四半世紀前の話ですので、もう時効かと思いますのでちょっとシュールな思い出話をひとつ。
1998年に名鉄電車美濃町線の末端区間もいよいよ怪しいということで撮影に行きました。
あいにくの雨の中、電車を待っている時に、何と!目の前で電車と乗用車がドカン!とぶつかる現場を見てしまいました。
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98.10.17 関ー下有知 |
ありゃ~という感じで意外と軽い音で乗用車は田んぼに落下。
当然ながら乗用車の確認不足による飛び出しが原因の事故でした。
ぶつかってしまった電車の前に行ってみると、車はフロント部分が斜めにひしゃげてしまっているものの、電車はバンパー付近に車の塗料がちょっとついただけで全然凹んでいません。
これはびっくりしました。
やはり、電車は頑丈にできているのですね!
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美濃 |
でも、それほどしないうちに運行再開。
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美濃ー松森 |
その後も何事も無かったかのように走っていました。
電車って、強いですね。
11 comments:
貴重なシーン、ありがとうございます。関~美濃間が区間運行になっていたころですね。この電車は確かとさでんに移って今なお現役でしたよね。やはりお電車は強し。
あの日ですね。懐かしいです。
翌日にはタッチアップして普通に運用に入ってました。
電車は強いですね。
Cedarさん
タブー系画像なので、これまで温めていましたがもう時効と思って出してみました。
このタイプの電車が土佐に行くとは思いもしなかったですが、元気なのは何より。
路面電車はこういうことは日常的にあるでしょうから、バンパーとかはしっかり作られているのですね。
赤影さん
そう、あの日です!
この事件と宿泊先に向かう川が濁流だったのが印象に残っています。
相手が乗用車だったのが不幸中の幸いで、ダンプカーだったら怪我人も出ているでしょうね。
ご無沙汰しております。元土電運転士です。
590は土佐に来てからも車との接触事故が多かった印象があります。
他の電車にはないコロ軸受けを装備しており走行抵抗が少ない半面、制動距離も伸びてしまうため、
非常制動を使用しても衝突回避が難しい一面があるのです。
相手が大型車の場合は窓が割れたり脱線したりして営業運転不能になるケースもありますが、
普通車の場合は10分程度で運転再開できますね。
また、運転士が前方軌道内に車を発見して直ちに非常制動、非常警笛を使用したケースでは、その後警察の現場検証でも、ほぼ10:0で電車が勝ちました。
そういう意味でも、電車は強いです(笑)
うちの故郷を走ってた静岡鉄道(駿遠線)だと、トラックとの衝突事故が何度かあったらしく、藤枝市の郷土資料の『軽便鉄道』という奴で、気動車と衝突したトラックの前部がぐちゃぐちゃ(鉄道側は不明)という写真が載っていました。
あと、そうそうお目にかかれないのに「DB605の引く列車が『ぶたと衝突して脱線』」というのもありました。(川に機関車が落ちている・・・)
他にネットを調べたところ「昭和32年11月21日の朝日新聞(復旧の説明からたぶん朝刊)」に相川踏切(志太郡大井川町)で下りの貨客混合列車(蒙古の戦車のいずれかが牽引)がトラックと衝突という事故の記事があるそうで、鉄道側はガソリン機関車(番号不明)と貨車2両が脱線、客車(+客)は無事。トラックは大破して運転手と助手が全治2週間~1カ月の怪我だそうです。
・・・それはいいのですが、写真横の説明に「駿遠線相川踏切で衝突した電車とトラック」はないんじゃないかな。
モハメイドペーパーさん
それはそうでしょう。
のどあめさん
コメントありがとうございます。
載っている立場ではわからないことをご教示いただき、ありがとうございます。
コロ軸もそのようなデメリットがあるのですね。
通常の鉄道線とは違う苦労が多いのだろうなと思いながら電車乗っておりました。
レサレサさん
自分も駿遠線の写真で気動車がトラックとぶつかってひっくり返っている画像を見たことがあります。
ナローゲージは当たり所もあるのでしょうが、安定性の面でもちょっと不利そうですね。
豚と衝突して脱線というのはちょっと微笑ましい出来事ではありますね。
中々見れない画像ですねぇ…アタシは何度も見ましたが(汗)
電車の角(ウチではエンドポストと言ってますが…)は、隅柱があるんで、かなり頑丈です。
故に、ここを折る事故は、トラック相手が多く、乗用車だとほぼ廃車になります…相手車が。
電車の非常制動距離は、理論上の概算ですが40km/hで56m、30km/hで31.5mと言われています。急に出てきたら当然止まりません。
運転中、こんな場面に出くわすと、景色が急にスローモーションに変ります(汗)
そして、心の中で『止まってくれ~』と祈る…
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