2012年12月11日火曜日

旭川電気軌道、もうひとつの保存車

鉄コレ製品化された旭川電気軌道の保存車モハ1001(こちらのレポートはこちらから⇒旭川電気軌道モハ1001 )以外にも、もうひとつの電車が旭川市内に保存されています。

モハ101 98.8.8 東川町郷土館
こちらがもうひとつの保存車、モハ101です。
1949年、日車で3両製造された電車の生き残りです。

モハ101 98.8.8 東川町郷土館
こちらの電車は先のモハ1001の屋外展示とは異なり郷土館の屋内展示になっており、訪問時にはまさか屋内展示とは思わず、もしかしたら解体されてしまったのかと不安になり郷土館の人に聞いて初めて屋内展示と知りました。
特徴だったポールもしっかり残っていました。

モハ101 98.8.8 東川町郷土館
狭い屋内なので電車の全貌を写し取ることはできません。

モハ1001が綺麗に化粧直しされて保存されているのとは対照的に、廃止時の姿・状況のままに保存されていて、正にタイムカプセルの中に入ったような印象を受けました。
現役時代のままの薄汚れた状態がそのままなので、却って生の電車の姿が伝わってくような気がして好感が持てました。

モハ101 98.8.8 東川町郷土館
運転台も廃止当時のままです。
大変に狭い運転台になっています。

モハ101 98.8.8 東川町郷土館
車内の雰囲気です。
こちらも妙にリアル感が伝わってきます。




6 件のコメント:

  1. コチラの保存形態も好感が持てます。
    屋根があるのが何よりです。

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  2. 屋内での保存は理想的ですね。
    写真は撮りにくいですけど。

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  3. この穂zんは知りませんでした。こ私が撮影に行ったときには、この電車がタンク車を牽いて路面を走ってきたのにびっくり仰天しました。
    http://cedarben.blog.so-net.ne.jp/2012-02-02

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  4. Cedarさん
    ブログの記事拝見しました。
    タンク車を電車が牽引して走ること自体が珍しいのでしょうが、これが路面を走るのは確かに考えてみるとアブナイことでもありますね。
    重ね重ね現役時代を見て見たかった電車です。

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  5. 3日連続で「101」ネタでしたね。
    Cedarさんのブログにあるタンク車を電車が牽引する姿は涙ものですね。
    本当に、この目で見たかった。
    モハ101は、同時期に日車で製造された定山渓鉄道の電車を短くしたような感じですね。
    やはり、この車両の注目は台車ですしょうか。
    形式は不明ですが、イコライザー式の日車DXXをウイングばね式に変更したようなタイプで、京王2600系や1760形をはじめ昭和20年代の路面電車に使われていました。
    上記の定山渓鉄道の電車にも採用されていました。

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  6. 元・いきもの部長さん
    本当にタンク車を牽引して路面をゆく電車、見てみたかったです。
    旭川のモハ100と定山渓の電車、基本は同じデザインの変化形でしょうね。
    線の細い独特の台車、印象的なデザインでしたね。

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