Sunday, July 12, 2020

気になる架線柱をもとめて

近年、関東エリアではJR、私鉄ともども無粋な丸太棒が沿線に繁殖しつつあります。
これは確かにメンテナンスフリーかもしれませんが、どう考えても美的センスが全く感じられず、都市景観をさらに壊している気がしてなりません(意見は個人的な感想です)。

07.6.1 大森ー大井町

様々な架線柱の中で、気になる存在の架線柱が並んでいたのが東海道線の大井町付近から蒲田付近でした。
特に大森から大井町間には電化当時のものと思われる架線柱を含めて何種類かの架線柱があり、いつかは見に行こうと思いながら、行けずじまいでしたが、2007年のよりにもよって雨の日に行きました。


07.6.1 大森ー大井町


この架線柱とか、実によいです。
調べていないので無責任見解ですが、きっと電化時からのものではないでしょうか。
このタイプの架線柱はカーブ部分の数スパンしか既に残っていませんでした。

07.6.1 大森ー大井町


このがっしり感たっぷりの架線柱はそれよりは新しそうですが、いかにも大動脈の架線柱という風格を感じさせます。
コンパウンドカテナリーの架線と相まって美しい架線景観(?)と思います。


80.12.16 大森ー大井町


さすがに線路規格も架線規格も立派で、古い電車が走るのには違和感さえ感じさせます。



07.6.1 大森ー大井町


雨でも出かけたのはこの列車が目的でした。
大森寄りの架線柱は割と普通のタイプでした。


07.6.1 大森ー大井町


例の古い架線柱がカーブに差し掛かるところから建っています。

4 comments:

  1. おー、こりゃ架線柱フェチとしては黙ってられない記事ですね。
    お写真の三角錐形は今では消滅しちゃいましたね。
    電化当時はビームがアングル1本だったようで、その形は保土ヶ谷近くに近年まで残ってました。
    丸太ん棒になって、コンパウンドカテナリーが消えてしまうのはガッカリです。

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  2. Cedarさん
    架線柱は見だすと興味が尽きませんね。
    東海道線は木製の架線柱も結構残っていたし、電化が早い分色々な構造物が残っていましたね。
    コンパウンドカテナリーも見ていて美しいのに、無くなるのは残念です。

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  3. 街の美観も配慮した新しい架線柱が登場というふれこみだったので、どのような形になるのかと期待していましたが、実物を見たら頭の中に?マークが幾つも並びました。柱がもう少し細ければまた印象が違うのかもしれないですが。井の頭公園駅は公園の美観を損ねないようにという理由なのか、新型の架線柱をこげ茶色に塗装して目立たなくしていましたが、ずいぶんすっきりとした印象で他の鉄道会社も真似をして欲しいですね。

    大森ー大井町間は、背景に木々の緑を入れながら東海道線を手軽に撮影できる有り難い場所ですね。現在は撮影者を全く見かけないのがちょっと不思議です(笑)。

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  4. midorinoneko さん
    街の美観に配慮した・・・
    とてもそう思えませんね。
    未塗装でビカビカしているし、おっしゃるように塗装すればまだよいのでしょうが、メンテナンスフリーの観点からああなってしまうのでしょうね。
    ちょっと残念な造形です。

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