線図と説明です。
農場博物館は国立大学法人になってから数年後の2007年から公開されています。

15.9.29 東大農場博物館

博物館建物前から見た反対側の様子です。
ヘロヘロ感が堪りませんね。

15.9.29 東大農場博物館


実に長閑な牧歌的な風景ですが、背後には宅地化の波が押し寄せているのでした。


8 件のコメント:

  1. 日本映画「安宅家の人々」(原作 吉屋信子 監督 久松静児 )という作品に、養豚場の場面があり、同じようなトロッコで飼料を運ぶ風景が見れますよ。私はCS放送で見ました。DVDが出てますからごらんになって下さい。映画のモデルになった養豚場は「子安農園立川養豚場」(神奈川県大和市)だそうで、跡地は公園になっています。映画の撮影場所はわかりませんが、ひょっとしたら同じ場所かもしれません。

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  2. 軽便祭前夜祭!
    いやー、いいなあ、トロッコ!
    こんなんあるんだ!

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  3. 軽便行者さん
    この様な施設ではトロッコを使っていたところが割合あったのですね。
    酒屋さんに結構あるのは知っていましたが、より広範囲に走っている分、楽しそうです。

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  4. トロッコ犬殿
    そうです!
    今週末は軽便祭です。
    場所は去年と違いますよ〜。

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  5. ワタクシの家の近くにひなた村という市のリクリエーション施設があり、そこにかつてはひなた村鉄道というトロッコがあった事を思い出しました。
    全線200mながら鉄橋や丘の上に敷設されたので風景に富み、そこの職員自作のカブのエンジンを流用した機関車などもありました。
    今は撤去されて、面影もありません。

    軽便模型祭、ワタクシも行きます。

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  6. 宵闇さん
    リクリエーション施設で鉄橋や起伏のある風景の中を走るとはなかなかですね!
    この種の施設は寿命が短いのが玉にキズですね。
    軽便祭、お待ちしています~。

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  7. 亀レス失礼します。
    行きにくい時間と場所にもかかわらず、しっかり出かけていますね。
    名取編集長のブログ(だったかな?)で知り、いつか見に行きたいと思っていました。
    中でも、丸に井の字のトロッコ用ターンテーブルには萌えました。
    KATOWORKSを走らせたいなあ。

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  8. 三等急電さん
    場所はともかく、見れる時間のハードルの高い場所でなかなか行けずにいました。
    やはり小さなターンテーブルが良いですね。

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