2013年3月6日水曜日

電車区訪問 大垣電車区

1977年冬の試験休みには中京の国電見物を計画、そのスタートは大垣夜行で大垣電車区を訪問しました。
大垣の電車区は大垣の駅から一キロぐらい離れており、近鉄の室駅が最寄駅でした。
電車区訪問は近鉄電車試乗を兼ねて室駅からの訪問となりました。


モニ6226 77.12.17 大垣

こちらは大垣夜行到着時にまだ朝靄に包まれた大垣駅で撮った近鉄揖斐線の電車です。
同じ駅構内であったので、簡単に撮れました。

モ5662 77.12.17 室
室駅に到着した揖斐線電車。

ク5301 77.12.17 室
振り向いて撮った戦前の関西急行のスター、5300形がついていました。

さて、大垣電車区訪問です。
こちらの電車区訪問では東海道線ローカルの主役だった湘南電車以外にも見たいものが結構多く、そのなかでも一番はスカイブルーのクモハ40形電車でした。

クモハ40050 77.12.17 大垣
スカイブルーのクモハ40は元を正せば大垣付近の垂井、赤坂の支線ローカル用にクモハ60と共に活躍した電車です。
ローカル運用が無くなった後は仲間は静岡、神領などに散らばってゆきましたが、この電車だけが大垣に留まりました。

クモハ40050 77.12.17 大垣
3位側には小さなスノープラウがついていました。
スカイブルーのクモハ40も珍しいですが、この2次平妻のクモハ40形自体も珍しい存在で青梅線にいたクモハ40039(⇒朝の五日市線 )、横川ローカルのクモハ40044(⇒高崎ー横川ローカル電車 )、青梅鉄道公園に保存されたクモハ40054と合わせて4両しかいないグループでした。
乗務員扉の後ろの小窓が二個なのが特徴です。

クモヤ22118 77.12.17 大垣
牽引車にはクモヤ22がいました。
クモヤ22形は改造工場によって新設乗務員扉周りの造作が異なっていました。

クエ9421 77.12.17 大垣

電車区の外れにはお決まりの救援車がいました。
この車両は宇部鉄道引き継ぎの一形式一両のデハニ350という電車の改造車です。
妻面に両開き扉を設けた救援車は飯田線以外ではこの車両だけでした(神領配置車は片開き)。
褪色して小豆色のようになっていました。

クハ86315 77.12.17 大垣

未だ東海道ローカル電車の主力だった80系湘南電車。
大垣配属車は全金製の300番台が大半を占めており、グレード高めでした。

クハ86329 77.12.17 大垣
庫内で検修中のクハ86。
隣に写っている低運転台のクハ153も懐かしいです。

モハ80312 77.12.17 大垣
同じく検修中のモハ80300番代。
模型好きから見るとリフテイングジャッキも気になります。

クハ159-15 77.12.17 大垣
修学旅行電車も止まっていました。
当時は興味対象外で、順光で綺麗だったのでおまけで撮った程度でしたが、今となっては貴重になってしまいました。
撮っておいて良かったと感じるショットとなりました。

クモニ83815 77.12.17 大垣
クモニ83も多く配置されていました。
後ろを走る本線の113系と一緒に撮りました。


1 件のコメント:

  1. クハ86329の隣に止まっている電車、正しくは湘南色のクハ155です。クハ165と比べると、屋根が低いことで分かります。当時、大垣区には低運転台のクハ153は1両しかありませんでした。

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