2014年8月19日火曜日

さっぽろ市電


先日の北斗星利用の札幌旅行で久しぶりに乗車した札幌市電(こちら⇒札幌近郊旅行)。
以前に見た画像を拾ってみました。

335 89.8.1 電車事業所前


最盛期には札幌市内の東西南北を結ぶ総延長25km余りの路線を有し、先進的な車両を色々と輩出させていた札幌の路面電車でしたが、利用客の減少や地下鉄の建設によりどんどん縮小され、現在の西4丁目 - すすきの間が残るのみとなっています。

211 14.8.4 西4丁目

その現在の不思議な線形の路面電車を今回は初めて全区間乗ることにしました。
現役最古参の1958年製の210形に偶然乗り合わせました。
この電車で全線約45分の乗り潰しのショートトリップに出ました。

211 14.8.4 すすきの

現在のUの字形の様な線形の路線、実は3つの路線の合体したものらしいです。
大半の電車が直通運転を行うので、3つの路線名などがあるなんて思いもしませんでした。
一応、全区間を総称して「一条・山鼻軌道線」または単に「軌道線」と呼ばれるそうです。
因みに路線名は・・・
一条線(西4丁目停留場 - 西15丁目停留場)
山鼻西線(西15丁目停留場 - 中央図書館前停留場)
山鼻線(中央図書館前停留場 - すすきの停留場)
です。


253 89.8.1 西8丁目

最初に札幌市電を見た時の画像です。
まだ、全盛期の塗装を纏った電車が走っていました。

248 89.8.1 電車事業所前

こちらは更新前の248。
苗穂工業という地元製の道産子電車です。

251 89.8.1 電車事業所前

こちらは250形251。
台車が随分と変わった格好をしています。


雪4と雪2 89.8.1 電車事業所

一年の3分の2は出番のない除雪車が甲羅干しされていました。
夏場は特徴の『ササラ』は装着していませんでした。
手前のスバルレオーネ、当時は邪魔としか思えませんでしたが、今見ると懐かしいですね。


雪4 89.8.1 電車事業所

雪4号の反対側です。


 98.1.24 電車事業所

1998年の電車事業所の光景です。
既に全盛期のカラーは無くなり、現在に続く243号のコーポレートカラーに変更が始まっていました。

 332 98.1.24 幌南小学校前

姉妹都市のミュンヘンの市電塗装を施された332。
ミュンヘン塗装は全部で3両ありました。
この330形、TQのペコちゃんをモデルに製造した車両とのことで、軽量車体や小径車輪による低床化などのエッセンスを頂いているようです。

332 98.1.24 幌南小学校前

この330形、制御器は何と都電の8000形廃車発生品を転用されていたようです。
思わぬところで8000形の血が引き継がれていたのですね。

332 98.1.24 電車事業所前

いかにも北国らしい光景にミュンヘン塗装が似合います。

242 98.1.24 電車事業所前

こちらは更新を受けた242。
現在のコーポレートカラー変更前は緑の濃淡塗装でした。


2 件のコメント:

  1. 札幌のふっくら電車、このデザインは
    東急200や丸ノ内線300と同じく、今見ても古さを感じませんね。
    奇をてらってないのが古くならない秘密ですかね~。

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  2. Cedarさん
    当時の車輛デザインには優れたものが多かった気がしますね。
    合理性だけでは無い想いが入っているからでしょうか?

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