その福島交通の路面電車は花巻電鉄ほどではないにしろ、やはり細身で馬面の電車でした。
また、軌道幅こそ1067mmですが、ナローの電車によく似た要素も多く、実に魅力的な電車でありました。
福島交通のそれら電車はそれなりの数の電車が沿線ほかに保存されましたが、そのうちの沿線保存の3両について、1997年の東北勤務時の里帰り途中で立ち寄って見学しました。
1119 97.9.17 瀬上 |
軌道線のモハ1100形電車には戦後に新製された車両のほか、戦前製の木造車を戦後に半鋼製車体に更新した車両など、様々な履歴を持つ車両が入り混じっているのですが、
こちらのモハ1119号は、大正13年に製造された飯坂電車の木造車を半鋼製化・ボギー化したという車両です。
1119 97.9.17 瀬上 |
1119号は軌道線廃止の翌年である1972年、沿線の瀬上小学校で保存され今に至っています。
1119 97.9.17 瀬上 |
正面中央窓だけが天地方向に大きく、馬面感を助長させています。
1115 97.9.17 霊山 |
こちらは沿線でもちょっと奥に入った伊達市霊山こどもの村に保存されている1115。
1115 97.9.17 霊山 |
1115号は1119号よりも個性の薄い無難なデザインをしています。
1116 97.9.17 保原 |
こちらは保原に保存されている1116。
1116 97.9.17 保原 |
1115号に似ていますが、客用扉などに差異が見いだせます。
1116 97.9.17 保原 |
こちらの電車は他の2両に比べると保存状態が悪いですね。
今はどうなっているのか気になっていたら、修復されたみたいですね。
保原ロータリークラブのサイト➡http://www.hobara-rc.jp/cont3/main.html
こちらの画像はそのサイトから借用しました。
綺麗になった姿を見に行きたいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントはフリーでお受けしています。しかし、個人的なブログですので、リプライ及び不適切と判断したコメントの削除は管理人判断で行ないます。