古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

Wednesday, March 31, 2021

興味の対象外だったはずなのに~近鉄エースカー編

 電車といえば吊り掛け駆動の電車にしか興味が無かった若い頃、新性能電車は興味対象外の移動手段程度の認識で、カメラも基本向けませんでした。ましてや特急電車はなおさら・・・ 

でも時が流れてその興味の対象も変わってきました。当時の新型車が旧型車になったからというわけでもないのでしょうが、興味の範囲が広がったということかと思っています。

90.8.5 東松坂

興味の対象外だったはずの近鉄特急ですが、何故か何回か撮っていました。
駅で待っていたら偶然やって来たエースカー。当時でもちょっと古いタイプだな、という認識があって撮ったと思います。

92.5.7 桑名

こちらは桑名にて。
養老線の電車の合間に撮りました。
この電車がエースカーとわかるようになったのは何と、去年のことでした。

92.5.7 桑名

何故か後追いばかりなのは、きっとたまたま来てからカメラを準備したので、先頭側が撮れていないというお間抜けな話と思います。



そんなエースカーですが、模型を作るまでになってしまいました。

Monday, March 29, 2021

菜の花を求めて、房総へ。

 緊急事態宣言も21日で解除されましたが、まだまだ不安要素はいっぱいですね。

でも、季節は春。桜とは違った魅力があるのは菜の花です。そこで菜の花を求めてちょっと房総半島へと向かいました。


21.3.17 高滝ー里見

菜の花と鉄道というと、いすみ鉄道が有名ですが小湊鉄道も結構なものです。
走っている車輌が昭和な車両のみというのも魅力的です。
最近入線したキハ40形の活躍もちょっと楽しみです。
すでに1両の車番がキハ40 2になったそうですから、もうじき動き出すのでしょう。


高滝駅です。

一面の菜の花。素晴らしい鉄道情景です。別に車輌がいなくても絵になる鉄道線という点では同線はトップクラスではないでしょうか。




上総大久保の築堤です。
朝の陽射しを浴びて上りの始発列車がやって来ました。



有名な石神の菜の花畑もそこそこな感じです。
いやはや、美しいです。



同じ場所ですが、こちらは菜の花少なめのモードで。

飯給ー里見

普段では立ち止まらないような場所でも、菜の花あるだけで全く印象が変わります。
模型にしてみたいような春の風景です。



上総久保駅も美しい。



水鏡とまではいきませんが、昭和な美しい里山風景に癒されます。




Friday, March 26, 2021

お知らせ さかつうギャラリーでの作品展、はじまります。

 以前ご案内したさかつうギャラリーでの拙作の作品展の準備をしてきました。


昨年は開催初日が緊急事態宣言発出日となってしまい、急遽中止にしました。
今回はそのリベンジ開催となります。


展示内容は昨年搬出準備を終えてからの中止だったので、それをそのまま今回展示することとしました。



メインの展示はこちらOn30の『猫町逍遥』です。
敢えて大人目線でちょうど良い高めの展示としました。
屈まずとも、ちょうど目線の位置に地面があるような位置としています。
これは軽便祭での展示の時のIMAGEの方針を継承したものとなります。



それ以外は地鉄電車のモジュールや福島交通、秋葉線、阪堺電車などのシーンを展示しています。


お店の外は桜が満開です。


こんな写真も撮れますよ~。

このような時期ですが、よろしければご覧くださいませ。

Wednesday, March 24, 2021

昔日の箱根登山電車。

 109号車引退にあたり、実車ずばりではありませんがその昔日の写真を載せたいと思います。


こちらは箱根湯本駅で捉えた更新前のチキ8号車です。塗装もピカピカの1950年ごろの画像です。

同車はこの後の車体更新でモハ108号車となって今なお現役です。今回引退のモハ109号車も同じ仲間です。



こちらは1969年頃と記録されている箱根湯本の風景です。現在の大屋根の被った雰囲気とはずいぶん様子が異なります。

左手の車両が109号車です。

80.5.4 入生田

こちらは上の写真から約10年後の109号車。まだ鋼体化前からのオリジナルの台車を履いて、原形を良く保っていました。



引退するモハ109号車と編成を組んでいる次位の車両が最初の画像のカラーリングを復刻したものです。

Sunday, March 21, 2021

今日で引退する箱根登山鉄道のモハ109号車。 

 箱根登山鉄道の旧型電車が今日でまた一両引退します。

21.2.8 強羅

それを前に先月、109号車の最後の雄姿を見に行ってきました。
行ってみると強羅でお休み中。
駅員さんに聞いたら、もうじき動き出すとのことでしたので、近くで待ちます。



光線的には時間との勝負で、日が当たるか当たらないか微妙なタイミングでした。
幸い、冬の斜光を浴びてやって来ました。
運転手さんのマスクが写っているのも時代を表していますね。



ちょっと先回りをして、大平台にて後姿を。



そして、ヤマを上る最後の雄姿を捉えました。


小涌谷駅で更にパチリ。



更に、箱根湯本の温泉街を見ながら下って来た姿で締めました。
もうじき廃車になるなんて思えないぐらい、美しく手入れされいたのは喜ばしいことですね。




Friday, March 19, 2021

185系、お名残り撮影。

最近は車両の引退のたびに良い話を聞けないのがすごく残念です。185系の引退は案の定、TVなどでも取り上げられましたね。余り気持ちの良いものではありませんでした。

21.2.9 函南ー三島

個人的には185系についての想いというのはそれほどではないものの、やはり40年間活躍した国鉄形電車の引退はやはり気になります。騒ぎになる前に機会を見つけて数年間撮ってはいたのですが、やはり引退と聞くともうちょっと撮りたいのが人情。
ついつい出かけてしまった画像からちょっとだけご披露します。

一つ目は富士と185系です。
締めの撮影と思い冬の良く晴れた日に一度は、と思っていた場所に出かけてみました。
後追い写真ですが(自分は正直あまり気にしていないのですが、皆さん嫌いのようで~)、それには意味があります。

21.2.9 大場ー三島二日町


この場所の地図を見ると、伊豆箱根鉄道の超有名撮影地のこの場所とはなんと1Km強しか離れていません。車だとほんの数分でこちらに辿り着けますので、二度美味しい撮影地なのですね。きっと車でなくても速足で行けば間に合うというのも不思議な気がします。

何度も撮った場所ですが、お名残り撮影には最適な場所でしょう。


でも、この場所での本命は185系には申し訳ないのですが、実はこのお電車でした。相変わらずのへそ曲がりChitetsuです。

奇麗な富士との101系のツーショットはこれまで何回か挑戦するも雨だったり、曇ったりでなかなか実現していませんでした。


20.8.23 東京

少し時間を戻します。
最後の乗車は昨年の8月でした。
73本編集スタッフと出版記念で遅れての箱根打ち上げの小旅行で、乗車しました。



別に小田原ならロマンスカーでも良いのですが、ご時勢的に窓を開けてMT54の音を聞いても顰蹙を買わないというのもあり185系を選びました。
窓が開く最後の特急車ですので、電車好き同志でそれを味わおうというのが目的でした。



メンバーが作ってくれた73形マグカップと185系。


小田原でお見送りです。

21.3.11 代々木

そして、最後の撮影は一日一本の新宿からの踊り子です。
実はこれは過去一本も撮ったことがありませんでした。
引退直前に出勤前に以前から撮ってみたいと思っていた場所で待ちます。
こんなとこならだれもいないだろうと思ったら、それなりにご同業の方もちらほら。
幸か不幸か相鉄車が踏切で止まってしまい、狙った画像にはなりませんでした・・
でも、これも良い記録ということにします。



登場時はこれで特急かよ!と思いましたが、どっこい長生き。他の特急車に比べたら、よく働きました。伊豆への旅行でも随分お世話になりました。


ということで、お名残り撮影は世間の騒ぎとは離れた場所で静かに終わりました。

Wednesday, March 17, 2021

赤城駅で見た東武電車。

1991年、今から30年前の赤城駅での東武電車です。

91.4.24 赤城

この日の主目的は今なお現役の上毛のデハ101形運転でしたが、その合間に上毛沿線の駅を見学しました。その中でも面白いのは東武線と接する赤城駅でした。
当時の東武線の旅客列車は3000系の天下でした。


東武線では標準的なデザインの車体を持ちながら、下廻りは各種旧型車からの転用の更新車で、ローカル線区に行くとどこでもこればかり来ました。
奥に写っている日通のスイッチャーも懐かしいです。


先代のりょうもう号。
前面デザインが独特でした。
一部の車両は今も改装して現役だったかと。



赤城駅構内の様子です。
貨物輸送もあって、活気がありました。



さきほど電車の端っこに写っていたスイッチャー。
丸通マークが泣かせます。



東武の各種車両が一堂に会しました。


 あんなにいた電気機関車も過去のものとなってしまいましたね。

Monday, March 15, 2021

お知らせ さかつうでの作品展をリベンジ開催します!

 

お知らせです。

昨年緊急事態宣言発令に伴って中止した私の作品展ですが、一年遅れでリベンジ開催をいたします。



展示内容は昨年計画をしたものをそのまま予定しており、目玉は上記フライヤーに出ておりますOスケールナローの街並み風景を予定しております。

そのほか大小作品を展示予定をしております。

会期は3月27日土曜日から4月11日日曜日までの2週間(木曜はお休み)です。

緊急事態宣言も解除されるとの話ですので、よろしければお越しください。


Saturday, March 13, 2021

蹴上今昔

 蹴上といえばインクラインが有名ですが、気になりながらも実はずっと見ていませんでした。先日GoTo京都で行った折に、初めてその全貌を見てきました。




線路の幅が異常に広いのが普段慣れ親しんでいる鉄道線路とはかなり違和感を感じますが、目的が違うので当たり前ですね。このような冬枯れの景色も個人的には好きです。




その蹴上側に存在するトンネルは、『ねじりまんぼ』と呼ばれており、耐荷重性能を上げるためにねじった形でレンガが組まれていることで有名です。



そして、そのトンネルを抜けると蹴上の交差点。
ここはかつて京津線が走っていた場所で、ここの今を見るのも以前からしたかったことです。
バスが動き出した場所に蹴上の駅がありました。


これがその蹴上の駅です。
80形も冷房装置を搭載する前のすっきりしていた頃です。



少し角度違いますが、現在の写真とほぼ同じ場所です。



道路の反対側に渡って、かつての蹴上駅を見ます。



同じ場所の昔の画像です。
大勢のお客さんがいて、電停に収まり切れない状態です。
地下化した今の人っ気のなさは何なのでしょうか。


東山三条にも行ってみました。
奥の橋が架かっている道路がかつて京津線が走っていた場所です。


同じ場所から撮った京津線です。

街の中に電車がある風景はやはり良いですね。

今は道路も街並みも奇麗になっていますが、どこかよそよそしく感じます。