2012年4月12日木曜日

総天然色版 可部線の17M国電

可部線の17M国電、友人が私の一年前に訪問していてそれも総天然色で記録してあり、あまり見られない増設運転台側のカットも混ざっていましたので、良い機会ですのであわせて公開したいと思います。

クモハ11405 75.3 横川
まずは唯一のモハ50の生き残り、クモハ11400番台の11405号車。
50系鋼体化改造車の中でも初期車に当たります。
初期改造車は運転台が全室式になっておらず片隅運転台のため、一位側(見えている側)の乗務員扉の次の窓が大きく、座席があるのが特徴です。
良く見ると前サボの左右の扉部分が車体に完全に埋め込まれており、開かずの扉になっています。

クモハ12017 75.3 横川
こちらはクモハ12017の総天然色版です。
特徴は前回の「はじめての関西・山陽遠征 6」でコメントした通りです。

クモハ12021 75.3 横川
こちらはクモハ12021の増設運転台側のカットです。
増設運転台の乗務員扉がウインドウヘッダーの下で止まっているのが特徴で、改造の手間をおさえたものと思われます。このタイプは幡生工場改造車の特徴でもありました。
この電車もよく見ると、左側のテールライトだけが取り付け式のものになっています。
恐らく貫通引き戸が引っ掛かってしまうので埋め込み式にできなかったのでしょう。

クモハ12032 75.3 横川
こちらはクモハ12032の同じく増設運転台側のカットです。この車両の既設運転台側は上記のクモハ11405と同じような顔をしています。
特徴としては、クモハ12021同様乗務員扉の上部がイレギュラーであることです。不思議なのは同じ幡生工場で1957年改造したクモハ12031(→前回の可部線でアップしているのを参照)は増設乗務員扉が標準の高さで改造していたり、既設運転台側を非貫通改造していたりと何故か同仕様になっていないことです。
まあ、そのあたりが楽しいのですが。
数少ないモハ50系からの改造クモハ12です。

クハ16472 75.3 横川
こちらはオーソドックスなクハ16。

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