77.11.23 稲城長沼 |
最初は初期の300~のタイプからです。
クハ79310 77.3.26 中原電車区 |
クハ79310は同じ仲間の多くがHゴム改造を受けた中で、正面部分が最後まで原型を保った唯一の車両です。
クハ79332 77.3.26 中原電車区 |
正面窓や戸袋窓などあらゆるところがHゴム化された姿にモデルチェンジされています。
しかしながら、こちらの79332号車は正面左側の上段窓が何故か木製に交換された異端車です。
クハ79344 77.12.28 川崎 |
こちらが新製時の姿を残したスタイルの車両ですが、運転席窓のHゴムが微妙に小さいですね。
過去に何かあったのかもしれません。
クハ79377 78.1.29 中原電車区 |
次の年の1954年は更にフェイスリフトがかかりました。
試作車2両を挟んでこのバージョンからは正面窓が傾斜し、ウインドウシル・ヘッダーが無くなりました。
このバージョンまでは偶数車ばかりの増備であったのが、本バージョンからは奇数・偶数それぞれが新製されたため、奇数車の車番が301~となったので、これまでのスタイルの偶数番号車と番号的には交互になることとなり、ややこしいことになってきました。
クハ79411 77.8.2 川崎 |
こちらからは前照灯が埋め込まれました。
だんだん現代の国電の姿に近づいてきているのがわかります。
クハ79427 78.1.29 中原電車区 |
クハ79465 77.8.2 中原電車区 |
正に異端車ですね。
このような台車振替車はこの車両以外にも複数見られました。
クハ79437 78.7.21 川崎 |
4 comments:
地元の中央線では1952年製以外のタイプが見られました。Hゴムの2段窓はなぜか付属編成に入っていました。南武線でもそうだけど、ベコベコ車体のサハ78が編成美をブチ壊していますね。
モハメイドペーパーさん
サハ78形は同じ63改造車でも他形式に比べてベコベコ率が高く感じました。
アコモ改造車でさえその傾向があったのは、なぜなのか未だに不思議です。
1956年製から前照灯を運転台埋め込み式に変更したので、屋根に登る手間が無くなり点検が楽になったそうですが、これはコロンブスの卵?ですね(笑)。1957年製全金車はなかなかスマートな車体ですが、後続の101系量産車は大量生産向きの平凡なスタイルに戻ってしまったのは残念です。
廃車まで残り数年の駆け込み改造でしたが、三段窓を二段窓に改造するだけでも、ずいぶん軽快で近代的に見えますね。
midorinoneko さん
73系のアコモ改造は随分手をかけていた感じですね。
その割には改造後の命は短かったです。
今考えると当時の電車よりも103系などの方がよっぽど長生きしたことになりますね。
Post a Comment