2015年1月16日金曜日

西武鉄道411系を作る (前)

本日は西武線の模型工作の話に戻ります。
西武鉄道E61の生地完成に伴い、早速に塗装作業に入れば良いのですが、一両だけ塗るのにやれコンプレッサーやらスプレーガンだのを出すのは面倒な気がして来ます。

そこで!
塗装手間を軽減?するために、同じ色を塗れる罪庫を探すと、最も簡単なターゲットを発見!
バーゲン衝動買いの西武線の2両編成のキットが購入後数年間放置の罪庫化しておりました。

作り出したらシルヘッダーも無いので簡単に完成が見えそうなネタなのですが、やっぱり手を付けるのが面倒で、見て見ぬ振りをすると言う悪い癖がここでも出ておりました。
そこで、これを罪庫整理の絶好のチャンスと捉え、なんとか自分の気持ちを後押しして温め中であった西武鉄道411系のキットの組立を始めました。

Uトレセールで買った爆安411系

こちらがそのエンドウの西武411系3次車のキットです。
以前のUトレのバーゲンセールで爆安価格で出ていたものを衝動買いしたものです。
でも、上記の通りその後は箪笥の肥やし状態がはや数年・・・。
衝動買い商品に良くあるパターンですね、コレ。


袋から出しました


近年、キットを作り出すのに自分なりに思い切りが必要になるようになってきましたorz・・・。
このキットなんて、やる気になればあっという間・・・なハズなのですが。

踏ん切りを付けるのはいつも袋から部品を出す時です。
袋の外側から見ているときは『委託出して組むの止めようかな・・・』なんていう疾しい気持ちも交錯したりします。

駄菓子菓子!
出してしまえば後戻りできません。


それでは、実物のお勉強です。

クモハ425、クハ1471、クハ1443、クハ1457
79.6.24 南入曽

411系電車は高性能電車には確実に出遅れ気味だった西武鉄道が漸く701系で高性能電車増備を軌道に乗せてから、その付属編成の必要性から新造した電車です。
ところが、あろうことか付属の2両編成は再び吊り掛け電車に逆戻りしてしまいました。
側面の窓割りこそ701系並ですが、そのお顔は窓の高さが微妙に違うだけで以前の451系のまま。
どうも1C8M方式を2連に使うのをケチったためのようですね。
流石、セイブ!

上の写真は手前から411系3次車、451系、1411形、411系1次車です。
この角度で見ると411系と451系の区別はつきませんね。

クモハ425 79.6.24 南入曽

こちらが上の写真の411系3次車、今回購入していたタイプの車両です。
3次車は同時製作中の801系に合わせて雨樋位置が上がってスマートになりました。
台車も吊り掛け車では最初に新製のFS40に換装を受けています。

クハ1470 79.6.24 南入曽

おなじくこちらは411系のTc車、クハ1451の3次車です。

72.11 小手指

ブレブレで (´Д`;)ヾ ドウモスミマセン・・・。
小学生時代に撮ったオリジナルの姿のクハ1451です。
前照灯はやはりシールドビームよりこれの方が良いです。

クモハ424 78.12.25 小手指

そこで、製作方針は列車無線装備後、シールドビーム化されていない姿としました。
完成イメージはこのあたりの姿の再現です。
ところがです。
FS40が手に入りません!
調べてみると411系の台車換装は1971から1972年頃、サボ受けから方向幕化は記憶では1974年頃、列車無線アンテナ装備は1975年のはず・・・・。
この姿でDT10系を履いていた時代は無い模様です。
でも手に入らないのはどうにもなりません。
ひとまずはDT10を履いて竣工させて、どこかで手に入ったら実物同様換装させることにしました。
そうじゃないと、また罪庫へ逆戻りになっちゃいますから、それよりは前進、前進!

クハ1464 78.12.25 小手指

クハはズバリこれを狙います。
こちらは先程のような心配はございません。


それでは、作ります。

開封したら速攻ドアの半田つけ!

開封したら自分で梯子を外すために速攻でドアを半田付けしちゃいます!
あ~ぁ、ここまで来たら作るしかありません!
笑われてしまうかもしれませんが、最近のChitetsuはこんな感じで自分をコントロールしないと手が動かいないのです・・・カナシイナ。


コレがドツボに・・

エンドウのキットはプレス一体でアングルの半田付けさえ無いので、この電車のようなシンプルな構造の電車はやる気になれば一日で生地完成に持ち込むことは容易・・・・
なハズですが・・・。
この正面窓のロストパーツ半田付けでドツボに・・・・。
それは折角ハンダ付けてもイモ付けなので強度不足で仕上げている間に外れちゃうのです!!!
もう、イライラして来ました!!!


車体、できました

それでも一応、ここまでは一日でほぼ行けました。
写真見ると裾が合っていませんね。
これは写真撮って気づきました。
慌てて修正と言うか誤魔化しました。

パンタ周り配管

引き続いて、パンタ周りの配管工作をしました。
こちらも既に穴ぼこが開いています(位置が微妙だけど)ので簡単。
配管押さえはキットのは気に入らないので、自作しました。

パンタ周り完成

パンタ台も取り付けて、車体はアッという間にほぼ生地完成となりました。



6 件のコメント:

  1. chitetsu様

    初めまして。

    いつも楽しく拝見させて頂いております。

    旧エンドウ製品信者と申します。

    さて記事の中にFS-40が無いとの事…

    我が家に1両分在庫あります。

    もしご入用でしたらお譲りいたします。

    よろしくお願いいたします。

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  2. 451系に始まる、西武の切妻前面はよく「国鉄101系に類似」と呼ばれますが、その割にはずいぶんと違和感を感じる、と思い、よく見たところ、前面窓がツライチであることの他、ヘッドライトの位置が低いことに気づきました。101系、103系低運転台を見慣れている目からは、ヘッドライトの位置が低く、特に2色塗りではちょうど塗り分けラインがヘッドライトの真ん中を通り抜ける位置のため、この「低さ」が強調されています。また、原型ライト時代はライトが少し小さい(100Wのライトか?)ことと、シールドビーム化が国電標準の「ブタ鼻」ではなく、気動車の方で標準の「目玉焼き」で、しかもかなり出っ張って付いていることも気づきました。

    「2連」の作り方ですが、新性能車になってMM'方式が主流になりつつある中で、どう作るかは会社ごとの個性が出ており、McMc'で作るところもあれば、東武8000系のように1M車を作ってMcTcを作る(東武8000系では6両編成用のMTも作っており、「1M1Tの法則」を守る方針が見えます)ところもありますが、西武411系の場合は、701系が当初は「新性能」の部分が台車の部分だけで、制御装置は在来車との共通性が高かったので、「在来方式のMcTcを作る」アプローチになった最大の要素と思われます。

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  3. 旧エンドウ製品信者さん
    はじめまして。
    お話、ありがとうございます。
    信者さんは、譲って頂くお話を頂いた鉄ヲさんのお知り合いの方ですか?
    そうであれば、よろしくお願いします。
    違っていたら、ごめんなさいです~。

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    1. chitetsu様
      おはようございます。
      私、初めての新参者でして…
      もしお力添えが出来ればと思い連絡いたしました。
      使う予定が無いのでもしであればと思いました。

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  4. 原口さん
    101系と451系列のお顔は似て非なるものでしたね。
    基本的には西武顔の方が更に簡素化されていますね。
    この安っぽいと言ってしまえば全て終わってしまいそうなお顔、小さい時から馴染んだえこ贔屓もあって結構好きです。
    前照灯が結構下についているのも可愛い気がします。
    東武8000系は1M方式でしたね。
    東武が1M電車作っているのに国鉄はなかなか1M電車を作らなかったのは何かハードルがあったのでしょうか?

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  5. 旧エンドウ製品信者さん
    ご丁寧にありがとうございます。
    知人からそのまた友人経由で速攻ご提案確保ができてしまいました。
    お気持ちを有り難く頂戴いたします。
    これからも、是非ブログにお付き合いくださいませ〜。

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